「ねぇ、今ケンカしてた?声、外まで聞こえたよ」
娘には心配かけたくなかったのに…
「うそ!!何言ってたかも聞こえた??」
私は焦って聞きました。
「いや、なんかワーッて言ってるな、くらい」
「ママの声がでかいからじゃん!」
「お父さんが野球見てる時も外まで声聞こえてるからね!」
その場はなんとか笑いでおさめる事ができました。
もっと気を付けないと。
そう思っていても、2人のやり取りを見ているとイライラは増していくばかりでした。
それでも、当時の私は妊婦さんに訴えるという選択肢を除外していました。
旦那の方からやめてもらうのが一番いいと考えていました。
私は娘が完全にいない時間を狙って、思っている事をそのまま伝えました。
「今も〇山さんと妊娠の経過とか家の話ずっとしてるよね⁉」
「客観的に見て、ラインの頻度も内容もただの日常会話で済んでないよ」
「〇山さんが送って来るラインって全部、自分の旦那に言えよ!って内容だし、私はどう考えてもおかしいと思う」
「……」
「俺にどうして欲しいのかって聞いてたよね?」
「私は、もう同じことでケンカしたくない」
「何度言ってもあんたらは同じことを繰り返してるから、もう全部やめて欲しい」
全部伝えてもスッキリ感はありませんでした。
結局旦那の楽しみを取り上げるしか解決法が浮かびませんでした。
ただただこれを聞いて旦那がどう出るかだけが心配でした。
「じゃあさ、俺はこの先一生誰ともライン交換したりゲームしたらダメって事⁉」