■ 10年目の確認箇所とか その3
導入から10年が経過した管理人のヤマハ マジェスティS「ねこうめ」
基本的に消耗品類は「使えなくなる直前まで使う」という方針に戻づいて運用されており、導入からの10年間と、5万キロメートルを越える走行距離によって各部の消耗も進んでいて、その消耗度合を確認するためにも、まとめて分解整備を行ったりしたのだった。
本内容は管理人が行った活動の記録だったりする。
各名称等は管理人が使用しているもので正式なものではないかも。
こんな記録を参考にせず、正しい情報を入手して、正しく活動されたい。
万一、参考にしてしまう場合には自己責任で。
■ これまでの経緯とか
■ クランクケースカバーの中
ドライブ(ウエイトローラー側)とドリブン(遠心クラッチ側)のプーリーを外した状態。
ボスの中に薄くグリスを塗り、
クランクシャフトに被せておいた。
錆のこれ以上の発生を抑えるのが目的。
あまりグリスを多くしても、ベルトに付着したりしかねないのでほどほどに。
遠心クラッチ側も、
ローラーベアリング部分には、せっかくなのでグリスを塗布。
ウエイトローラーが入る溝にも、薄くグリスを塗布。
ここはグリスを塗る派と塗らない派があるようなのだが、管理人にはどちらか正解なのか判断する材料が乏しいので正解は分からない。
ただ、ある程度の応力がかかった状態でローラーが動いてプーリーを変化させることから、多少なりとも潤滑は必要と判断。
塗布したグリスが他に流出してベルト等に付着することがないよう、極薄くグリスを塗っておくことにした。
うっすらとグリス塗布。
ベアリングにグリスを詰めたクラッチ(シュー)部分を、ドリブン側のシャフトに通し、
脱脂洗浄したクラッチのアウター側を、
クラッチシューの外側に装着。
スペーサーを、
潤滑してから取付。
フランジナットを締め込む準備で取り付け、
ドライブ側のシャフト(クランクシャフト)に、
ウエイトローラーの外周部分にも薄くグリスを塗布。
スライドピースの溝にも薄くグリスを塗布して、ランププレートを被せ、
クランクシャフトに装着。
クラッチ側も。
交換用の新品部品は用意してあるものの、使用限界を確認するべく
もう少し頑張ってもらうつもりのVベルト。
念のため更にプーリーフェイスの脱脂とか。
フランジナットでプーリを取り付け。
この部分、リコールで交換される厚型ナットに交換していないので、そのうちリコール作業の依頼をしなければなるまい。
クラッチ側には特にリコールも出されていない模様。
一旦運転させてベルトの動き等を確認。
クランクケースカバー側の、
ベアリングの状況を確認。
特にゴリゴリ言ったりしていないので、たぶん大丈夫。
シール付きだが、念のためグリスを突っ込んでおいた。
カバーのコッタピンとか確認しておいて、
取付ボルトの確認。
ついでに防錆剤とか塗っておいたりする。
カバーをボルトで取り付け、
アルミ製のカバー取付完了。
プラスチック製のカバーも、
取付完了。
これまたプーリー室内の換気用フィルターエレメントを復旧し、
インテイクとの間を繋ぐエアダクトと、カバーを取り付け。
ここまで来たら、どこまで使えるのか確認したいエアフィルターのエレメントを取り付け。
エアクリーナーケース内、吸気側の室内には、
埃が溜まっていたのでエアガンで拭き飛ばしてから装着。
そんな作業の結果、
復活して走行可能となった管理人のヤマハマジェスティS「ねこうめ」
後継機種がやってくるまで、まだまだ頑張らねばなるまい。