その後もA子とのラインは何一つ変わることなく続いていました。
私は何度も何度も不愉快だと訴えているのに、同じことの繰り返しでした。
そんな中、大学進学で家を出ていた長男が帰省してきました。
私は久々に色々なストレスから解放されてウキウキしていました。
家を出てまた少し大人になった長男は、私と2人になった時に前置きなしに聞いてきました。
「お母さん、大丈夫!?」
「……もしかして娘ちゃんから何か聞いた?」
「いや…。でもお母さんまた痩せてない?」
「息子君…。お父さん、また女の人とラインしてる」
「はぁぁ??マジで???」
この時は子供みたいに驚いていて私は笑ってしまいました。
「あなたと3人でゲームしたこともあるみたいよ」
「え?待って!あれ女の人だったの?俺らと全然レベル違うからおかしいと思ったわ!」
私はA子との経緯を説明しました。
「マジか…」息子は絶句していました。
何を言っても分かってくれないと言うと息子は、
「お母さんが同じことしないと分からないのかもね」と言いました。
「男の人とラインするって事?そんな相手いないし、したいとも思わないよ」
「だよね…前みたいに相手の旦那さんに訴えるのは?」
私は相手が妊婦さんであることを理由にこの提案を拒否しました。
本当は直接話をつける勇気がなかったんだと思います。
長男はその後も解決策を考えてくれて、
「じゃあお母さんもゲームやってみたら?」と言ってくれました。
旦那に言われた時は「なんで私が?」と思ったのに、息子に言われると「一回やってみようかな」と素直に思えました。