シネレンズとオールドレンズで遊ぶ! -10ページ目

シネレンズとオールドレンズで遊ぶ!

カメラマンヨッピーのブログ。シネレンズやオールドレンズなどのマニュアルフォーカスレンズをミラーレスカメラに装着して遊び、試写を載せていきます。カメラ界でまことしやかに語られているうわさも再考察していきます。

Hawk's Factory Arriflex-LeicaMアダプターはArriflexレンズをミラーレスカメラで使うときの必須アイテムで僕も愛用している。
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外観もさりげなくパッと見、どこで連結されているかわからない。
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Arriflex-LeicaMアダプター+LeicaM-Micro4/3ヘリコイドアダプター



KIPONやその他メーカーからもアダプターが出ているが、ストッパーのバネが外に出ているタイプである。
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こちらのアダプターの困った面が一つある。レンズによってはヘリコイドが干渉してしまう点である。


Hawk's Factoryのアダプターはストッパーリングにアソビを設けてあり、それによって干渉を回避している。


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ロック時 指標がLOCK
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このくらいのアソビがある。

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ロック解除時 指標がUNLOCKを指している。


Hawk'sのアダプターはストッパーにボールを使用している。


本体を締め込んでいくとボールが出てきてレンズ側の溝にはまって固定する。

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レンズの溝


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本体を締め込んで行くとボールが出てくる。
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LOCKの位置でボールが溝にハマる。

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ボールが見てとれる。


とても凝った作りなのである。アソビとボールジョイントの合わせ技でいろいろなレンズに対応している。


しかしこのアダプター困った点が一つある。


ストッパーが誤って作動してしまうことがあることだ。


私も知らないうちにロックが解除されていて、気づかずにレンズを落としてしまったことがある。

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向かって左側にロック解除ピンがある。
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非常に繊細な作りでロック爪がかる場所は1mm程度である。


このロックピンに何かが当たった拍子に外れてしまうのである。


この問題を解決したのが大森のルミエール さんである。


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通常の状態
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ストッパーを追加してもらった状態


本体側面にネジ山を切ってネジで固定する方法である。


2重構造の表側だけに穴を開けてネジ山を切るとなると素人の私にはお手上げである。


このストッパー、とても万能で、アダプターの機能を成約することもなく、場所も非常に扱いやすい場所にあります。なによりレンズ落下の恐怖から解放されます。


気になる方は問合わせてみてください。








DoppelAnastigmatGoerzいわゆるDAGOR 130mm F6.8の試写を撮ってみました。


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やはり110年前のしかも2群6枚構成とは思えない写りです。


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使えば使うほどレンズってこれでいいんじゃないかなぁと思ってしまいます。


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確かにカリッとした芯は弱めですが、プリントしてしまえば全く気になりません。



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むしろこのおおらかでしっかりとした描写が水彩画のようで素敵です。



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逆光時の素直な描写も最新のレンズでは味わえません。



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調子に乗るとガッツリやられます(笑)



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田舎で過ごす時に感じる緩やかな時間の流れと同じ感覚の写りです。



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このレンズを持って散歩に出かける。


なんの気負いもないスナップ。


ゆるやかな時間。


スローレンズでゆったりと一日を過ごす。


そんな贅沢な一日もたまには良い気がします。





ブログを始めたことをブログで発表するのもどうかと思いますが、ブログを始めました。


タイトルは「シネレンズとクラシックレンズで遊びたい!」 です。


紛らわしくてすいません。


このブログとは正反対の超入門者さん向けブログです。


カメラの選び方やカメラの基礎などを書いていきたいと思います。


シネレンズやクラシックレンズで写真を撮りたいけど何から始めたらいいかわからない方のためのブログにする予定です。


だからここで宣伝してもしょうがないかもしれません。みんな知ってることばかりでしょうから。


ただほかに宣伝する場所がないので、ここで紹介してみました。


周りにカメラやりたいなーなんて方いたらぜひ紹介いただけると嬉しいです。


このブログよりこまめに更新するつもりです(笑)


よろしくお願いします。




A.Wトロニエ博士によって設計されたXenonとULTRONこの2本を中心に試写してみたいと思う。
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1920年にガウスタイプレンズの可能性を開いたOPICが現れた。このレンズによりPlanarの発明以後、トリプレットにおされて忘れ去られていたガウスタイプの歴史が再び動き出す。

この可能性に光明を見出したレンズ設計者の一人がA.Wトロニエである。

シュナイダーに在籍していたトロニエは1925年に4郡6枚のOPIC型ガウスタイプレンズを発明した。そのレンズはXenonとしてごく少数発売された。その後第2群の貼合を分割した5群6枚の変形ガウスタイプレンズを発明する。

今回紹介するXenonはこの時代のXenonである。
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Xenon 5cmF2 シリアルから1938年に生産された戦前型であることがわかる。


その後トロニエ博士はVoightlanderに移籍して同社のレンズを数多く設計する。

カラースコパーやスコパロン、カラーヘリアー、アポランター、ディナロンなどフォクトレンダーの伝統的なレンズを踏襲するレンズを設計する一方、全く新しいレンズも設計する。

それがウルトロンとノクトンである。

50mmF2と50mmF1.5いずれもトロニエ博士のライフワークというべきレンズである。

シュナイダー時代のXenonの発展型としてのULTRON、同じくシュナイダー時代のLeitzXenonのリベンジであるNOKTON。50代にさしかかろうとしていたトロニエ博士はレンズ設計者としての集大成として、どうしてもこの2本のレンズを手がけたかったのではないだろうか?
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ULTRON50mmF2 シルバーの美しい鏡胴。ドイツの古き良きクラフトマンシップを体現したレンズである。



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レンズ構成もほぼ同じこの2本はどんな進化を遂げているのか?


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まずはXenon 5cm F2から行きます。
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少しハレっぽさはありますが解像力はかなりのものです。
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意外と発色はこってりです。
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自然でしっかりした描写です。
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開放値はF2で、撮影時の絞りはF2.8ですが、ピント面はとても薄いです。


次にULTRONの写りです。
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ヌケは非常に似ています。
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寄りでは、ハレ感はなくなり発色もメリハリがあります。
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ボケなどはほぼ同じです。
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発色はやはり改善しているようです。


例によって比較してみました。

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改めて見ると差らしい差を見つけることができません。

クセノンからウルトロンにかけて大幅な設計変更がなかったのは、クセノンの設計がかなり完成に近かったからではないかと推測されます。


少し意地悪をしてあえて差が出るようなシチュエーションを作ってみました。


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ULTRONは逆光条件でもコントラストと解像力は落ちません。
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Xenonはコマフレアが処理されてないためハロによるフレアが発生します。
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素晴らしいコントラストです。
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やはりコマフレアのハードルが立ちはだかります。

ガウスタイプのp¥コマフレアの処理が確立するのは戦後の1950年代になります。

ULTRONも完璧とは言えませんが、かなり処理に成功しているようです。

日本においてはULTRONと同年に発売されたキャノン セレナー50mmF1.8がコマフレア退治に成功したレンズとして有名です。


トロニエ博士は技術の限界により結果を出すことができなかったXenonレンズの潜在能力をコーティング技術と新しい設計理論によりULTRONとして生まれ変わらせることに成功したのであろうとおもわれる。




今日はレンズではなく仕事の話です。


先日撮影で千葉の八街にあるスタジオ・ガーデン・プランタン さんにお伺いしました。


庭が中心のスタジオなのですが、この庭がすごい!!


芝生や庭木のコンディションは今までお伺いしたどのスタジオよりも完璧でした。


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             ふかふかの芝生です。


自転車やベンチ、テーブルなどの小物も充実。


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ウッドデッキのある小屋です。中は子ども部屋になってます。

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そしてなんといっても目玉はレンガの壁。


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100年前のアンティークレンガを使って専門の職人さんがヨーロッパのレンガの塀を再現。


この壁の前で撮影すればロンドンで撮影したような写真が撮れます。


小さな家もメルヘンで可愛いです。


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内装も素敵です。


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オーナーさんがカメラマンということもあり考え尽くされたガーデンスタジオです。


天気にも恵まれてとてもいい現場になりました。















次回に続いて今回は花編です。


参加レンズはAngenieux以外は前回と同じです。その代わりDagorが入ります。
Cine-Xenon25mmF1.4
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Prototype Planar 32mmF2

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Cine-Xenon35mmF2

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Cooke Speedpanchro 40mmF2

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Cine-Xenon 50mmF2

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Dagor130mmF6.8

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まずは、Cine-Xenon 25mmF1.4から

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                    中心部拡大
中心解像力とグルボケと四隅のケラレ。シネレンズの美味しいとこ取りなレンズです。

写りは独特で他に変わることがない点は前回の蝉の試写と同じです。


ProtoPlanar32mmF2

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                    中心部拡大

安定感の一言です。四隅まで破綻ない写りと解像力。拡大すればするほどその写りの良さがわかる驚異のレンズです。発色はややビビット。写りは硬め。後ろの玉ボケもシネレンズの良さです。

F2とは思えない深いボケも魅力です。


Cine-Xenon35mmF2
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  中心部拡大

露出の関係もありますが、Planarより若干控えめな発色です。

画角が近いせいもあり描写はかなり似ています。

解像力はPlanarといい勝負でどちらもS級です。Planarと比べるとこのレンズの方がイメージサークルが狭いため四隅では結像がにじみます。

口径食がやや強く玉ボケが楕円をしています。


Cooke Speedpanchro40mmF2

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セミの抜け殻編と同じく、ドイツレンズ陣とは異なる発色をします。

ヌケ感や情緒はさすがの一言です。

映画人に愛された理由がわかります。

解像力も大変なレベルです。



Cine-Xenon50mmF2

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セミの抜け殻編ではやや不調だったこのレンズもこちらでは良さが出ています。

解像力も他のレンズに負けないレベルです。

後ろのボケも柔らかすぎずうるさすぎずで、いい塩梅です。

発色はややブルーですが、いわゆるシュナイダーブルーといったところでしょうか?

やはりシネレンズとしては普通クラスのこのレンズでも実力は一流です。



Dagor 130mmF6.8

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おまけです。

110年前のレンズとは到底思えません。

これはこれで完成した写りです。

中心解像度は緩めですが、階調とコントラストがそれを補っています。

シャッタースピードが遅めだったためややぶれていますが、それすら味に見える懐の深さを持っています。つくづくレンズはスペックではないと思わせてくれる一本です。



まとめてみました。

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パッと見Cine-Xenonの3本はカラーバランスと写りに共通点があるのがわかります。

この辺の統一感が業務用のすごさですね。

レンズを交換してもシーンがつながるためには必要なことだったのでしょう。

写り的には甲乙をつけがたいですがわずかにPanchroが抜きん出ているのがわかります。

全体を通してシネレンズの素晴らしさに改めて驚きました。








最近サボっておりました試写比較を久しぶりにやりました。

参加レンズは

AngenieuxR2 24mm F2.2

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Arriflex-Cine-Xenon25mm F1.4

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Carl Zeiss Prototype Cine Planar 32mm F2

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Arriflex-Cine-Xenon 35mm F2

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Cooke Speedpanchro 40mm F2

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Cine Xenon 50mm F2

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こうやって写真をならべるとかっこいいですね!!



まず、順光、逆光性能からです。

Angenieux R2

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順光は繊細で線の細い写りです。よくAngenieux はフワッとした写りであると言われますが、ガラスのコンディションが良い順光時はペン画のように繊細でカリッと写ります。
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逆光時はAngenieuxらしい感じです。Angenieux の良さはこのハレ感が実際に肉眼で感じるまぶしさと通じるところだと思います。感性に訴えかける写りです。

Cine-Xenon 25mmF1.4

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これぞシネレンズといった感じです。ピント面のシャ―プさといい、周辺のボケ感といい、他のレンズでは真似出来ない写りです。中心の解像度もまずまずで周辺のケラレも魅力的です。

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逆光には少し弱いようです。写りの硬さのせいでAngenieuxより少しうるさいハレになります。


Prototype Planar 32mmF2

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順光、逆光共にパーフェクトな写りです。ドイツらしい骨太な写りです。逆光で破綻しないのが、場合によっては少し情緒にかけますが、使い方だと思います。性能的には、今回エントリー中最強クラスだと思います。


Cine-Xenon 35mmF2

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順光時の解像度はPlanarレベルですが、逆光性能ではやや劣ります。超高解像度が売りのこのレンズも今回のラインナップの中では普通に見えてしまいます。


Cooke Speedpanchro 40mmF2

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ドイツレンズに比べて軟調で、暖色系の発色です。それでいてピントはシャ―プで、独特の情緒を持っています。僕個人的には今回エントリー中で最も魅力的な写りのレンズです。
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逆光も軟調で程よいハレーションです。アンジェニューのしっとりした感じとは違う優しいやわらかさです。

雰囲気は間違いなくNo.1だと思います。

Cine-Xenon 50mmF2
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Cine-Xenon50mmは、全体的に優秀なレンズですが、今回のラインナップのなかでは、良さが隠れてしまいます。順光も解像力があるのですがやや控えめです。
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逆光は情緒的ですがpanchroやAngenieuxに比べて少し華がない感じがします。


順光をまとめてみました。
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Xenon25とPanchroのボケが特徴的です。Angenieuxもそれに続く感じです。

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解像力はAngenieuxがやや劣るものの、いい勝負です。

PlanaとXenon35mmが少しリードといったところでしょうか?


次は逆光

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Planar,Xenon35,Panchroは高コントラストです。

中でもCinePlanarは驚異的です。

Angenieux,Xenon25,Xenon50はハレ玉ですが、Angenieuxのハレーションはさすがです。

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Cine-Planarがダントツの解像度を誇っているのがわかります。

色ヌケもダントツです。


次回は花編になります。








最近友人が、ドイツの業者から不思議なレンズを購入した。

アリフレックス35mm用のシネプラナー 32mm F2です。これだけでも割とレアなレンズなのですが、そのシリアルの末尾が11V/2となっています。
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あまり資料がないので、確証が得られないのですが、一説によると試作品のようです。なんにしろ特殊な事情のために作られたレンズであることは確かです。シリアル以外に特徴的な部分は見受けられません。


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写りは非常に優秀です。過去に2度ほど見たことがあるSonnar58mm F1.5という試作品の写りは普通だったので、それとは対照的です。 ちなみにゾナ―のシリアルは普通でした。

さてこの正体不明の試作レンズですが、中心解像度は極めて高く、発色もビビッドです。逆光時のコントラストも高く、全く破綻しません。普通なら全く面白みのないレンズになりますが、写りの個性があるため高性能で個性的です。現行のシネレンズに近いかもしれません。


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順光です。安定した写りです。
引き絵でも高解像度なのがわかります。周辺部が若干破綻しますが、それが立体感を生んでいます。
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中心部拡大。中心解像度は最強クラスです、
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逆光でも安定しています。
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逆光時の解像度も、順光時と比べて何の遜色もありません。

発色はドイツらしい少し寒色系で硬めの描写です。
暖色系で軟調のパンクロとは対極にある感じです。
さすがZeissのプロ用レンズです。
戦後の純血Zeissレンズはわりと限られます。Contarexなどはその代表格です。このレンズは戦後の純血Zeissのなかでも頂点に近いものだと思います。
ただこのシリアルの正体がわからないのが残念です。
このシリアルの正確な情報をお持ちの方がいらっしゃったら、ご教授いただけるとうれしいです。
よろしくお願いします。






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シネヴィスさんのレポートも第三弾になります。

今回はフランスからエクレール。アメリカ風に言うとエクレア、美味しそうな名前である。

eclair ACL(ミニエクレール)
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フランスエクレール社の16mmカメラ。

Angenieux Type10X12B(12-120mm F2.2) レンズがついてます。

フランスエクレール社といえばフランスを代表するシネカメラメーカー。16mmフィルム用のエクレールと35mmフィルム用のカメフレックスを作っていた。

エクレールは同時録音が可能なためドキュメンタリーや報道などで活躍した。

一方カメフレックスは映画産業で活躍した。特にフランスで起こったヌーベルバーグという新しい映画運動を支えジャンリュック・ゴダールなどに愛用されたことなどで有名である。


話をエクレールに戻す。このカメラの最大の特徴は本体向かって右側面下部についているクリスタルモーターである。これもシネヴィスのご主人に教わったのであるが、クリスタルの振動を利用したモーターで正確な回転数で駆動することが可能なのだそうだ。その代わり非常に高価な部品である。

当時同録(同時録音)の際、録音は外部のレコーダーで行われていたためモーターの回転数が不安定であると、音声が同調しないという問題があった。このモーターのもうひとつの特徴はその静粛性である。これも同録には必要不可欠な要素である。

このクリスタルモーターと取り外し可能なマガジンのおかげでエクレールは当時最高水準の16mmムービーカメラであった。NHKなどでも「NHK特集」や「ドキュメンタリー」などで10数年の長きにわたり使用された。ただ意外なのはこのカメラのマウントがCマウントということである。シネヴィスのご主人いわくArriflxなどの先行カメラの各マウントに対応するためではないかとのことだった。


そしてエクレールといえばAngenieux Zoomと言えるほどこのカメラにはAngenieuxのZoomが似合う。Cameflexの資料に単焦点レンズが多く登場するのとは対照的である。これは映画とドキュメンタリーという最終的に上映される画面サイズの違いによるレンズ選択の違いがある。それともう一つ、ドキュメンタリーはレンズ交換により発色やレンズ特性の違いが出るのを嫌うといった事情があったようです。編集ベースの映画とスピードが命の報道といったジャンルの違いに起因した差のようです。


ちなみに「エクレール」とはフランス語で「稲妻」という意味だそうです。


出典:NHK放送博物館

Special Thamks:CINE VIS8&16


子供の頃21世紀といえば、当然車が空を飛んでいるもんだと思っていた。

少なくとも新幹線あたりはリニアモーターカーになってて500Km/hぐらいで走っているはずであった。

現実には車はまだ地面を走り新幹線は相変らずレールの上を走っている。未来というのはそんなもんである。

とはいえ未来を夢見て作られたものは美しいと思う。

フランスのコンコルド、バックトゥザフューチャーで有名なデロリアン、シトロエンのSM、スターウォーズ、ブレードランナーetc

過ぎ去りし未来は美しいもので溢れている。

それを体現しているカメラがBolex 150 Superである。

こちらも相模原のシネヴィス さんで見せていただいた。150、155、160が並ぶ姿は圧巻である。
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Bolex 150 Superは1967年に発売されました。スーパー8用のカメラです。

1965年にカードリッジ式の8mmフィルム『スーパー8』が発売されたので、スーパー8の初期のカメラと言うことになる。レンズはVario-Switar 8.5mm-30mm f1.9とかなり明るい。ズームで完全自動露出でスーパー8という当時の最新技術を全てつぎ込んだ贅沢なカメラである。外観もスター・トレックを思わせる近未来デザイン。間違いなく当時の子供&オタクを魅了したであろう。46年の時を経て僕の心も鷲掴みです(笑)


2年後に進化版のBolex 155 MacroZoomが登場する。その名のとおりマクロ機能が追加となった。いうなればMacro Vario Switar(実際にはこの表記はない)といったところであろう。夢のレンズだ(笑)

最短撮影距離は1inchというから約2.54cmん?誤記かと思い調べたらこんなページがBolexcollector.com ホントのようです。やりすぎです。


このシリーズの最終型は1970年に登場したBolex MacroZoom 160。Bolex155にパワーズームを搭載したモデルです。1967年から3年間につぎつぎとバージョンアップしてついに完成型に到達したようです。
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本体側面の大きいノブがZoom、小さいノブがピントになります。ボディー上部にスーパー8のカードリッジを取り付けます。シネヴィスのご主人に教えていただいたのですが、このカメラ実像がボディー内で90°上に屈折してフィルムに露光されます。デザイン重視の設計だったようです。
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このカメラ見た目よりかなりしっかり、ずっしりしてます。思いつきではなく本気で作られていることがわかります。

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フィルムカウンターが時計のフェイスのようになっています。ボレックスを製造していたパイヤール社は時計の製造もしていたのでその影響だと思います。このデザインにアナログな文字盤がアンバランスでノスタルジックです。


BolexのカメラはH16もそうであるように究極の趣味カメラだと思います。

このカメラも本気で未来を目指したからこそ21世紀の現在でも輝きを放っているのだと思います。

恐ろしいのはスーパー8のフィルムは現在でも手に入るところです。

あまり入れ込むとうっかり購入てなことになりそうで怖いです。



出典:BolexCollector.com

SpecialThanks:CINE VIS8&16