魔王のお見合い! 登場人物&あらすじ&目次!
魔王のお見合い! 登場人物
魔王・エル=M=デビル ・・・主人公。すぐ緊張するタイプ。本番に弱い。
ヤン ・・・魔王の腹心。イケメン。
佐藤ヒメコ ・・・第二話で、ヤンの彼女に。美人OL。
クララ=S=デビル ・・・魔王の腹違いの妹。清楚系女子高生。
ミク=ブラッディ ・・・魔王の婚約者。美人だが、強引。吸血鬼。
ジル=ヴァレンシュタインⅣ世 ・・・ミクに憧れる魔界貴族。
ーあらすじ!ー
人間の嫁を迎えたくなった魔王は、人間界の一部・日本を占領。
日本の慣習・『お見合い』に則って、嫁探しをすることに。
ー目次!ー
第一話 第二話 第三話 第四話 第五話 第六話 第七話 第八話
第九話 第十話 第十一話 第十二話 第十三話 第十四話 第十五話
第十六話 第十七話 第十八話 第十九話 第二十話 第二十一話
あらすじ(第一話~第二十一話)
第二十二話 第二十三話 第二十四話 第二十五話 第二十六話
第二十七話 第二十八話 第二十九話 第三十話 第三十一話
第三十二話 第三十三話 第三十四話
あらすじ(第二十二話~第三十四話)
第三十五話 第三十六話 第三十七話 第三十八話 第三十九話
第四十話 第四十一話 第四十二話 第四十三話 第四十四話
第四十五話 第四十六話
あらすじ(第三十五話~第四十六話)
第四十七話 第四十八話 第四十九話 第五十話 第五十一話
第五十二話 第五十三話 第五十四話 第五十五話 第五十六話
第五十七話 第五十八話
あらすじ(第四十七話~第五十八話)
第五十九話 第六十話 第六十一話 第六十二話 第六十三話
第六十四話 第六十五話 第六十六話 第六十七話 第六十八話
第六十九話
用語解説
名前の由来(1)
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魔王・エル=M=デビル ・・・主人公。すぐ緊張するタイプ。本番に弱い。
ヤン ・・・魔王の腹心。イケメン。
佐藤ヒメコ ・・・第二話で、ヤンの彼女に。美人OL。
クララ=S=デビル ・・・魔王の腹違いの妹。清楚系女子高生。
ミク=ブラッディ ・・・魔王の婚約者。美人だが、強引。吸血鬼。
ジル=ヴァレンシュタインⅣ世 ・・・ミクに憧れる魔界貴族。
ーあらすじ!ー
人間の嫁を迎えたくなった魔王は、人間界の一部・日本を占領。
日本の慣習・『お見合い』に則って、嫁探しをすることに。
ー目次!ー
第一話 第二話 第三話 第四話 第五話 第六話 第七話 第八話
第九話 第十話 第十一話 第十二話 第十三話 第十四話 第十五話
第十六話 第十七話 第十八話 第十九話 第二十話 第二十一話
あらすじ(第一話~第二十一話)
第二十二話 第二十三話 第二十四話 第二十五話 第二十六話
第二十七話 第二十八話 第二十九話 第三十話 第三十一話
第三十二話 第三十三話 第三十四話
あらすじ(第二十二話~第三十四話)
第三十五話 第三十六話 第三十七話 第三十八話 第三十九話
第四十話 第四十一話 第四十二話 第四十三話 第四十四話
第四十五話 第四十六話
あらすじ(第三十五話~第四十六話)
第四十七話 第四十八話 第四十九話 第五十話 第五十一話
第五十二話 第五十三話 第五十四話 第五十五話 第五十六話
第五十七話 第五十八話
あらすじ(第四十七話~第五十八話)
第五十九話 第六十話 第六十一話 第六十二話 第六十三話
第六十四話 第六十五話 第六十六話 第六十七話 第六十八話
第六十九話
用語解説
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魔王のお見合い! 用語解説!
用語解説!
魔界・・・人間界と対をなす世界。魔界に住むものを魔族という。
魔王・・・魔界を統治する王。基本的には世襲制。
人間界・・・魔界と比べ、科学技術が発展している。人間界に住むのは、人間。
魔王府・・・東京新宿に建てられた、人間界監察のための魔界の機関。魔王府内には宿泊施設もあり、魔王やヤンはそこで暮らしている。魔王府で働けるのは、魔界のエリートのみ。政務は従来の日本の機関が担当しており、魔王府は一種、魔王の権力の象徴的な存在でもある。
魔界統一戦争・・・先代魔王の代から続いていた戦争。現在の魔王がこれを鎮圧した。地方で力を蓄えていた王族の分家による反乱が原因。詳しいことは、後の本編で。
魔王室・・・魔王府の一室。普段、魔王はここにいる。お見合い会場にもなる。
吸血鬼・・・魔族の一種。男性吸血鬼は女性の、女性吸血鬼は男性の血が好物。血を吸わなくても死ぬことはないが、禁断症状が起こる。
炎魔・・・体の至る所から炎を発することができる魔族。魔界統一戦争のときに、そのほとんどが命を失った。
クリムゾン家・・・炎魔の頭首一家。世襲制で頭首は決まる。今では、ヤンしか残っていない。
先代魔王・・・現在の魔王の父にあたる。武断的な政治で魔界全体を圧迫していたらしいのだが、その真意は不明。
お茶の湯大学附属高校・・・女子校。偏差値は高く、比較的裕福な生徒が多い、いわゆる『お嬢様学校』。
唾飛ばし・・・魔界で流行のスポーツ。魔王が101.2メートルという魔界記録を持っている。魔界オリンピックの伝統的種目でもあり、競技人口は700万人を超える。
崖っぷちのポニョリータ・・・『ジフリ』制作のアニメ映画。対象年齢は20~30歳と、やや高め。金銭トラブルで、危機に立たされたポニョリータが魚になって俗世間を逃れるという悲しい話。世界進出が期待されるが、一部では批判の声も。ポニョリータの声が気持ち悪いことに起因する批判が多い。魔王は公開前から楽しみにしていた。意外と映画好きなのである。
魔界格闘大会・・・魔界で行われる、総合格闘技の大会。それぞれの特別な能力を使って闘っても良い。ミクは第21回大会で4位に。『鮮血の美女』と恐れられた。
地区管理制・・・魔界は、全部で60の地区から成り立っている。そのそれぞれで自治運営を行っているため、地区による差異は大きい。現在の魔王により取り入れられた制度。まだ問題点は多く、特に財政管理においては日本の地方自治問題と重なる点も多い。
魔界第三地区・・・60の地区の中のひとつ。魔界最大の総合競技場『魔界第三地区スタジアム』に代表されるように、スポーツに関する施設が多い。『魔界格闘大会』も第三地区で行われる。スポーツが盛んなこともあり、平均寿命は魔界中NO.1の地区。比較的平和。統一戦争時は、中立の立場をとっていた。
天魔の門・・・魔界と人間界を繋ぐ門。巨大な鏡のような形状をしている。魔王府の許可がなければ通行できない。ちなみに、人間界には門は一つだけだが、魔界にはいくつか設置してある。また、そのそれぞれを門番が管理している。門番になるには魔界格闘大会での実績が必要。
喫茶店『イービル』・・・魔界第三地区の有名喫茶店。店主のゴゴ=イービルはアンティークや絵画を集めるのが趣味。ところで、魔王が人間界に進出してから、人間界の情報が魔界に流れるようになってきた。ゴゴはそんな情報の一つ、『メイド喫茶』に興味を示していて、これからの店の方向性を真剣に検討している。
雷神・・・雷を自由に操る魔族。一般に『~神』と呼ばれる種族は格が高い。雷神も炎魔と同じく、先代魔王に反逆の嫌疑をかけられ、魔王軍の侵攻に遭う。奮戦むなしく、その殆どが命を失った。
クルセイダス家・・・雷神の、由緒正しい一族。雷神の中でも重要な役職を任せられることが多かった。好戦的で、アティの祖父・サンダスは統一戦争時に雷神軍将軍として指揮を執った。
焼きたてパン『すがの』・・・菅野さんが経営するパン屋。わざわざ遠くから買いにくる人も多い。守桜やミクをはじめ、美人バイターが多く、それを目当てに来る人も多いとか、それも菅野さんの作戦のうちだとか・・・いろいろな噂がある。
ウルストンクラフト城・・・魔界統一戦争時にアレッポ=ウルストンクラフトによって建てられた。強固な守りを誇り、並の攻撃ではビクともしない。そのため、今も当時の姿のまま現存している。魔界遺産に登録された。
カフェ・クアイエットノイズ・・・直訳すると、“静かな騒音”。よく意味は分からないが、店長いわく『静かな生活の中に、一石を』という意味が込められているらしい。以前テレビで紹介されてから、若者が多く集まるようになった。魔王や守桜のように、待ち合わせ場所に使う者も少なくない。
氷神・・・魔界最強の種族。その名の通り、空気中の水分を凝結させた氷を操る。攻撃にも防御にもなりうるその能力は、どのような場面でも応用性がある。今でも魔界各地に健在している。
シネマ・ビッグ・・・魔王の行きつけ映画館。日本最大級の大きさ。旧作のリバイバル上映などもしており、様々な世代のニーズに応えている。
風鬼・・・風・空気を操る魔族。全体としてその能力を引き出せていない者が多く、魔族としてのランクは低い。魔界統一戦争では魔王軍を援護。
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魔界・・・人間界と対をなす世界。魔界に住むものを魔族という。
魔王・・・魔界を統治する王。基本的には世襲制。
人間界・・・魔界と比べ、科学技術が発展している。人間界に住むのは、人間。
魔王府・・・東京新宿に建てられた、人間界監察のための魔界の機関。魔王府内には宿泊施設もあり、魔王やヤンはそこで暮らしている。魔王府で働けるのは、魔界のエリートのみ。政務は従来の日本の機関が担当しており、魔王府は一種、魔王の権力の象徴的な存在でもある。
魔界統一戦争・・・先代魔王の代から続いていた戦争。現在の魔王がこれを鎮圧した。地方で力を蓄えていた王族の分家による反乱が原因。詳しいことは、後の本編で。
魔王室・・・魔王府の一室。普段、魔王はここにいる。お見合い会場にもなる。
吸血鬼・・・魔族の一種。男性吸血鬼は女性の、女性吸血鬼は男性の血が好物。血を吸わなくても死ぬことはないが、禁断症状が起こる。
炎魔・・・体の至る所から炎を発することができる魔族。魔界統一戦争のときに、そのほとんどが命を失った。
クリムゾン家・・・炎魔の頭首一家。世襲制で頭首は決まる。今では、ヤンしか残っていない。
先代魔王・・・現在の魔王の父にあたる。武断的な政治で魔界全体を圧迫していたらしいのだが、その真意は不明。
お茶の湯大学附属高校・・・女子校。偏差値は高く、比較的裕福な生徒が多い、いわゆる『お嬢様学校』。
唾飛ばし・・・魔界で流行のスポーツ。魔王が101.2メートルという魔界記録を持っている。魔界オリンピックの伝統的種目でもあり、競技人口は700万人を超える。
崖っぷちのポニョリータ・・・『ジフリ』制作のアニメ映画。対象年齢は20~30歳と、やや高め。金銭トラブルで、危機に立たされたポニョリータが魚になって俗世間を逃れるという悲しい話。世界進出が期待されるが、一部では批判の声も。ポニョリータの声が気持ち悪いことに起因する批判が多い。魔王は公開前から楽しみにしていた。意外と映画好きなのである。
魔界格闘大会・・・魔界で行われる、総合格闘技の大会。それぞれの特別な能力を使って闘っても良い。ミクは第21回大会で4位に。『鮮血の美女』と恐れられた。
地区管理制・・・魔界は、全部で60の地区から成り立っている。そのそれぞれで自治運営を行っているため、地区による差異は大きい。現在の魔王により取り入れられた制度。まだ問題点は多く、特に財政管理においては日本の地方自治問題と重なる点も多い。
魔界第三地区・・・60の地区の中のひとつ。魔界最大の総合競技場『魔界第三地区スタジアム』に代表されるように、スポーツに関する施設が多い。『魔界格闘大会』も第三地区で行われる。スポーツが盛んなこともあり、平均寿命は魔界中NO.1の地区。比較的平和。統一戦争時は、中立の立場をとっていた。
天魔の門・・・魔界と人間界を繋ぐ門。巨大な鏡のような形状をしている。魔王府の許可がなければ通行できない。ちなみに、人間界には門は一つだけだが、魔界にはいくつか設置してある。また、そのそれぞれを門番が管理している。門番になるには魔界格闘大会での実績が必要。
喫茶店『イービル』・・・魔界第三地区の有名喫茶店。店主のゴゴ=イービルはアンティークや絵画を集めるのが趣味。ところで、魔王が人間界に進出してから、人間界の情報が魔界に流れるようになってきた。ゴゴはそんな情報の一つ、『メイド喫茶』に興味を示していて、これからの店の方向性を真剣に検討している。
雷神・・・雷を自由に操る魔族。一般に『~神』と呼ばれる種族は格が高い。雷神も炎魔と同じく、先代魔王に反逆の嫌疑をかけられ、魔王軍の侵攻に遭う。奮戦むなしく、その殆どが命を失った。
クルセイダス家・・・雷神の、由緒正しい一族。雷神の中でも重要な役職を任せられることが多かった。好戦的で、アティの祖父・サンダスは統一戦争時に雷神軍将軍として指揮を執った。
焼きたてパン『すがの』・・・菅野さんが経営するパン屋。わざわざ遠くから買いにくる人も多い。守桜やミクをはじめ、美人バイターが多く、それを目当てに来る人も多いとか、それも菅野さんの作戦のうちだとか・・・いろいろな噂がある。
ウルストンクラフト城・・・魔界統一戦争時にアレッポ=ウルストンクラフトによって建てられた。強固な守りを誇り、並の攻撃ではビクともしない。そのため、今も当時の姿のまま現存している。魔界遺産に登録された。
カフェ・クアイエットノイズ・・・直訳すると、“静かな騒音”。よく意味は分からないが、店長いわく『静かな生活の中に、一石を』という意味が込められているらしい。以前テレビで紹介されてから、若者が多く集まるようになった。魔王や守桜のように、待ち合わせ場所に使う者も少なくない。
氷神・・・魔界最強の種族。その名の通り、空気中の水分を凝結させた氷を操る。攻撃にも防御にもなりうるその能力は、どのような場面でも応用性がある。今でも魔界各地に健在している。
シネマ・ビッグ・・・魔王の行きつけ映画館。日本最大級の大きさ。旧作のリバイバル上映などもしており、様々な世代のニーズに応えている。
風鬼・・・風・空気を操る魔族。全体としてその能力を引き出せていない者が多く、魔族としてのランクは低い。魔界統一戦争では魔王軍を援護。
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魔王のお見合い! 第八十五話『一旦、現代!』
・・・時は一旦現代に戻る。
「風鬼討伐・・・」
「・・・」
魔王もヤンも、つい一年前におきた『事件』を思い出し、胸を痛めていた。
「フュー様は・・・」
「仕方なかったんだろう・・・」
「・・・あの、魔王様は・・・」
「・・・彼女を信じている。」
「そう、ですよね・・・」
・・・
「おい!何者だ!」
天魔の門では、ディフが魔界から突然来た来訪者を呼び止めていた。
「ジル=ヴァレンシュタインⅣ世。魔王を打ちのめすためにきた。」
「ジル・・・?あの『唾飛ばし』の!?」
「ふふ。覚えていてくれて光栄だ。」
「今度は一体・・・?」
「『腕相撲』さ。」
「・・・はい?」
「まずは君で腕試しをしてみるか。」