日射病・熱射病にかかった野鳥
日射病・熱射病にかかった野鳥
こういう場合は冷房で急速に冷やしたり、氷で冷やしたり水をかけたりと、急激に冷やすようなことはしないようにしましょう。
■ 屋外で日射病や熱射病になったら?
ちいさなヒナがよくこの症状で保護されます。日射病・熱射病の可能性がある場合は、ぐったりしていても決して保温はしないで、できるだけ涼しい場所に移してあげましょう。それから、常温の水で濡らして固くしぼったタオルをあてるなどして少しづつ身体を冷やして、ぬるめの水分を補給してあげましょう。日陰や草むらに置いてあげれば、数時間で回復するケースも多いものです。二、三時間たっても回復しない場合は専門家の手にまかせましょう。
■ 室内で日射病や熱射病になったら?
長く直射日光があたる場所においたり、夏場に閉じきって室温が上がりすぎたことなどが原因です。涼しい場所に移して屋外の場合と同様の処置をします。
放し飼いで飛び回っているときには暑ければ自分で逃げますが、カゴの中などに入れたり部屋に閉じ込めた状態で逃げられない場合はくれぐれも注意してあげましょう。日射病や熱射病を予防するには、強い陽射しがあたる場所や部屋にはおかないこと、いつも風通しを良くしておいてあげることなどが大事です。残して家をあける時などはとくに注意しましょう。また、極端な症状がなくても、糞に水気がなく固かったら、この時も要注意です。すぐにぬるめの水分を補給してあげましょう。
こういう場合は冷房で急速に冷やしたり、氷で冷やしたり水をかけたりと、急激に冷やすようなことはしないようにしましょう。
■ 屋外で日射病や熱射病になったら?
ちいさなヒナがよくこの症状で保護されます。日射病・熱射病の可能性がある場合は、ぐったりしていても決して保温はしないで、できるだけ涼しい場所に移してあげましょう。それから、常温の水で濡らして固くしぼったタオルをあてるなどして少しづつ身体を冷やして、ぬるめの水分を補給してあげましょう。日陰や草むらに置いてあげれば、数時間で回復するケースも多いものです。二、三時間たっても回復しない場合は専門家の手にまかせましょう。
■ 室内で日射病や熱射病になったら?
長く直射日光があたる場所においたり、夏場に閉じきって室温が上がりすぎたことなどが原因です。涼しい場所に移して屋外の場合と同様の処置をします。
放し飼いで飛び回っているときには暑ければ自分で逃げますが、カゴの中などに入れたり部屋に閉じ込めた状態で逃げられない場合はくれぐれも注意してあげましょう。日射病や熱射病を予防するには、強い陽射しがあたる場所や部屋にはおかないこと、いつも風通しを良くしておいてあげることなどが大事です。残して家をあける時などはとくに注意しましょう。また、極端な症状がなくても、糞に水気がなく固かったら、この時も要注意です。すぐにぬるめの水分を補給してあげましょう。
外傷がないケース外傷があるケース
外傷がないケース 外傷があるケース
・ガラスにぶつかってたおれている野鳥
・日射病・熱射病にかかっている野鳥
・鼻水、下痢、痙攣、羽毛を立ててうずくまった野鳥 ・ペットや交通事故などが原因でケガをしている野鳥
・翼や足がだらんと垂れている野鳥
・粘着材やトリモチ被害の処置
ガラスにぶつかってたおれている野鳥
ガラスの窓のや扉の前に野鳥が倒れていたら、ほとんどの場合はガラスにぶつかったと考えられます。弱って保護される原因の多くはこのケースです。この場合は、猫やカラスなどに襲われないように、強い陽射しを浴びないように日陰や草むらに置いてあげれば、数時間で回復して飛んでいくケースが多いものです。避難させる場所がない場合は一時的に保護をして、箱の中などで安静にしてあげましょう。ただし、飛べるようになった時に閉じ込められたとパニックを起こしてさらにケガをしないように、いつでも飛んでいける状態にしておきましょう。
仰向けにひっくり返っている場合は脳震盪(のうしんとう)を起こしている可能性もあります。この場合はゆすって起こしたりせず、できるだけ動かさずに日陰を作ってあげましょう。二、三時間たっても回復しない場合は県の窓口に連絡して、専門家の手にまかせましょう。病院へ行くことができず、自分で処置をする必要がある場合は、このページ最下部のリンクをたどって、応急処置について読んでみましょう。
・ガラスにぶつかってたおれている野鳥
・日射病・熱射病にかかっている野鳥
・鼻水、下痢、痙攣、羽毛を立ててうずくまった野鳥 ・ペットや交通事故などが原因でケガをしている野鳥
・翼や足がだらんと垂れている野鳥
・粘着材やトリモチ被害の処置
ガラスにぶつかってたおれている野鳥
ガラスの窓のや扉の前に野鳥が倒れていたら、ほとんどの場合はガラスにぶつかったと考えられます。弱って保護される原因の多くはこのケースです。この場合は、猫やカラスなどに襲われないように、強い陽射しを浴びないように日陰や草むらに置いてあげれば、数時間で回復して飛んでいくケースが多いものです。避難させる場所がない場合は一時的に保護をして、箱の中などで安静にしてあげましょう。ただし、飛べるようになった時に閉じ込められたとパニックを起こしてさらにケガをしないように、いつでも飛んでいける状態にしておきましょう。
仰向けにひっくり返っている場合は脳震盪(のうしんとう)を起こしている可能性もあります。この場合はゆすって起こしたりせず、できるだけ動かさずに日陰を作ってあげましょう。二、三時間たっても回復しない場合は県の窓口に連絡して、専門家の手にまかせましょう。病院へ行くことができず、自分で処置をする必要がある場合は、このページ最下部のリンクをたどって、応急処置について読んでみましょう。
《保定について》
《保定について》
保定(ほてい)とは、野生の生きものたちをできるだけ傷つけないように保護したり治療したりするために、生きものの身体をじっとさせることです。自分で保護する必要がある場合はこの方法をとります。
■ 小型野鳥の保定の仕方
ただつかまえる場合は翼をたたんだ状態で、上からそっと胴体部分をにぎります。小型の鳥の身体はとてもデリケートで、強くにぎってしまうと内臓を圧迫して、それだけで死んでしまうことがありますから、強くにぎりすぎないように注意しましょう。
また、手にとって治療をしたりする必要がある場合はしっかりと保定しましょう。
■ 中・大型野鳥の保定の仕方
1. 用意するもの
・鳥の身体全体をすっぽりおおう大きさのタオルや布など。できるだけ黒っぽい色で、周囲が透けて見えない、空気が通る布であればなんでもかまいません。
・身体がすっぽりおさまって、動き回れない程度のダンボールなどの箱を用意し、空気穴をあけておきます。
・あばれてつついたりすることもあるので、安全のために厚手の手袋や軍手などをつけておきましょう。
2. できるだけ暴れたり逃げたりしないように鳥から見えない方向から静かに近づき、体全体にすっぽりと布をかぶせて目が見えない状態にします。そして、布の上から翼をたたんだ状態に手で包み込みます。
3. 布がはずれないように注意して、目隠しの状態のまま箱に入れます。目が見えない状態になるとあまりあばれなくなりますから、箱ごと移動しましょう。移動中には、目をつつかれたりしないように、箱に顔を近づけたりのぞいたりしないようにしましょう。
保定(ほてい)とは、野生の生きものたちをできるだけ傷つけないように保護したり治療したりするために、生きものの身体をじっとさせることです。自分で保護する必要がある場合はこの方法をとります。
■ 小型野鳥の保定の仕方
ただつかまえる場合は翼をたたんだ状態で、上からそっと胴体部分をにぎります。小型の鳥の身体はとてもデリケートで、強くにぎってしまうと内臓を圧迫して、それだけで死んでしまうことがありますから、強くにぎりすぎないように注意しましょう。
また、手にとって治療をしたりする必要がある場合はしっかりと保定しましょう。
■ 中・大型野鳥の保定の仕方
1. 用意するもの
・鳥の身体全体をすっぽりおおう大きさのタオルや布など。できるだけ黒っぽい色で、周囲が透けて見えない、空気が通る布であればなんでもかまいません。
・身体がすっぽりおさまって、動き回れない程度のダンボールなどの箱を用意し、空気穴をあけておきます。
・あばれてつついたりすることもあるので、安全のために厚手の手袋や軍手などをつけておきましょう。
2. できるだけ暴れたり逃げたりしないように鳥から見えない方向から静かに近づき、体全体にすっぽりと布をかぶせて目が見えない状態にします。そして、布の上から翼をたたんだ状態に手で包み込みます。
3. 布がはずれないように注意して、目隠しの状態のまま箱に入れます。目が見えない状態になるとあまりあばれなくなりますから、箱ごと移動しましょう。移動中には、目をつつかれたりしないように、箱に顔を近づけたりのぞいたりしないようにしましょう。