《保定について》 | raspberryschool906さんのブログ

《保定について》

《保定について》
保定(ほてい)とは、野生の生きものたちをできるだけ傷つけないように保護したり治療したりするために、生きものの身体をじっとさせることです。自分で保護する必要がある場合はこの方法をとります。

■ 小型野鳥の保定の仕方

ただつかまえる場合は翼をたたんだ状態で、上からそっと胴体部分をにぎります。小型の鳥の身体はとてもデリケートで、強くにぎってしまうと内臓を圧迫して、それだけで死んでしまうことがありますから、強くにぎりすぎないように注意しましょう。

また、手にとって治療をしたりする必要がある場合はしっかりと保定しましょう。


■ 中・大型野鳥の保定の仕方

1. 用意するもの
  ・鳥の身体全体をすっぽりおおう大きさのタオルや布など。できるだけ黒っぽい色で、周囲が透けて見えない、空気が通る布であればなんでもかまいません。
  ・身体がすっぽりおさまって、動き回れない程度のダンボールなどの箱を用意し、空気穴をあけておきます。
  ・あばれてつついたりすることもあるので、安全のために厚手の手袋や軍手などをつけておきましょう。

2. できるだけ暴れたり逃げたりしないように鳥から見えない方向から静かに近づき、体全体にすっぽりと布をかぶせて目が見えない状態にします。そして、布の上から翼をたたんだ状態に手で包み込みます。

3. 布がはずれないように注意して、目隠しの状態のまま箱に入れます。目が見えない状態になるとあまりあばれなくなりますから、箱ごと移動しましょう。移動中には、目をつつかれたりしないように、箱に顔を近づけたりのぞいたりしないようにしましょう。