今回の一枚はこれ。

  

Janis IanAftertones

1976年リリース

 

このブログでは初登場になるジャニス・イアンです。

このアルバムに収録されているLove Is Blindという曲が坂口良子さん主演のドラマの主題歌だったとかで知ってる方も多いのかも知れません。

残念ながら私はそのドラマの存在すら知らないので触れません。

 

実は私これがジャニス・イアン初体験なのです。

今回のタイトルの意味はこれです(笑)

 

ジャニス・イアンの名前は若い時から存じ上げておりましたが、昔ながらのフォークシンガーの人という感じで、すごい人なんだろうなとは思っていたのですが、正直あまり興味を持った事がないのが本音です。

これは数年前に下北沢のレコード屋さんで見つけ、ジャケットが気に入ったのと一度聴いてみてもいいかなと思ったからでした。

 

ターンテーブルにのせ針を落とすと、可愛らしい顔からは想像もしなかった甘重い声のトーンと不思議な感覚になるメロディラインにすっかり魅了されてしまいました。

このアルバム全体としてはアコースティック感も強いですが、リズミックな曲もありゆっくりした時間を過ごすのにもってこいのアルバムだと思います。

 

いつにも増して薄い内容ですがこれくらいが丁度いいのではないかと思ったりしたながら終わりにしとう存じます。

 

聴いといて損はないぜ!

今回の一枚はこれ。

 

KIm CarnesMistaken Identity

81年リリース

 

キム・カーンズと言えばハスキー・ヴォイス、ハスキー・ヴォイスと言えばキム・カーンズというくらいこの人のハスキー・ヴォイスはトレードマークですよね。

きっと彼女を知ってる誰もが ”キム・カーンズと言えば” と聞かれ真っ先に頭に浮かべるのがこのハスキー・ヴォイスだと思います。

そのハスキー・ヴォイスはU.S.A フォー・アフリカでの存在感もすごかったです。

 

このアルバムは80年台のポップ感を持った曲の他にカントリーっぽいリズムの曲もあるのですが、ごちゃ混ぜ感というよりバリエーションにとんでいるという感じでとても心地良く聴きやすいんじゃないかと思います。

これはファンならずとも心、いや、耳を鷲づかみするんじゃないかと思います。

 

後、このアルバムでは何と言っても、一曲目のBette Davis Eyesです。

ベティ・デイビスとは伝説の女優ベティ・デイビスの事。

ベティはこの曲がヒットして孫息子が私を尊敬するようになったことをとても感謝しており、作詞をしたドナ・ワイスとキム・カーンズ宛に感謝の手紙を送ったんだそうです。

 

で、この曲ってこの人のオリジナルかと思っていたんですが、ジャッキー・デシャノンという人のカバー・ソングなのです。

オリジナルの方はキムのヴァージョンとはかなり違っております。

ホンキー・トンクというかカントリーというかルーツミュージックというか、よりロック的なアレンジになっております。

でも逆にそれをここまでしっとりさせるなんて思いきったアレンジで凄いなと思います。

気になった方は是非探して聴いて見てください。

ここまで違うと聴き比べも面白いと思います。

 

毎回このブログでジャケットを写真に撮る時に光の反射で苦労するのですが、今回は特に苦労しました。

当時を懐かしむシュリンク包装が逆に邪魔になり、光を反射したり写り込んだりで苦労します。

でも何とか頑張って撮ってのですが、ちょっとボケてるのが気になります。

しかし、アルバムは間違いなしの作品です。

 

聴いといてソンはないぜ!

今回の一枚はこれ。

 

KIETH JARRETTTHE KOLN CONCERT

75年リリース

キース・ジャレットのケルンコンサートです。

キースの即興プレイが堪能できる名演であり名盤の一枚です。

内容はといえば、キースが一人でピアノの即興演奏をするといった形式です。

コンサートで即興演奏なんてちょっと聞くと全然想像できないです。

キースと言えば、マイルスバンドの話もありますが、やはりジャック・ディジョネット、ゲイリー・ピーコックとStandards Trioでしょう。

そのトリオでは名前の通りジャズのスタンダード・ソングを演奏しておりその三人のやりとりが絶妙で人気の高いアルバムばかりです。

ここでの演奏はもちろんジャズ的なアプローチもあるのですが、クラッシック的でありフォーク的でもあり、ゴスペル的でもラテン的な感じさえも感じられます。

本当にこれが即興演奏かと思うほど体が音楽に合わせて踊り出しそうになる程です。

因みにStandards Trioでも即興演奏のアルバムが二枚もあります。

そちらも緊張感があり素晴らしいです。

 

話はガラッと変わりますが、私キース・ジャレットは基本的にStandards Trioばかりを聴いているのですが、このアルバムはずっと気になっているアルバムでした。

そのキッカケになったのがある漫画です。

↑これがその漫画です。

これは漫画家ラズウェル細木さんの ときめきJAZZタイム と言う漫画でございます。

中央のサックスを首に下げてる人が主人公のラズウェルさんでうだつのあがらないジャズ好きのサラリーマンの日常を面白おかしく描いたものです。

この中でラズウェルさんがひょんなことからちょっとの間だけジャズ喫茶の店員をやる話の中でこのアルバムが出て来ます。

それは若いお兄さんがこのアルバムのケルンのC面をリクエストするのですが、ラズウェルさんはそんなもの聴くならこれを聴けと無理やりセシル・テイラーのアルバムを聴かせるのです。

それを見た私は無理やり聴かせたセシル・テイラーのアルバムではなくこちらのケルン・コンサートの方に興味を持ち一度レコードで聴いて見たいと思っておりました。

CDやオンラインではなく絶対レコードでと思っていた所最近偶然見つけまして購入したものになります。

なぜレコードかと言うと音質とかよりもC面と言う言葉に引っかかりましてのことでございます。

 

漫画の話は何のこっちゃと思いますがお許しください。

またも薄い内容のブログになっちまったとちょっと後悔にも似た気持ちを持ちならが、この辺で終わりにさせていただきます。

 

このアルバムはジャズや歌の無いインスト系のアルバムを聴きなれない方にもオススメです。

何か感じるものはあると思います。

勿論オンラインでもCDでも変わりありませんので機会があれば是非聴いてみてください。

 

聴いといてソンはないぜ!

今回の一枚はこれ。

 

Eric Clapton461 Ocean Boulevard

74年リリース

 

これはエリック・クラプトンのアルバムの中でも名盤で、エリックのキャリアの中でもこのアルバムが一番好きだという方も多い様です。

といってもこの人のアルバムはほんとハズレがないですよね。

私はどれが一番のアルバムか聞かれても3年経っても答えはでないでしょう(笑)

 

このレコードもこの間いただいた一枚になります。

 

で、このアルバムは薬物依存の治療から復帰した最初のアルバムだったと思います。

クラプトンは初めはコカインをやっていたそうなんですが、その時抱き合わせでヘロインも買わされるそうなんです。

でもヘロインは絶対ダメって思っていたそうです。

なのでいつも抱き合わせで買ったヘロインは机の引き出しに入れっぱなし。

でもある時、”ま、一回くらいいいか”  みたいな感じで手を出したのが最後、泥沼にはまっていってしまったそうです。

 

アルバムの内容はと言うと、疾走感のあるリフとスライドが冴えてるMotherless Childrenからはじまり、I Shot The SheiffでA面を締めます。

I Shot The Sheiffはクラプトン唯一の全米No.1シングルでもあり、ボブ・マーリーを知らなかった人達に偉大なレゲエアーティストを知らしめるのにも大きく貢献したんじゃないでしょうか。

そしてB面に移ります。

全体的にミディアム・テンポの曲が多いせいかしっとりして聴きやすいアルバムです。

個人的にはLet It Growが好きです。

あの同じメロディを繰り返すエンディングがたまりません。

後このアルバムタイトルって当時住んでたマイアミの自分の自宅住所でジャケット写真の家はクラプトンの家みたいです。

現在この場所に立つ家はクラプトンが住んでいた家ではなく立て直されているそうです。

でも今でも訪れる人は多いそうです。

今でいう聖地巡礼ですね。

 

最後に現在来日中のエリック・クラプトンについて。

行きて〜よ〜、行きて〜よ〜。

ドイル・ブラムホールのギターもいいし。

行きて〜よ〜、行きて〜よ〜。

 

今回はこの嘆きで終わりになります。

もちろんアルバムは、

 

聴いといてソンはないぜ!

今回の一枚はこれ。

 

SID VICIOUSSID SINGS

79年リリース

 

今回はセックス・ピストルズのシド・ヴィシャスの唯一のソロアルバム、シド・シングスです。

このアルバムをここで紹介するのはどうかとも思ったのですが、有名なMy Wayは紹介したいと思い選びました。

ご存知の方も多いと思いますが、シドはパンク・ロック世界では超がつくほどのビッグアイコン。

パンクといったら真っ先に頭に浮かぶのがこの人って言うくらいな人です。

この人はピストルズのベーシストと言うだけでなく生き方ファッション、全てが破天荒です。

元々はピストルズのファンだったシドはピストルズのベーシストであるグレン・マトロックが抜けた後ヴォーカルのジョニー・ロットンが専門学校時代の友人であったシドを誘いピストルズのベーシストになったと言う事です。

 

ただ、ピストルズ加入時シドはベース初心者でピストルズ加入後にベースを覚えたんだとか。

いま思うとすごいなと思いますが、若い時はそんなことありますよね。

私も高校に入った時に自分のバンドにベースがいなかったので高校で気の合うっていうだけの友人にベースを頼み自分の楽器を貸して教えたりしてやってました。

その友人は破天荒ではありませんでしたが。。。

 

このアルバムは正直かなり音が悪く聴き取りにくいといったら聴き取りにくいかも。

でもパンクの縦ノリは人によってはすごく癖になるかもです。

私はどちらかと言うと癖になった方です。

 

で、一番んの聴きどころはやはりA面最後のMay Wayです。

そう、これはフランク・シナトラのあれです。

なので曲自体は結構多くの方が知ってると思います。

シナトラはしっとり綺麗に歌い上げています。

しかしこちらは違います。

流石はパンクのカリスマ、シド・ヴィシャス。

歌い初めこそ低い声で ”それ風” に歌いはじめますが、途中から縦ノリのザクザクしたギターが入りパンクの味付けになります。

もちろん歌が上手いわけではありません。

でもシドが ”マ〜イウェ〜イ” 叫ぶところはなんか鳥肌が立ちます。

この一曲を録音するのにヘロインでヘロヘロで歌詞など思えられず大変だったとか。

ただその後活躍する人達への影響は物凄いものがあります。

それは音楽だけには止まらず色んな意味で世界中のパンク・ロッカーの頂点といってもいいかもしれません。

ここには書きませんが、女性ファンに対してのファンサービスのエピソードには物凄いものがあります。

気になる方は検索すると出てくるので見てみてください。

チョットここでは書けません (;^_^A

 

このアルバムは確かに名演、名盤ではないかも知れませんが、今も燦然と輝く、というかパンクのカリスマとして語り継がれるシド・ヴィシャスを感じるには最高のアルバムです。

 

 

聴いといてソンはないぜ!

今回の一枚はこれ。

 

ROLLING STONESDIRTY WORK

86年リリース

 

みなさんお久しぶりでございます。

去年ひと段落したら再開すると言いお休みしておりましたが、最近になってそろそろ再開しようかなと言う気持ちになっておりました。

そんな時にツイッターで知り合った私と同い年の方よりレコードを貰って欲しいとDMを頂き、なんと27枚のLPと3枚のシングルレコードをいただくことになりまして、自分としては偶然というかとてもタイミングが良く気持ち的にも良い機会だなと思い再開する事に致しました。

と言うことで、あいも変わらず、薄〜い内容で進めさせて頂きとう存知ますのでどうぞよろしくお願いいたしまする。

 

さて今回はローリング・ストーンズのダーティー・ワークです。

このレコードは上記の方より頂いた物の中の一枚です。

いただくに際し、同い年で同じ時代に洋楽を聴いてたらもしかして結構ダブってるのもあるかもと思っていたら27枚の内ダブりが一枚と結構キセキぽかったのです。

で、頂いた物の中ではストーンズが多くこれもその一枚。

このレコードを見た時、私が「このアルバムが私のストーンズ初体験なのです」と言うとその方も「私もです」と言うことになり、私は帰りの車中、ブログを再開する時はこのレコードを一枚目にしようと決めておりました。

 

私のこのアルバム「ダーティー・ワーク」聴くきっかけは、当時バンドをやっていたドラムのメンバーが、作家山川健一さんの「ロックンロール・ゲームス」と言うキース・リチャーズの対談エッセイを読んでいてその中にこのアルバムの事が紹介されており、それでこのレコードを買って来た物を借りて聴いてたんだと記憶しております。

その対談エッセイを私も読んだんですが中々面白かったです。

その対談でキースが最近釣りに凝ってると言う事を聞いていた山川さんはキースに釣りに凝っている本当ですかと質問をします。

するとキースは自分にはなんの趣味もないんだけどちょっとやってみようと思ってやっていたんだとの事を話していました。

釣果はあった様で、一番最初に釣り上げたのはなんとサメだったそうです。

で、その時していたドクロの指輪が釣り上げた時のファイトで糸が食い込み外れなくなったそうです。

これももう30年以上前のお話なので今そのドクロの指輪がどうなっているのかわかりません。

もしかしたらまだ食い込んだママなのかも。。。。

 

さて、このアルバムでは何と言っても一曲目のOne Hitからノリノリでご機嫌です(わかっていただけますでしょうか? (^_^;))

チャーリの刻むハイハット、アコースティック・ギターからの、ザックリ入るギターリフがたまりません。

先行シングルでチャートにも入ったボブ&アールのカバー曲ハーレム・シャッフルも原曲よりキリッとしたアレンジでかっこいいです。

このアルバムの制作中に6人目のストーンズと言われていた主にピアノを担当していたイアン・スチュワートが47歳と言う若さで亡くなりこのアルバムはそのイアン・スチュワートに捧げるとクレジットされております。

このアルバムの最後の曲キースの歌うスリープ・トゥナイトの後しばらくするとピアノが流れます。

それはクレジットされていない隠れトラックでイアン・スチュワートが弾いてるピアノなのなのであります。

イアンはバンド結成当時からのメンバーでブライアンが亡くなった後入ったミック・テイラーやロン・ウッドよりも高いギャラを貰っていたそうです。

お金の話はいやらしく聞こえますが、それだけ信頼を置かれていたと言う事だと思います。

 

と言う事で今回はこれで終わりますが、これからもお暇のある方はお付き合いしていたでけると嬉しいです。

 

で最後はもちろんこのアルバムも、

 

聴いといてソンはないぜ!

今回の一枚はこれ。

 

Bill Evans TrioWaltz for Debby

61年リリース

 

ジャズのアルバムの中でも名盤中の名盤ではないでしょうか。

私も一番好きなジャズアルバムはと聞かれればこのアルバムを出します。

 

このレコードに針を落とすとビルのピアノにラファロのベース、そしてその後ろからモチアンが優しくシンバルを震わせ芸術作品のようなマイ・フーリッシュ・ハートが始まるのです。

この冒頭の部分だけでも溜息が漏れるほど美しいです。

そして二曲目にはこのアルバムのタイトルにもなっているワルツ・フォー・デビィが始まります。

あまりにも有名なあのフレーズをビルとラファロが奏で始め、モチアンが入る頃に軽快なテンポに変わり二つ目の作品が作られていきます。

 

このアルバムはヴィレッジ・ヴァンガードで行われたライブアルバムです。

その時の模様をレコーディングしていたようですが、このライブの最終日から11日後残念な事にベースのラファロが交通事故で亡くなってしまいます。

追悼アルバムになってしまいました。

他にもこの時のライブがレコードになっており、そちらもこのビル・エバンス・トリオのというか、ジャズアルバムの名盤の一つに数えられております。

 

このアルバムは名盤という事もあるのですが私がここ数年レコード集めをするキッカケになったアルバムでもあるのです。

 

それは数年前離れて暮らす父より「レコードプレイヤーを買ったんだけど必要なくなったからやるよ」と連絡があった事が始まりです。

その時はレコードなんてもう聴かねえよとあっさり断ったのですが、あまりにしつこいのでしょうがなく引き取りに行きました。

 

引き取りに行くとそのプレイヤーはほぼ新品で、レコードだけではなくCD、カセット、USBジャックまでついていて、まぁ簡易的ではあるが今時のプレイヤーだなという印象でした。

その時点でも、置き場所に困るなぁくらいにしか思っておらず、渋々持ち帰った次第なのですが、予想通りその後しばらく埃にまみれておりました。

 

で、ある時テレビで作詞家の松本隆さんが今新しいアーティストを手がけていて色々な音源を作っているんだけど一番いいのはレコードだったんだと話しているのをみました。

その番組では松本さんはレコードがダントツだったとレコードを絶賛してました。

 

それを観た私の感想は「確かにレコードは音がいいっていうけど本当かなぁ」でしたが、そうだここにあるじゃん。

そうです、ここで貰ったプレイヤーでレコードが登場します。

でもただレコードを聴くだけだといいのか悪いのかわかりません。

その時同じアルバムでレコードとCDを聴き比べをすれば分かるだろうと思い引っ張り出して来たのがこのワルツ・フォー・デビィだったのです。

この時の聴き比べでは、断然レコードの方が良かったのです。

同じシステムで聴いてるので違いがはっきりわかりとても感動しました。

それから中古レコード屋さんを巡って80年代の洋楽を中心にレコードを集めるようになりました。

 

 

長くなってしまいましたが、私このブログを少しの間お休みします。

 

このブログは他のブログを書くためにお試しでやり始めたものだったのです。

やってみると案外面白く思った以上に続きましたが、このブログともう一つのブログを書いてると週末しか時間のない私には大変になって来たので一旦こちらをお休みします。

そんなに長くはかからないと思います。

もう一つの方がひと段落したらまた再開します。

 

ま、こんな事宣言しなくても良かったのですが、突然何も記事がアップされなくなって放置っていうのもなんかぁと思ったので一応宣言させていただきます。

 

他の方のブログは毎日見に行かせて頂いておりましてそちらは日課になっておりますのでこれからも毎日拝見させて頂きます。

もちろん時にはコメントを送らせて頂く事もあるのでよろしくお願いします。

 

それではしばしのお別れになります。

最後の挨拶はこれに決まってます。

 

聴いといてソンはないぜ!

今回の一枚はこれ。

 

THE DOOBIE BROTHERSMINUTE BY MINUTE

78年リリース

 

大御所ロックバンドドゥービーの登場です。

ドゥービーと言えば70年代のアメリカを代表するロックバンド。

Chine GrooveやLong Train Running等が有名で私もイメージとしてそう言う曲が浮かびます。

ドゥービーというとそういうロック的なイメージがあり、そちらが好きだった事もあって、このアルバムでヴォーカルをとっているマイケル・マクドナルドの様な甘めな人はあまり好きではなく正直真剣に聴いたことも無ければ聴こうと思った事もありませんでした。

所謂AORの人だよなぁっていうイメージでした。。。。

 

AORとはAdult Oriented Rockの略で簡単に言うと大人っぽい洒落た音楽の事ですね。

日本ではAORと言うと産業ロックと混合して言われてた時期もあり、かく言う私もAOR=産業ロックと思っておりました。

産業ロックとは80年代に売れたボストンやジャーニーの様な売れる様な曲のバンドを指す事が多かったです。

ま、売れる事が悪いのかって話になりますが、そうではなく自身のポリシーみたいなものは置いといて、その時に流行りそうな、世間に迎合する様な曲を演る人たち的な感じだと思います。

それも周りが勝手に決めてるだけなんですけどね。

 

AORはその時代によって産業ロックと同じ意味で使われてた事もありますが基本悪い言葉ではないです。

少なくても今は違います。

しかし産業ロックはハッキリ言って悪口です。

いい意味では使われません。

 

で、私今回のこのアルバムのヴォーカルであるマイケル・マクドナルドはAOR=産業ロックの人みたいなイメージを持っており、ボビー・コールドウェルやボズ・スキャッグス、マイケル・ボルトンの様な甘い感じで好みでは無かったのです。

勿論これは私の偏見です。

 

で、なんでこのアルバムを買ったのかと言うと、この間レコードを探してる時にたまたま買いたい物が無くどうしようかと思っていた所に安い価格で売っていたので「ま、いいか。安いし、ジャケットも有名だし」的な感じで買いました。

 

買ったら聴かなきゃいけません。

で、聴いてみたドンはまりで珍しくヘビロテでターンテーブルの上を忙しく回っております。

以前にもこのブログで聴かず嫌い的なアルバムを紹介しておりますが、このアルバムはその中でも超大逆転アルバムです。

 

70年代後半、80年代前夜的な雰囲気のカッコいいAORアルバムだと思います。

中でも有名なWhat a Fool Believesはケニー・ロギンスとの共作だったんですね。

その他にインスト曲やパトリック・シモンズがヴォーカルをとってる曲もありバラエティに富んでます。

 

聴かず嫌いはソンだと言う事がまた分かりました。

 

聴いといてソンはないぜ!

今回の一枚はこれ。

 

VAN HALENOU812

88年リリース

 

アルバムタイトルが日本人からすると意味不明ですが、これはオー ユー エイト ワン トゥ(Oh You Ate One, too.)と読んで、お前も食ったのかという意味だそうです。

脱退したデビット・リー・ロスのソロアルバム Eat 'Em And Smile(奴らを食って笑え)の返答の意味があるそうです。

どういう意味なのかよく分からないですが、とにかく当時はエディ組とデイヴは超仲が悪かったということですね。

当時はデイヴのキーが合わなくてギターのチューニングを下げたりする事もあるとか、バンドに入れたのもデイブの持っている器材が魅力的だっただけとか散々けなしてましたね。

で、そんなデイブの後釜に収まったのがサミー・ヘイガーです。

このアルバムはサミー参加の2枚目のアルバムになります。

 

アルバムからのシングルカットで有名なのは When It's Love だと思いますが、この他の曲も捨て曲なしのカッコいいアルバムです。

ヴァンヘイレンは勿論ギター中心のバンドですがその楽曲、特にコーラスは他にないくらい素晴らしいと思います。

中々こんな感じのバンドもないとも思います。

 

実は私十数年前オヤジバンドを結成して When It's Love をバンドで練習してた時があるんです。

やはりギターソロがネックで私にとって超が付くほど大変な課題でしたが、結局皆忙しくそのバンドは途中で空中分解してなくなってしまいギターソロを覚えなく良くなりました(笑)

 

最後は私の恥ずかしい黒歴史の話になりましたが、アルバムは間違いの無い最高のロックアルバムの中の一枚です。

 

聴いといてソンはないぜ!

今回の一枚はこれ。

 

ROLLING STONESTATTOO YOU

81年リリース

 

本日はご存知ストーンズの刺青の男です。

このアルバムは制作中に曲作りがうまく進まなかったことから過去の作品を引っ張り出しそれにオーバーダブ、所謂重ね録りをするという、超荒技的にレコーディングされたということです。

流石にこれだけのキャリアがあると過去の作品も沢山あるんですね。

元の録音は当然ストーンズだけだったように思いますがオーバーダブ時にはメンバーの他ピート・タウンゼントソニー・ロリンズも加わったようです。

このアルバムにはクレジットがないのどの曲に加わっていたのかはわかりませんが、想像しながら聴くのもオツな感じがします。

特にロリンズがレコーディングスタジオに現れたの時は、ジャズ畑出身のチャーリーは来るわけがないと思っていたので驚きだったようです。

 

アルバムとしては一曲目のスタート・ミー・アップからその場の全てがストーンズ色に染まる感じがします。

あのギターリフを聴くだけで腰が動きます。

 

今回のタイトルにある記念すべき◯◯◯というのは当ブログで紹介したアルバムが今回で110枚目になったということです。

本当は100枚目でやりたかったですが、全然気にしてなかったのです。

まぁ、枚数なんかあまり気にせずこれからもゆるくやって参ります。

でも200枚目は気にします(笑)

 

勿論これも名盤!

 

聴いといてソンはないぜ!