子供が無事に医師となり、私の子育てもようやく終わりました。
今、振り返って一番思うことは、最終的には、社会を強く渡り歩くために精神的なタフさを身に付けさせるということを勉強と合わせて教育することが大切だということです。
家庭によって、最初から境遇に恵まれている家庭、恵まれていない家庭など様々な家庭があると思います。
今日の日本の社会の仕組みを考えれば、勉強していい大学に入って、いい会社に入るというのは間違っていないかも知れません。
しかし、ここから大事になってくるのは、社会に出て困難にぶち当たってもしぶとく強く生きていける精神的な強さです。
人間が精神的に強くなるには、いつもチャレンジ精神を持ち続けるということです。
そして、失敗を恐れず、楽観的且つ慎重な考え方を身に付けることが大切です。
子供の時に、どういう風に精神的タフさを身に付けるか、これは簡単なようで、なかなか難しいものがあります。
多くの親御さんが子供の過ごしやすい環境を作ってやる、精神的負担のない生活が出来るように努力しているかも知れません。
家庭環境によっては、否応なく、生まれつき、或いは、何の前触れもなく試練に立ち向かわなければならない子供もいることでしょう。
しかし、ごく一般的な普通の家庭においては、なかなか精神的な試練をわざと作ったり、無理に経験させようとは思わないと思います。
しかし、このことがあとで裏目に出ることもあります。
やはり、過保護過ぎてもいけませんし、逆に、完全な放任主義も頷けませんし、ある程度厳しく、そして適度に悩ませ、困難に対する免疫、適応力を身に付けることが大切です。
社会に出れば、勉強ができても、勉強とは違う予期せぬ多くのあらゆる種類の試練が待っています。
これを、自分なりにいかに上手く、上手くなくてもなんとか乗り越える精神的タフさや回避力が必要です。
社会に出て出会う試練は、受験競争とは全く違う試練が多くあります。
人間関係の問題、金銭的な問題、異性問題、将来への不安、家族に関する不安、自分自身対する葛藤などありとあらゆる種類の試練が待ってます。
受験競争や試験に対する不安などは子供にとってはとても辛いものかも知れませんが、大人に成長してからの社会的な精神的試練の方が半端なく重いです。
子供の性格にもよると思うし、精神的鍛練は様々な方法があると思いますが、やはり何事にも挫けない心の強さをどうにか身に付けさせたいものです。
自分には乗り越えられないと思うことでも、繰り返しチャレンジしていれば不思議と乗り越えられる事実を体験させ潜在意識に覚えさせる、それを普通の感覚にする。
ためらわず、いつでも一歩踏み出す勇気を持った子供に育てたいものです。
最近の子供は、チャレンジする前にしり込みする子も多いです。
やってみれば、「なんだこんなものだったのか」と思うことが大半です。
繰り返しになりますが、勉学に励み、責任の大きい職業に就くと、そこから一番大切なことは、精神的タフさです。
自信というのは無からは生まれませんが、いつでも「自分ならできる」という気持ちや意識を持つということが大切です。
挫折したことがない子供は、挫折したときに本当にもろいです。
何でもやるべきことは、尻込みすることなくやる。
失敗しても、めげない、諦めない。
できるまでやる。
不屈の精神を持った子供に育てたいものです。
何かしらヒントが入ってるなと思うブログです。
参考にしてください😃