今回の一枚はこれ。

 

原 由子Miss YOKOHAMADULT

83年リリース

 

原由子さんのセカンドアルバムです。

久しぶりの日本人アーティストです。

 

いつもこのブログを書く際どのアルバムにするかレコードの棚を見て「え〜と、今日はこれ」みたいに簡単に決めちゃうんですが、今日は珍しくどれにしようか悩みました。

悩んだ事には大した意味はないので先に進みます。

 

中学生でバンドを組んだときにメンバー全員がサザンのファンでサザンのコピーからバンドが始まりやがて桑田さんの影響で洋楽を聴く様になり聴く音楽がほぼ洋楽にシフトして行くのですが、これは当時気になったアルバムだったので買った次第です。

 

アルバムとしてはほとんどの曲を桑田さんと原さんが書いているのでサザンファンなら聴き馴染みのある様な感じがすると思います。

 

A面は軽いポップ調の「夕方FRIEND」から始まり二曲目の「Rimbaud(ランボウ)」では原さんのピアノソロなんかもあって進み具合も順調です。

B面に移ると「嵐の第三京浜」と言うロック調の曲が乗せてくれます。

私も第三京浜を走る時は聴いております

その後は「女優」「恋はご多忙も仕上げます」と有名曲もあり懐かしさも感じさせてくれます。

でも僕は何と言っても「いちょう並木のセレナーデ」が大好きで当時は何度もヘビロテで聴いておりました。

最後の曲「ヨコハマ・モガ」ではシーナ・アンド・ロケッツの鮎川誠さんとデュエット

ちょっとした小芝居もあって楽しめます。

 

ここだけのお話ですが、当時中学生だった僕はちょっと買ったこのアルバムがとても気に入って、小学生の頃から好きだったJ子ちゃんに「これすごくいいレコードだから聴いて欲しい」とあげてしまいました。

それ以来このアルバムを聴く機会は無かったのですが数年前にサブスクで落とせる様になりスマホで聴いておりました所、昔を思い出しどうしてもレコードでも聴きたくなり探して買って来たのです。

 

ちなみにこのJ子ちゃんとは中学卒業時に告白をして付き合う事になったのですが一年もしないうちにJ子ちゃんのお父さんの仕事都合で九州に引っ越してしまい思い出に変わったのでした。

 

超どうでもいいお話になってしまいましたが、このアルバムも

 

聴いといてソンはないぜ!

今回の一枚はこれ。

 

DIRE STRAITSDIRE STRAITS

78年リリース

 

ダイアー・ストレイツのデビューアルバムです。

邦題は確か「悲しきサルタン」と言ったと思います。

悲しきサルタンはB面一曲目の歌でダイアー・ストレイツの代表曲の一つです。

YouTubeでマーク・ノップラーの真似する人は必ず弾いてます。

 

針を落とすとストラトのハーフ・トーンでスローだけどパキパキと気持ちのいいギターソロから始まります。

ファンからするとこれだけでやられちゃいます。

私の最高のアイドルの一人です。

決して上手いとは言えない歌と上手いとしかいい様のない最高の演奏が堪能できます。

二曲目のWATER OF LOVEではドブロギターでスライドを披露。

こちらもたまりません。

 

この時代のダイアー・ストレイツはキーボードがいなくギター二本にベースとドラムの超シンプルなバンド編成(ほんの少し効果的にピアノが入っている曲もありますが)

ということで演奏はギター主体になりますが、ディストーションやディレイの様なエフェクトはほぼ使用していない様で中々新鮮です。

これだけでこんなに深い音楽ができるなんて。。。。

 

個人的にはヴォーカルにもあまりエフェクトがかかってなくそれがかえって生っぽく聴こえてハマると抜けらなくなる原因かもと思っております。

今となるとあまりこういうシンプルな音楽はあまり聴かないので、聴いたことの無い方も結構新鮮に聴けるかもしれません。

 

先週はお休みしてしまいましたがのんびり過ごしておりました。

これからもゆっくりしとしたペースで続けてまいりますのでどうぞよろしくお願いいたします。

それでは。。。。

 

 

聴いといてソンはないぜ!

今回の一枚はこれ。

 

MARIA MULDERGOSPEL NIGHT

80年リリース

 

マリア・マルダーのライブアルバムです。

 

マリア・マルダーというとなんといってもMidnight At The Oasisが有名ですが、あれはかなりポップ調で基本この人はルーツ・ミュージックと言われる懐かしいアメリカ音楽的なものが多いですよね。

ルーツ・ミュージックって元ロックギター少年からすると、コシがないと言うかノンビリし過ぎてる感があって敬遠してる時期もありましたが、アラフィフになった今、ゆっくり聴くとそのノンビリ感がゆったりとした感じで心地よいです。

 

で、アルバムに関してですが、これはとても珍しいアルバムだと思います。

マイナーレーベルのTAKOM RECORDSという小さな所からのリリースです。

このライブなんとギターショップでのライブだそうです。

ちょっと日本じゃちょっと想像できないですがこじんまりとしてる所なんでしょうね。

臨場感というか生っぽさがレコードから感じられそれもとても良いです。

 

アルバムタイトルにあるようにゴスペルというとコーラス隊とのヴォーカルだけかと思っちゃいますがそれだけではなくちゃんとバンド形式の曲もあります。

 

メンツとしてはThe Chambers BrothersBurns Sistersというその界隈では有名な人達がコーラス面のバックを固め聴かせる歌物アルバムです。

アルバム後半にはThe Chambers Brothers中心の歌もあり美しいハモリのゴスペルも堪能できます。

特にあの名曲People Get Readyは聴きどころの一つです。

 

これから暑い夏を迎えるのに、真夏の夜のジャズならぬ、真夏の夜のゴスペルなどいかがでしょう?

 

聴いといてソンはないぜ!

 

 

今回の一枚はこれ。

 

SPANDER BALLETPARADE

84年リリース

 

大ヒットを記録したTrueの次のアルバムになります。

前作と比べると特別大きなヒット曲があるわけではないですがファンからはかなり支持されてる一枚で、アルバムで考えるとこちらの方が良いとまで言う人も少なくない様です。

確かに聴き飽きさせることなく進んでいきます。

まさにこれも80年代サウンドだなと思います。

 

アルバムのイメージとしてはファンクっぽいと感じる人もいる様ですが、私はこれはファンクのそれとは違う様に思います。

80'sテイスト満載のシャレオツRockといった感じですね。

こう言う言い方すると軽く感じちゃうかも知れませんが決して軽くありません。

完成度の高いアルバムです。

これが後のINEXSの様な感じのバンドを輩出していく元ではないかと思います。

そう思うと重要なアルバムかもしれないなぁと思うのであります。

勿論勝手な意見なので程々に聞いといてください。

 

聴いといてソンはないぜ!

今回の一枚はこれ。

 

SHIRLEY BASSYNobody Does It Like Me

74年リリース

 

イギリスの歌姫シャーリー・バッシーです。

この人は日本ではゴールド・フィンガーの人としてしか知られてない様な気がします。

ま、確かにあれは耳にも頭にも心にも残る歌声ですしね。

かく言う私もこの人の事は存じ上げず、ゴールド・フィンガーを歌ってた人って言われて初めて、「あ〜あの人なの」みたいな感じでした。

すみません。

 

これは2年ほど前下北沢の中古レコード店で見つけました。

その時は知らない人だったのでジャケ買いです。

でも家に帰ってレコードを出そうとしてビックリ。

レコードが出てこないんです。

あれ?と思ってみてみると、このレコード、シュリンク包装がかかったままだったんです。

 

え〜、もしかして74年からこのままだったの???

左上に$6.98って値札シール貼ったまま??

 

と言う事でその時何十年ぶりかにレコードのシュリンクを切りました。

輸入盤買ってた人はわかりますよね?

あれです、あれ。

もう二度と味わうことなどないと思っていたのに。。。。

ちょっと大袈裟ですが驚きと感動は本当です。

 

で、これをターンテーブルにおいて針を落としてまたビックリ。

1曲目のLeav A Little Roomからシャーリーワールドにどハマりしました。

特に2曲目のWhen You Smileはちょっと可愛らしいアレンジですがこの人が歌うとなんとも愛らしく本当に心から笑顔になる様な歌です。

この曲だけでも聴く価値ありです。

勿論アルバムだって

 

聴いといってソンはないぜ!

 

 

今回の一枚はこれ。

 

CYNDI LAUPERTRUE COLORS

86年リリース

 

お久しぶりのシンディです。

デビューアルバムのShe's So Unusualを聴いて大ファンになり次のアルバムはまだかまだかと待っていてやっと出たアルバムでした。

この前のアルバムは映画グーニーズのサントラになるのですが、そちらを聴いてオリジナルアルバムを待ちに待っていたのがとても懐かしいです。

私はこのアルバムはCDで持っており大体この辺りからレコード→CDという風に移行していった時期でもあります。

これはもちろんレコードなのですがやはりレコードのジャケットの迫力はたまりませんね。

艶かしい目とアヒル口がなんとも言えずセクシーです。

 

ファーストアルバムはヒット曲連発でしたがこのアルバムからはそこまで多くなかったと思います。

が、What"s Going onやIKO IKOなどカバーソング完璧に自分の物としてシンディの世界観を作っています。

いつ聴いても鳥肌もんです。

後なんといっても圧巻はアルバムタイトルのTrue Colorsです。

 

このアルバムを発表した後日本にもきて武道館でのコンサートがありました。

行ってはいないのですがTVで放送されたのを録画をしてそれこそテープが擦り切れるまで観ておりました。

アンコールでトゥルー・カラーズを一人アカペラで歌っていたのは美しいの言葉しかありません。

 

アルバムとしてはシンベから始まるチェンジ・オブ・ハートが流れ始めるとなんとも良い緊張感を漂わせながら聴く者をシンディワールドへ引きずり込んでくれます。

 

たまには?

久しぶりに?

 

もし良ければ聴いてみてはいかがです?

 

初めての人も勿論

 

聴いといてソンはないぜ!

今回の一枚はこれ。

 

Donna Summer の Donna Summer

82年リリース

 

このアルバムは今回のタイトルの様な重い曲があるわけではありません(笑)

クインシー・ジョーンズがプロデュースのアルバムです。

 

若い頃はディスコ系の音楽やこういうダンサブルな物は好みではなくあまり聞きませんでした。

最近になって色々聴く様になりまして、これもその一枚です。

聴かず嫌いで損をしてましたね。

 

コーラスや音作りなどまさにクインシーサウンドとでも言いますか、とにかく針を落としてからキレッキレのノリノリです。

(相変わらず感想がチープですみません)

 

後、クインシープロデュースという事もあるのかバックも豪華ですね。

ルカサー、センベロ、グレッグ・フィリンゲインズ、デビッド・フォスター等。

中でもブルース・スプリングスティーンがギターで参加しProtectionではソロを披露してます。

こんなに弾けるんだって思っちゃいました。

(すみませんボス)

 

こんな有名な人聴いたことない方が珍しいかもしれませんがまだの方は是非聴いてみておくんなせぇ。

 

聴いといてソンはないぜ!

 

今回の一枚はこれ。

 

STANLEY JORDANMAGIC TOUCH

85年リリース

 

超絶技巧派のギタリストの登場です。

ジャケットを見ての通り両手をフィンガーボードに置き、所謂タッピングで伴奏とメロディを同時に奏でちゃう人です。

この人が出てきた時は驚きでした。

 

こういうスタイルになったのはギターでピアノの様な演奏が出来ないものか考えた挙句の結果だそうです。

突き詰めるとギターでこんなことが出来ちゃうんだとそのプレイもそうですが、発想力も素晴らしいですよね。

 

このアルバムはジャズチャートで何十週にも渡って一位の座をキープした強烈なアルバムです。

それは勿論この弾き方もそうですが、素晴らしいのはその奇をてらう弾き方だけではなくプレイの方も天下一品。

後このアルバムはオリジナル曲の他ビートルズやジミヘン、マイルスやモンクの作品を取り上げ馴染み深い曲が多くとても聴きやすいアルバムです。

 

ギターの音がパキンポキンとちょっと変わってますがとても心地良い音色です。

私はジャズやフュージョンの様な歌無しの音楽をお聴きにならない方の入門アルバムとしても中々良いのではと思います。

 

こちらも大推薦のアルバムです。

気になった方はどうぞ聴いてみてください。

 

聴いといてソンはないぜ!

 

今回の一枚はこれ。

 

DEEP PURPLEPerfect Strangers

84年リリース

 

世界中のロックギターキッズがほぼ100%と言っていいくらいの確率で覚えるギターリフがこのディープ・パープルのスモーク・オン・ザ・ウォーター。

私も御多分に洩れず弾きました。

中学生の時でした。

その時はもうほとんど伝説のバンド

 

このバンドは色々メンバーチェンジを繰り返していますが黄金期のメンバーで再結成して発売されたのがこのパーフェクト・ストレンジャーズです。

当時はリアルタイムでディープ・パープルの新作レコードと巡り会えるなんてそれだけでお腹いっぱい胸いっぱいな感じでした。

アルバム自体はあまりセールス的に振るわなかった様ですが、このアルバムはディープ・パープルのアルバムの中でも名盤と言える一枚だと思います。

 

内容はザ・ハードロック!!

まさにという感じです。

特に一曲目のKnocking At Your Backing Door

この曲のオフィシャルビデオはマッドマックス的というか世紀末風で曲調にもガッチリ合いまくりで今でも目に焼き付いております。

 

黄金期のディープ・パープルは何と言ってもジョン・ロードの重たいオルガン、リッチーのリフ、ロジャーのガッシリとしたベース、イアン・ペイスのドラム、そしてイアン・ギランのシャウト。

これがそのままこのアルバムに入っています。

たまりません。

それ以降の曲も疾走感のある楽曲ばかりでどこから聴いても最高です。

 

聴いといてソンはないぜ!

 

今回の一枚はこれ。

 

STEVE WINWOOD の ROLL WITH IT

88年リリース

 

私が買った初ステーブ・ウィンウッドです。

この人は十代前半頃から活動をしていて、元祖かどうか分かりませんが、確か天才少年とか呼ばれてたと思います。

その理由は何と言ってもソウルフルな歌い方です。

その他ギターやキーボード等様々な楽器をこなす器用ぶり。

それもちょっとできますってレベルじゃないんです。

ホント憧れちゃう一人ですね。

 

で、このアルバムは何と言って一曲目のタイトル曲 Roll With It

80年代のMTV時代にこれが流れて来て一発でやられちゃった訳です。

でリアルタイムの当時に速攻タワーレコードに買い行きました。

それからは愛聴盤の一枚になりましたが、その後引っ越し等のせいで随分とレコードを無くしておりました。

このアルバムもどこかにいってしまったのです。

もう二度と会えないのかもと涙で枕を濡らす日もございました。

しかし、最近レコード屋さんで偶然再会した折、その場で飛び上がるほど懐かしく、そして嬉しくって再びうちの子になってもらいました(笑)

もう二度と手放しません。

 

見てわかる通りジャケットがボロボロですが、レコードには問題なし。

今回はジャケットの表裏が体の上下になっているのでいつもとは違う配置にしてみました。

 

この人現在でもご活躍されてるそうで、先日数年前のものらしかったですがTVでライブを観ました。

それはとにかくカッコよかったです。

歌だけじゃなくバンド、楽曲全てのまとまりが素晴らしかったです。

もちろんそれはライブだけではなくこのアルバムでも同じです。

 

そうそう、モチロンこのアルバムも。。。

 

聴いといてソンはないぜ!