■ ハンドガードを取り付けるためにスクリーンを移設

 管理人が運用中のヤマハマジェスティS「ねこうめ」
 ハンドルを握る掌を寒風から守りたいということで、ハードタイプのハンドガードを取り付けようと作業を開始したのがしばらく前。
 今回は「とりあえず試走ができる状態」にまで組み上げてみる
(参考)
本内容は管理人が行った活動の記録だったりする。
各名称等は管理人が使用しているもので正式なものではないかも。
こんな記録を参考にせず、正しい情報を入手して、正しく活動されたい。
万一、参考にしてしまう場合には自己責任で。

■ 試してみないと分からない事も多々あった

 新しいモノを作るとき、いろいろと頭の中では考えているのだが、作ったものが実際に役に立つのか? そもそも実現できるのか? やっている最中には分からないことが多い。
 それでお実際にやってみれば、何らかの答えは出るだろうということで、とりあえず試走ができる状態にまででっち上げてみたりするのだった。
 
 とりあえずハンドガードを固定する方法として、
 バーエンド側にも固定箇所が必要だろうということで、(既存のバーエンドウエイトを加工するのは気がひけたので)犠牲となる中古バーエンドウエイトを用意した。
 
 別の固定箇所として、
 ミラーの固定箇所を活用することにする。
 メーカーの純正オプション等では上下に固定箇所を設定するようだが、とりあえず上側だけの固定で済ませておく。
 
 適当にいつもの素材(ポリタンクの廃材を切り刻んだもの)を切り出して、ヒートガンで暖めて曲げて、
 
 適当にステーを作ってみた。
 
 こんな取り付け方法を想定。
 
 ハンドガード側の穴とあわせて、とりあえず結束バンド(再利用可能タイプ)で固定する。
 
 バーエンド側の固定箇所は、ドリルで穴を開けてタップを切ってボルトで固定しようかと思ったのだが・・・
 ウェイトが思った以上に硬いので作業を中止。
 
 ナッターでもぶち込んでやれば簡単にボルト類が固定できるだろうと思ったのだが、そもそも六角棒レンチを差し込むための浅い六角穴にナッターでナットを固定するのは難しい。
 
 ちなみに、六角穴に直接タップを立ててやろうと考えたりしたのだが、タップの溝が穴の六角に引っ掛かって簡単には回せないので素直に断念。
 こうなったら溶接でナットを固定してやろうかとも思うのだが、そこまで手の込んだことはしたくない。(面倒なので)
 なお、他機種の純正部品として、純正ウエイトの代替として使用できそうなボルト穴つき部品も存在しているようなのだが、管理人の諸般の事情からすると、これを調達するのは難しい。
 さらに別の方法を考えるのだが、とりあえず別の箇所の作業を続けてしまう。
 
 前回作ったスクリーン基部の下側架台に、「箱」と繋ぐ逆台形板を取り付けて、
 
 前面に開けた穴から工具を挿し込んで、奥のスクリュを回せるようにしておいた。
 が、この穴の位置だと工具がスクリュに対して斜めに挿入されてしまうので、さらに別の位置に穴を開けなおす。
 
 バーエンドにボルト等を固定できるようにする件は、
 とりあえずナットを用意して、
 
 横着して接着剤を使用してナットを固定することにした。
 もともと8ミリメートルの六角棒レンチを挿し込んで、ウエイトを回してハンドルバーからウエイトを脱着すための穴なので、8ミリメートルのナットが素直に収まる。
 
 ナットを接着剤(スーパーX)を使って接着。
 溶接なみの接着強度が得られるとは思っていないが、試走ができれば十分。
 なお、ウエイトを取り外す必要が発生したら、ナットに長めのボルトをねじ込んだり、接着剤にパーツクリーナーを吹き付ければ接着部分が剥がれてナットが外せるだろうと考えている。
 
 という訳で、横着した手段でハンドガードを仮固定した。
 (良い子はもちろん、悪い子も真似しない方が良かろう。)
 
 ハンドガードが仮固定できたところで、これと干渉するのか確認できていない「箱」を取り付けてみる。

 塗装の前に、
 
 洗剤で油分を洗い流して、紙やすりで表面を荒らし、パーツクリーナーで脱脂洗浄した後、
 
 ミッチャクロンと艶消し黒色の缶スプレー塗料で塗装しておいた。
 
 さっそく取り付け。
 
 下部架台とバスケット「箱」を繋ぐ逆台形の板に、YMTスクリーンのステーを取り付けた。
 
 なんとなく形になってきた。
 
 それなりに見慣れてきた気がする。
 
 ステーにスクリーンを取り付ける。
 
 スクリーンがかなり立った角度となるが、それほど強烈な風圧を受けるわけでもないのでこのまま進行しておく。
 
 横から見る。
 以前は違和感があったシート下の隙間も、すでに見慣れてしまった管理人。
 フロントまわりもそのうち見慣れて気にならなくなるはず。
 
 運転時の視界を再現。
 
 ハンドガードとスクリーン・フロントバスケット「箱」の干渉は避けられることが確認できた。
 
 なんとなく馴染んできた。
 
 フロントバスケット「箱」には、当初の計画どおりツーリングマップルRが収容できることも確認した。
 収容力は多くの50cc級スクーターが装備している一般的なフロントバスケットよりも小さいが、マップや小物を入れる分には十分すぎる。
 
 重量があるものを「箱」に入れると、スクリーンや「箱」の振動が激しくなるのは問題だが。
 ・・・もともとフレームのスクリーン類固定用ステーに強度と剛性が無いのと、「箱」や下側架台を経由して力を伝えていることを考えると、この固定方法で実用に堪える剛性を期待するのは無理があるはず。
 仕方なく対策を考える。
 
 
 
 
 
 続いてしまう。