先日の決算発表後、
多くの反応やお問い合わせをいただいております。
今回の開示では、
2028年流通総額1,000億円に向けた
事業計画を整理する中で、
流通総額・流通粗利率について、
一定のレンジを持った形でお示ししました。
その結果、
短期利益や流通粗利率低下に対するご懸念を、
想定以上に強める形になったと受け止めています。
一方で、私たちが最も重要視しているのは、
2028年に向けた営業利益の最大化です。
開示資料にも記載しておりますが、
2028年流通総額1,000億円とともに、
営業利益20〜25億円を
重要ターゲットとして進めています。
■利益を減らしているのではなく
市場を取りに行っている段階
現在、当社には
非常に多くの事業機会と追い風が来ています。
だからこそ今は、
一時的な流通粗利率低下を許容してでも、
流通総額拡大を優先しています。
しかしこれは、
利益を軽視しているということではありません。
むしろ逆です。
2028年以降の利益最大化に向けて、
市場シェアとポジションを取りに行っている段階です。
■流通総額1,000億円時代は
粗利率1%の意味が変わる
流通総額1,000億円規模になると、
粗利率1%改善のインパクトは、
そのまま10億円規模の利益改善になります。
つまり今後、重要になるのは、
・流通総額拡大
・トランザクション拡大
・付加価値による手数料収益
・顧客満足度向上によるストック化とアッブセル
・未利用残高・失効益に伴う収益機会
・受取先拡大とディスカウント仕入れ
・AI活用による運用効率化
これらを通じて、
規模拡大とともに利益構造を改善していくことです。
そのため、短期の流通粗利率だけを切り取ると、
本質が見えづらくなります。
■今回の減損について
今回の減損についても、繰り返しになりますが、
私自身は非常に前向きに捉えています。
ようやく、6年半前のPIVOT以降、
フィンテック単一セグメントとして、
新たなスタートを切れる状態になったからです。
また、今回の減損対象については、
元々1円で取得した案件であり、
キャッシュフローへの影響は限定的です。
さらに今回の減損については、
3Qないし通期で戻ってくる見込みです。
このあたりは専門的な会計知識も必要となるため、
できる限り丁寧にご説明してまいりますが、
それ以上に、
早期に結果でお示ししたいと考えています。
■2028年に向け、
今は極めて重要な局面です
現在、2028年流通総額1,000億円に向けた
事業計画の最終的な詰めを進めている最中です。
6月下旬には、給付金を含めた
新たなリリースとともに、
より具体的な方向性をお伝えする予定です。
また、それ以前にも、
皆さまからいただいているご懸念やご質問について、
できる限りお答えしていきたいと考えています。
以下は、2028年流通総額1,000億円に向けた
事業計画を詰める中で、
決算開示以前となる4月より
幹部陣に伝えている掟です。
私たちの考え方として、
ご参考にしていただければと思います。
■永続的成長の掟
現在の好調に甘んじることなく、
永続的な成長を実現するために、
私たちが死守すべき4つの掟を定めます。
1. 収益性の飽くなき追求
「利益こそが事業の通信簿である」
• 粗利の質を問う
投資フェーズを除き、恒常的な粗利率の低下は認めない。
付加価値の低い領域に固執せず、
常に高付加価値領域へのシフトを検討せよ。
• 一人当たりの生産性
人員増加は「成長への投資」である。
単に業務を「こなす」だけの要員を増やすな。
少数精鋭の利益創出集団であり続けること。
2. 確実性に基づく投資判断
「思考停止した投資は、事業を蝕む毒となる」
• 因果関係の明確化
なんとなくの認知を狙う広告に逃げるな。
成果(売上・利益)に直結する勝率の高い投資を優先せよ。
• 不作為の罪
投資しないという思考停止も、
無謀な投資と同じく悪である。
常にROI(投資対効果)を突き詰めよ。
3. 顧客価値としての流通総額(GMV)
「安売りで稼いだ数字に価値はない」
• 高付加価値・高マージン
安売り(価格競争)ではなく、
独自の価値提供と営業力で勝負せよ。
競合が少なく、高いマージンが確保できる領域を狙い撃つ。
• 成長の連続性
流通総額の拡大は、顧客からの信頼の総和である。
投資を前提としつつも、営業利益を流通成長に連動させ、
健全なトップライン拡大を実現せよ。
4. 徹底した危機感と筋肉質の維持
「好調な今こそ、転落の始まりと心得よ」
• ハングリー精神の回帰
Pivot直後の、あのヒリつくような緊張感を忘れるな。
油断は一瞬で組織を腐敗させる。
• 贅肉を削ぎ落とす
組織が大きくなると、不必要なコストや妥協(=脂)がつく。
常に筋肉質(=高効率・高機動)な状態を保ち、
変化に強い組織であれ。
