今回の一枚はこれ。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20220904/13/ray-vinylrecords/a6/f1/j/o2439240415169984231.jpg?caw=800)
Bill Evans Trio の Waltz for Debby
61年リリース
ジャズのアルバムの中でも名盤中の名盤ではないでしょうか。
私も一番好きなジャズアルバムはと聞かれればこのアルバムを出します。
このレコードに針を落とすとビルのピアノにラファロのベース、そしてその後ろからモチアンが優しくシンバルを震わせ芸術作品のようなマイ・フーリッシュ・ハートが始まるのです。
この冒頭の部分だけでも溜息が漏れるほど美しいです。
そして二曲目にはこのアルバムのタイトルにもなっているワルツ・フォー・デビィが始まります。
あまりにも有名なあのフレーズをビルとラファロが奏で始め、モチアンが入る頃に軽快なテンポに変わり二つ目の作品が作られていきます。
このアルバムはヴィレッジ・ヴァンガードで行われたライブアルバムです。
その時の模様をレコーディングしていたようですが、このライブの最終日から11日後残念な事にベースのラファロが交通事故で亡くなってしまいます。
追悼アルバムになってしまいました。
他にもこの時のライブがレコードになっており、そちらもこのビル・エバンス・トリオのというか、ジャズアルバムの名盤の一つに数えられております。
このアルバムは名盤という事もあるのですが私がここ数年レコード集めをするキッカケになったアルバムでもあるのです。
それは数年前離れて暮らす父より「レコードプレイヤーを買ったんだけど必要なくなったからやるよ」と連絡があった事が始まりです。
その時はレコードなんてもう聴かねえよとあっさり断ったのですが、あまりにしつこいのでしょうがなく引き取りに行きました。
引き取りに行くとそのプレイヤーはほぼ新品で、レコードだけではなくCD、カセット、USBジャックまでついていて、まぁ簡易的ではあるが今時のプレイヤーだなという印象でした。
その時点でも、置き場所に困るなぁくらいにしか思っておらず、渋々持ち帰った次第なのですが、予想通りその後しばらく埃にまみれておりました。
で、ある時テレビで作詞家の松本隆さんが今新しいアーティストを手がけていて色々な音源を作っているんだけど一番いいのはレコードだったんだと話しているのをみました。
その番組では松本さんはレコードがダントツだったとレコードを絶賛してました。
それを観た私の感想は「確かにレコードは音がいいっていうけど本当かなぁ」でしたが、そうだここにあるじゃん。
そうです、ここで貰ったプレイヤーでレコードが登場します。
でもただレコードを聴くだけだといいのか悪いのかわかりません。
その時同じアルバムでレコードとCDを聴き比べをすれば分かるだろうと思い引っ張り出して来たのがこのワルツ・フォー・デビィだったのです。
この時の聴き比べでは、断然レコードの方が良かったのです。
同じシステムで聴いてるので違いがはっきりわかりとても感動しました。
それから中古レコード屋さんを巡って80年代の洋楽を中心にレコードを集めるようになりました。
長くなってしまいましたが、私このブログを少しの間お休みします。
このブログは他のブログを書くためにお試しでやり始めたものだったのです。
やってみると案外面白く思った以上に続きましたが、このブログともう一つのブログを書いてると週末しか時間のない私には大変になって来たので一旦こちらをお休みします。
そんなに長くはかからないと思います。
もう一つの方がひと段落したらまた再開します。
ま、こんな事宣言しなくても良かったのですが、突然何も記事がアップされなくなって放置っていうのもなんかぁと思ったので一応宣言させていただきます。
他の方のブログは毎日見に行かせて頂いておりましてそちらは日課になっておりますのでこれからも毎日拝見させて頂きます。
もちろん時にはコメントを送らせて頂く事もあるのでよろしくお願いします。
それではしばしのお別れになります。
最後の挨拶はこれに決まってます。
聴いといてソンはないぜ!