まず気をつけること
まず気をつけること
■ これから保護する場合は、かならず保護する時の注意点を読みましょう
■ 意識がない場合にはゆすったりせず、できるだけ動かさないようにしましょう
■ 気絶、失神して意識がない鳥には決して水を飲ませないようにしましょう
■ 水分の補給については注意が必要です
野鳥に水分あたえるときは、飲ませるものを人肌よりちょっと熱めにあたためて、スポイトや箸の先などで閉じたクチバシのはしっこに1滴つけると自分でなめとります。小鳥なら1~2滴で充分です。大型の鳥の場合は身体の大きさによってもっとたくさんあたえますが、飲みたくなくなったらクチバシにつけても飲まなくなるそうです。
注意することは、水分を口の中に直接入れないこと。鳥は咽(のど)の手前に声門(せいもん)の穴があり、そこから気管、肺へとつながっています。水が気管の中に入ると死んでしまうケースもありますから、クチバシを開かせて水を流し込むようなことは絶対にしないでくださいね。
また、ヒナの時期には水分は餌に含まれるものからとる程度ですので、あたえ過ぎると下痢(げり)をします。下痢も幼い身体には大きな負担になりますから、緊急の時と餌をまったく食べられないとき以外、長くはあたえ続けないようにしましょう。もし、もっと欲しがるようだったら、少し時間をおいてからあたえましょう。
つかまえて処置をする必要がある時は
自分で保護する必要がある場合は以下の《保定について》をしっかり読みましょう。
■ これから保護する場合は、かならず保護する時の注意点を読みましょう
■ 意識がない場合にはゆすったりせず、できるだけ動かさないようにしましょう
■ 気絶、失神して意識がない鳥には決して水を飲ませないようにしましょう
■ 水分の補給については注意が必要です
野鳥に水分あたえるときは、飲ませるものを人肌よりちょっと熱めにあたためて、スポイトや箸の先などで閉じたクチバシのはしっこに1滴つけると自分でなめとります。小鳥なら1~2滴で充分です。大型の鳥の場合は身体の大きさによってもっとたくさんあたえますが、飲みたくなくなったらクチバシにつけても飲まなくなるそうです。
注意することは、水分を口の中に直接入れないこと。鳥は咽(のど)の手前に声門(せいもん)の穴があり、そこから気管、肺へとつながっています。水が気管の中に入ると死んでしまうケースもありますから、クチバシを開かせて水を流し込むようなことは絶対にしないでくださいね。
また、ヒナの時期には水分は餌に含まれるものからとる程度ですので、あたえ過ぎると下痢(げり)をします。下痢も幼い身体には大きな負担になりますから、緊急の時と餌をまったく食べられないとき以外、長くはあたえ続けないようにしましょう。もし、もっと欲しがるようだったら、少し時間をおいてからあたえましょう。
つかまえて処置をする必要がある時は
自分で保護する必要がある場合は以下の《保定について》をしっかり読みましょう。
ケガや病気をしてたら?
ケガや病気をしてたら?
野鳥たちは天敵から身を守るため、死の直前まで決して弱みをみせません。弱っていると、まっ先に天敵にねらわれるからです。まだ幼いヒナであっても、こうした本能を生まれもっています。ですから、鳥の死はかなしいほどに突然です。こうした野鳥たちが見るからに弱っているということは、死に直面している状態だと考えてください。
救急処置をしてしばらくたっても回復しないような場合は、専門家の手にまかせるのが一番の安全です。野鳥は国から守られていますから、ケガや病気、交通事故で弱った野鳥については動物病院や保護センター、動物園などで積極的に診察(しんさつ)してくれますから、ヒナでも成鳥でも、ケガをしている野鳥をみつけた時はすぐに県の保護担当の窓口(県によって担当する課の名前がちがう)や保護施設に連絡して、どうしてあげたらいいか相談しましょう。ただし、県によっては素早く対応できないところもありますし、休日や時間外の場合もありますから、そういう場合は動物園や動物病院をさがしてお願いしてみましょう。電話やメールでの救護相談をしてくださる病院もありますから、利用しましょう。
また、あずかって保護してくれるとは限りませんから、できれば保護する前に連絡した方が良いでしょう。自分で育てられないからと保護をしなくても、これは決して悪いことではありません。中には老衰で弱った野鳥など、動けなくてもケガがない時には放っておいた方が良いケースもあるので、よく観察してみましょう。
どうしても病院に連れていけない場合は、以下にいくつか例をあげていますので、参考にしてください。
野鳥たちは天敵から身を守るため、死の直前まで決して弱みをみせません。弱っていると、まっ先に天敵にねらわれるからです。まだ幼いヒナであっても、こうした本能を生まれもっています。ですから、鳥の死はかなしいほどに突然です。こうした野鳥たちが見るからに弱っているということは、死に直面している状態だと考えてください。
救急処置をしてしばらくたっても回復しないような場合は、専門家の手にまかせるのが一番の安全です。野鳥は国から守られていますから、ケガや病気、交通事故で弱った野鳥については動物病院や保護センター、動物園などで積極的に診察(しんさつ)してくれますから、ヒナでも成鳥でも、ケガをしている野鳥をみつけた時はすぐに県の保護担当の窓口(県によって担当する課の名前がちがう)や保護施設に連絡して、どうしてあげたらいいか相談しましょう。ただし、県によっては素早く対応できないところもありますし、休日や時間外の場合もありますから、そういう場合は動物園や動物病院をさがしてお願いしてみましょう。電話やメールでの救護相談をしてくださる病院もありますから、利用しましょう。
また、あずかって保護してくれるとは限りませんから、できれば保護する前に連絡した方が良いでしょう。自分で育てられないからと保護をしなくても、これは決して悪いことではありません。中には老衰で弱った野鳥など、動けなくてもケガがない時には放っておいた方が良いケースもあるので、よく観察してみましょう。
どうしても病院に連れていけない場合は、以下にいくつか例をあげていますので、参考にしてください。