2025年2Q(2025年1-3月) の決算発表を行いました。

本日、2025年2Q(2025年1月~2025年3月)の
決算発表を行いました。
2025年2Qの流通総額は、
20四半期連続成長
前四半期比125%の約30億円
年間換算で120億円ベースに到達

短期的には、ディスカウント施策や販促投資により
流通粗利率が下がる局面もありますが、
昨年同様、投資回収は4Q以降に進行する見込みです。

■ 成長の原動力は「流通総額」
5年前のPIVOT以降、流通総額の連続成長を実現する一方で、
他事業やサブスクの影響により、
全社業績への影響が見えにくい時期が続いていました。
2023年4月(3Q)、X(旧Twitter)のAPI有償化により、
デジタルギフト発行スタンドの一部機能が使えなくなり、
積み上げてきたサブスク(図中:薄いピンク)の大半が解約されました。
この出来事を転機と捉え、流通総額の拡大に集中。
その結果、
「流通の拡大=全社の利益率・利益額の成長」
という方程式が成立しはじめています。

■ 上場維持基準と、その先にある目標
当社は2014年9月に上場したため、
2026年9月までに
時価総額40億円を超える必要があります。
さらに2030年以降、東証グロースの上場維持基準は
時価総額100億円に引き上げられる予定です。
私たちは、時価総額40億円の達成はもちろん、
最短での100億円突破を本気で目指しています。
同時に、投資家の皆様に安心していただくために、
地方取引所とのダブル上場準備や、
株主優待のさらなる強化にも取り組んでいます。

■ 月間流通35億円という中間目標
今回、2027年9月期流通総額1,000億円を実現する目標に対して、
中間目標として、月間流通35億円(=年間420億円)を正式に開示しました。
この水準は、営業利益10億円の構造に直結します。
目標時期は2026年9月ですが、
前倒しでの実現を目指し、すでに動き始めています。

■ 月間流通35億円実現に向けた3つの柱
月間流通35億円の達成に向け、
現在のデジタルギフト・株主優待の持続的成長に加えて、
以下の2点を加えた3本柱が重要です。
-
デジタルギフトの持続的成長(株主優待を中心に)
現在30社以上から導入意思・開示済。
交渉中の企業を含め、スタンダード化が目前に。
-
資金移動業の取得
初期は粗利率が低くなる見込みですが、
中長期的には5%水準への回復を見込んでいます。
-
補助金ファクタリングの再開
新年度予算に伴い、
社会的ニーズが再び高まる中での再開準備中。


■ デジマ事業の売却と構造の純化
3月末、デジマ事業を1.4億円+アーンアウト0.2億円で売却し、
約1,700万円の減損を計上しました。
この決断は、将来の減損を最小限に抑え、キャッシュを確保し、
全リソースを成長領域に集中するためのものです。
結果、上半期営業利益は減損を吸収した上で黒字で着地しています。

■ 税引後利益の赤字拡大について
一方で、前四半期に続き、
フィンテック子会社の利益増加に伴う法人税の増加、
および借入資金に対する支払利息の増加により、
税引後利益は赤字幅が拡大する結果となりました。
今後は、本社の繰越欠損を適切に活用しつつ、
この状況の早期解消に向けた
税務最適化の検討を進めてまいります。

■ 財務基盤と資金力
四半期末時点での現預金は約11.7億円(前Q比199%)に増加。
当面の成長資金は十分に確保されています。
■ 質問とご回答
株主・投資家の皆様との対話を大切にしています。
このブログやXでの情報発信に加え、
決算に関するご質問を以下より受け付けます。
私自身がすべて拝見し、
6月3日(火)15:30を目途に回答をお届けします。
ご質問はこちら:https://digital-plus.co.jp/contact/
〆切:5月23日(金)19:00まで
■ 最後に
数字が先行しない限り、言葉は空虚になります。
だからこそ私たちは、
まず「結果で信頼される会社」になります。
次のステップは、
月間流通総額35億円=営業利益10億円の実現。
一歩ずつ、しかし早歩きで。
引き続き、温かくも厳しいご期待をいただけたら幸いです。
■決算説明資料
https://contents.xj-storage.jp/xcontents/AS08876/c1a35c42/6be4/456c/9185/f209ae2e2ca2/140120250515554581.pdf