「じゃあさ、俺はこの先一生誰ともライン交換したりゲームしたらダメって事⁉」
これを聞いて、私は感情的にならないように優しく言いました。
「違うよ。私は節度が守れるなら〇山さんとも続けていいって言ったじゃん」
「あなたの楽しみを取り上げたくないって思ってるよ」
「でも、何回注意しても私が不愉快に感じるくらいあんたらはずーーっとラインしてゲームしてるの」
「別に…ほんとにただのゲーム仲間ってだけの関係なのに⁉」
「例えばさ、ライン交換したのが男の人だったらこんなに頻繁に日常会話してると思う?」
「……。」
「〇山さんはさ、言ったら悪いけどすっごく暇なんだと思う」
「その相手をしてあげるのはあんたじゃないでしょ?」
「私は、〇山の相手するくらいなら自分の娘の事もっと気にかけてあげて欲しいと思う」
「受験生なんだよ⁉親がケンカしてるところ見せたくないよ」
「娘の事気にかけるって具体的にどうしたらいいの?」
え?そっちにいく?そしてそんな事聞くの?と困惑しました。
長男は全部自分で決めて行動するタイプで、受験生という雰囲気がありませんでした。
逆に、娘はザ・受験生という感じで、日に日にピリピリした空気を出すようになっていました。
どうすればいいか私にもわからないから、一緒に考えて欲しいと思っていたのですが、
「結局頑張るのは本人なんだから、親にできる事なんてないじゃん。俺は自分が受験生の時に親になんかしてもらった記憶ないよ」
話し合いはおかしな方向へいき、なんの決着も付かないまま娘の帰宅で中断されました。
この話し合いの後も、旦那とA子のラインは何一つ変わることなく続いていました。