■ 防風性能の向上(ハンドガードを取り付けるためにスクリーンを移設)
管理人が運用中のヤマハマジェスティS「ねこうめ」
「シート下のトランクエクステンション」を導入して乗車姿勢も楽なものとなり、今までよりも使用頻度が上がっていたりする。
そんなマジェスティSを冬季に運用する際の快適さを向上させるべく、ハンドガードを取り付けようとしたのだが、一般的なハンドガードではYMT(台湾ヤマハ)スクリーンと接触してしまい、あれこれ努力はしてみたものの取り付けることができなかった。
そこでYMTスクリーンとハンドル等との間に存在する極小の隙間を通る専用ハンドガードを自作しようとしたのだが、試作はしたものの自分で納得できるものを作ることはできなかった。
そこで、YMTスクリーンとハンドル等との隙間が狭すぎるのなら、隙間を無理やり拡げてしまえ ・・・ ということで、YMTスクリーンの取り付け位置を変更しようと努力してしまうのだった。
本内容は管理人が行った活動の記録だったりする。各名称等は管理人が使用しているもので正式なものではないかも。こんな記録を参考にせず、正しい情報を入手して、正しく活動されたい。万一、参考にしてしまう場合には自己責任で。
■ 作業とか(スクリーン取り付け部にカラー挿入方式)
まずは「YMTスクリーン」の取り付け部分にカラーを挿入して、YMTスクリーンをボディから(少し)離してみる。
YMTスクリーンの取り付け状況(標準状態)
ブレーキレバーとYMTスクリーンとの隙間は極僅か。
YMTスクリーンの取り付け基部。
ボルト2本だけでYMTスクリーンとステーを支えている。
この2箇所に、アルミ製のカラーを挿入してみた。
厚さは約10ミリメートル。
カラーを挿入した結果、スクリーンが車両前方やや上に向けて約10ミリメートル移動した。
YMTスクリーンとハンドル等との隙間は微妙に拡がったのだが、微妙過ぎてハンドガードを通すには不十分。
ついでに、YMTスクリーンの基部にカラーを挟み込む方式だと、スクリーンを前方に移動させるだけでなく、上方にも移動してしまう。
スクリーンが上方に移動すると、スクリーンの左右に張り出した部分がハンドルまわりと干渉する高さになってしまう。
結局、YMTスクリーンの基部にカラーを挟み込む方式では、状況を改善するのは難しいということで、別の手段を考える。
■ 作業とか(スクリーン取り付け部に箱を追加する方式)
スクリーンの基部にカラーを挟み込むだけでは状況が改善しないということで、スクリーンをボディから離すだけではなく、下方に移動させる必要もありそう。
そんな訳で、カラーに代わり箱のような物体をスクリーンとボディの間に挿入して、スクリーンをボディから離し、さらに下方にスライドできるようにしようと考えた。
そこで強度がありそうで、適当なサイズの箱を探してみた。
画像の上にあるのはタイダウンベルトを購入した際のパッケージ。
画像は自動車用オーディオの1DINサイズのポケット。
強度はたぶん十分。
サイズ的には理想よりもちょっと小さいだろうか。
別の箱物。
防水パッキンが入ったロック可能な蓋付きボックス。
XT660Zテネレの工具箱として改造しようと思っていたのだが、現時点では購入したまま放置されている。
今回は理想よりも箱の高さが若干高いということで、さらに別の箱の捜索を継続する。
これは以前に購入してあった100均のプラスチック製のゴミ箱。
(以前、ホンダビート「ねこにまたたび」の専用オーディオ空間を小物入れとして使用していた。)
サイズ的には良さげ。
若干強度が低いようなので、さらに別の箱を探す。
これも100均のゴミ箱だったか。
サイズ的にはこんなサイズで良かろう。
やっぱり強度的には厳しい気がする。
■ 作業とか(スクリーン基部に可変式のステーを追加する方式)
せっかく隙間を作るなら小物を収容できるように箱を取り付けたいのだが、とりあえず都合が良い位置にスクリーンを移動させることが先決だろうということで、適当なステーを組み合わせてスクリーン基部を移動させることにした。
L字型ステーを組み合わせて、ボルトで固定する。
これならスクリーンの角度を可変できる。
(強度的な話はこの際気にしない。)
L字型ステーに、YMTスクリーンの標準ステーを取り付ける。
横から見るとこんな感じ。
YMTスクリーンを取り付けてみた。
スクリーンがボディから離れた。
無駄に大きな隙間はあるが、後に適当なサイズの小物入れを作って挿入すれば良かろう。
斜め上方から見る。
隙間は大きい。
可変式なのでさらに大きな空間を作ることもできる。
スクリーンの移動量も大きいので、さぞかしハンドルやレバーからスクリーンが離れるだろうと思ったのだが、
ハンドルやレバーそのものとスクリーンが直接干渉するようになってしまった。
見た目的にもイマイチなのだが、ハンドルまわりとの干渉がより強くなってしまった。
多少の調整は可能だが、ハンドルまわりとの干渉問題は簡単には解決しない。
スクリーンを立てて、ボディからさらに離すことで干渉問題は回避できるが、見た目的に問題あり。
ただ、スクリーンを立てた状態で、少し下方にスライドさせればなんとかなりそうな手応えは感じる。
続いてしまう。
(参考)