最近サボっておりました試写比較を久しぶりにやりました。
参加レンズは
AngenieuxR2 24mm F2.2
Arriflex-Cine-Xenon25mm F1.4
Carl Zeiss Prototype Cine Planar 32mm F2
Arriflex-Cine-Xenon 35mm F2
Cooke Speedpanchro 40mm F2
Cine Xenon 50mm F2
こうやって写真をならべるとかっこいいですね!!
まず、順光、逆光性能からです。
Angenieux R2
順光は繊細で線の細い写りです。よくAngenieux はフワッとした写りであると言われますが、ガラスのコンディションが良い順光時はペン画のように繊細でカリッと写ります。
逆光時はAngenieuxらしい感じです。Angenieux の良さはこのハレ感が実際に肉眼で感じるまぶしさと通じるところだと思います。感性に訴えかける写りです。
Cine-Xenon 25mmF1.4
これぞシネレンズといった感じです。ピント面のシャ―プさといい、周辺のボケ感といい、他のレンズでは真似出来ない写りです。中心の解像度もまずまずで周辺のケラレも魅力的です。
逆光には少し弱いようです。写りの硬さのせいでAngenieuxより少しうるさいハレになります。
Prototype Planar 32mmF2
順光、逆光共にパーフェクトな写りです。ドイツらしい骨太な写りです。逆光で破綻しないのが、場合によっては少し情緒にかけますが、使い方だと思います。性能的には、今回エントリー中最強クラスだと思います。
Cine-Xenon 35mmF2
順光時の解像度はPlanarレベルですが、逆光性能ではやや劣ります。超高解像度が売りのこのレンズも今回のラインナップの中では普通に見えてしまいます。
Cooke Speedpanchro 40mmF2
ドイツレンズに比べて軟調で、暖色系の発色です。それでいてピントはシャ―プで、独特の情緒を持っています。僕個人的には今回エントリー中で最も魅力的な写りのレンズです。
逆光も軟調で程よいハレーションです。アンジェニューのしっとりした感じとは違う優しいやわらかさです。
雰囲気は間違いなくNo.1だと思います。
Cine-Xenon 50mmF2
Cine-Xenon50mmは、全体的に優秀なレンズですが、今回のラインナップのなかでは、良さが隠れてしまいます。順光も解像力があるのですがやや控えめです。
逆光は情緒的ですがpanchroやAngenieuxに比べて少し華がない感じがします。
順光をまとめてみました。
Xenon25とPanchroのボケが特徴的です。Angenieuxもそれに続く感じです。
解像力はAngenieuxがやや劣るものの、いい勝負です。
PlanaとXenon35mmが少しリードといったところでしょうか?
次は逆光
Planar,Xenon35,Panchroは高コントラストです。
中でもCinePlanarは驚異的です。
Angenieux,Xenon25,Xenon50はハレ玉ですが、Angenieuxのハレーションはさすがです。
Cine-Planarがダントツの解像度を誇っているのがわかります。
色ヌケもダントツです。
次回は花編になります。