■ キャブレター関連のお手入れ(清掃)
走行距離がとっくに16万キロメートルを越えて、運用され続けている管理人のヤマハ XTZ125「ねこちやづけ」
最近は劣化したガソリンを消費するという、バイク本来の目的から大きく外れた任務を与えられて、無理やり劣化ガソリンを使用していた本車。
その影響で頻繁にキャブレターの清掃等が必要になるという事態が発生しているのだが、それらキャブレターと劣化燃料と清掃・お手入れの概要についてまとめている。
常識的に考えれば、劣化ガソリンを使用してキャブレターの詰りや各部の損傷・不調を引き起こすくらいなら、劣化ガソリンを何らかの方法で廃棄して、新鮮なガソリンを使用した方が結果的に低コストで手間もかからない事に間違いはない。
今回の内容は他に劣化ガソリンを処分する手段が用意できなかったことから、管理人は無理矢理本車のエンジンで消費しているのだが、良い子はもちろん、悪い子も真似してはいけない行動なのは言うまでもない。
本内容は管理人が行った活動の記録だったりする。
各名称等は管理人が使用しているもので正式なものではないかも。
こんな記録を参考にせず、正しい情報を入手して、正しく活動されたい。
万一、参考にしてしまう場合には自己責任で。
■ 無理やり消費してはせっせと清掃
劣化ガソリンの処分に困り、無理やりエンジンで燃焼させて消費するという方法をとることにした管理人。
通常のガソリンと異なり、PH値が酸性化しているなどキャブレター等の金属材料などに悪影響を与えるほか、

ワニスとか異物の発生、ジェットの詰りなど都合が悪いことが多々発生する。
フロートチャンバー内部に緑色の物体が発生したり、

メインジェットを見ると、

緑色の物体にジェットが覆われている。
もちろんジェット(穴)が詰まってしまって、まともに走行できなくなるので、清掃してジェットを開通させる必要がある。

その他、燃料フィルターも早期に詰まりがちになるので、早めに交換が必要になってくる。
各種不満点の改良とか問題点の修理や交換とか【毎月】2025年10月

キャブレターの清掃を行う際に、フロートチャンバー下部にあるドレンスクリューを緩めて、フロートチャンバー内のガソリンを抜き取るのだが、

適当な耐油ホースをドレンに接続してガソリンを重力落下式で抜きとっている。

正規ではない方式で抜き取り作業中。

ガソリンの中に油分と混じらない水分が入っていたりする。
(注入したキャブレタークリーナーの成分だが)
秋の紅葉 柿確認・スマートモニター装着方式変更・小物入の追加とか【毎月】2025年11月
参考まで、スパークプラグの状態を見てみると、

不完全燃焼の影響か、

タール的な物体が付着してしまっている。

これでエンジンが回っているというのが驚かされてしまう状態。

酸化したガソリンに含まれる蟻酸とかで腐食しやすい環境だと思われるのだが、どの程度劣化が促進されるのかは不明。

念のため火花の状態を確認とか。

こんな状態でも試走に出かけて、燃料消費に励んでいる
その他、(劣化ガソリンとは直接関係ないが)過去から問題になっていたキャブレターまわりの劣化について、

開放部分のホースが劣化して開口部ができていたりした。
過去に無理矢理シーリング材で開口部を塞いでいたりするのだが、そろそろ真面目に補修した方が良さそう。

ピストンバルブもコーティングが剥がれて年季を感じさせる。

そしてフロートチャンバーにはワニスが沈殿している。
燃料タンク内に残るワニス類がキャブレターに流れ込むのを抑制するため、燃料コックとキャブレターの間に燃料フィルターを追加で装備しているのだが、細かくなったワニスはフィルターなど通過して、キャブレター内で集まって沈殿してしまうので、しばらく清掃の頻度を上げねばなるまい。

その他、メインジェットなどジェット類も詰まりやすくなるので、

やっぱり清掃しなければならない。
本車の場合、キャブレターを横倒しにして簡単に清掃できるのでまだ良いのだが、これがキャブレターを分解するのに手間がかかる機種だったら、そうそう頻繁に清掃していられないはず。

フロート室内に溜まった汚れ。

外したメインジェット。

いちおうまだ詰まってはいない。

キャブレタークリーナーで清掃である。

汚れまくりジェット。

清掃しておいた。

そして過去には調整方法でいろいろ話題になった、

エアスクリューとか。

ここは特に問題ないか。

フロートやフロートバルブも汚れが溜まる。

汚れたフロート。

フロートバルブも、

スプリング部分が固着しているようなので、

ラジオペンチで凸部を軽く摘まんで回転させ、軽く動くようになった。

クリーナーで洗浄したフロート室内。
ベントの裂けたホースは、

取り外した。

長年の使用で裂けた部分。
もともとのホースの太さよりも、だいぶ太い部品に接続されていた模様。

代替ホースとして、手持ちの耐油性のホースを切り出してみた。

接続した。
これでいちおう機能的には回復したはず。

もともと開放された部分なので特に問題にはならないのだろうが、気分的に安心感は増している。

スパークプラグを再度確認。

念のため、スパークプラグのキャップをプラグコードから外してみる。

外した状態。

プラグコードにねじ込まれたプラグキャップのネジ部分により、内部の導線が傷んでいるようなので、

プラグコードの端を少しだけ切り取って、

新鮮な金属線にプラグキャップをねじ込むようにした。
師走の試走とか 2025年の大晦日【毎月】2025年12月
基本的に始動性が極めて良かった本車なのだが、劣化燃料を使用し続けて、いよいよ始動性が悪くなってしまった。
チョークレバーを作動させても、かえって始動性が悪くなる始末。

油面を確認すると、だいたい規定値あたり。(フロート室の合わせ面から7ミリメートル程度下)
ちなみに、エアスクリューを調整するのに適当なドライバーが無いかということで、(過去には適当なミニドライバーをペンチで曲げたものを利用したりしている。)

適当な部品を3Dプリンターで印刷してビットと組み合わせて作成している。

使用中。
始動性が悪くなったので、ここらでいつもよりは本格的にキャブレターの清掃をしようということで、

他の都合(ラバゲインによるゴムの弾性復活処理)もあって、キャブレターを取り外している。

外したキャブレター。

ピストンバルブを抜いたあと。

フロート室内。
以前よりはまともな様子。

ジェット類。

エアスクリュー。

エアスクリューが入る穴。

ここまでは大きな問題は無さそう。

その他のジェット類とか、

念のため外して清掃しておく。




各通路の開通を確認して、


スロージェットの穴は細すぎてジェットリーマー等は入らないサイズ。
変なものを挿入すると径が変わったり、コーティングが剥がれて調子が悪くなるとか聞くこともあるのだが、柔らかい真鍮系とはいえ金属が削れる量は限られるだろうし、そもそもケミカルで開通できないほど詰まっていたら不調とか言っていられないので、荷札についた細い針金を通して開通を確認。


フロートを外して、

フロートバルブを確認。

フロートのベロ(調整部分)を軽く曲げて油面を上げてみる。

曲げた。

油面を上げたが、始動性は変わらない。(始動困難)

再度フロートを外して、

フロートバルブの再確認。

フロートバルブを確認


清掃中。

バルブの入る筒部分を抜き取り、

汚れていたので清掃。

念のため流路も清掃しておいた。
そして、始動性に関係しそうなところで、

ここの穴、チョーク時にフロート室内の穴からここを通ってエンジンにガソリンを送りこむのだが、どうも詰まっているような。(キャブレタークリーナーを噴き込んでも他から噴出してこない。)
パーツクリーナー等のスプレーでも試してみるのだが、やっぱり開通している様子がない。
スプレー式のケミカルで確認ができないとなれば、仕方なく

エアコンプレッサーを準備して、エアガンで穴にエアを吹き込んでみる。

エアを吹き込んでいるところ。
エアガンの威力でなんとかエアが噴き出してくるようになった。

エアが噴き出してくるのは、画像中央やや上にある「斜め方向」に向いたやや小さい方の穴。

キャブクリーナーとエアーを交互に噴き込み、ようやく開通した模様。
あと、ドレンを緩めるとドレンスクリューまわりからガソリンが滴ってしまうため、

ドレンスクリューの劣化したOリングを、手持ちのOリングに交換しておいた。

耐ガソリン性?

当分の間、キャブレターのドレンを回す必要も減少するはず。
ひとまず短期間でも使えれば良いか。
この後、キャブレターをもどしてエンジン始動を試みる。
チョークを引いて(作動させて=冷間始動時の状態)キックペダルを踏み込むと、これまでのキック連発がうそのように簡単に始動した。
その後も極めて良い始動性を見せているので、チョーク関連の通路開通により快調な始動性が戻ったと考えてよかろう。
管理人にも補充電【毎月】2026年01月
各種不満点の改良とか問題点の修理や交換とか【毎月】2025年10月
秋の紅葉 柿確認・スマートモニター装着方式変更・小物入の追加とか【毎月】2025年11月
師走の試走とか 2025年の大晦日【毎月】2025年12月
管理人にも補充電【毎月】2026年01月