raspberryschool906さんのブログ -115ページ目

保護施設・動物病院リスト

保護施設・動物病院リスト
このページでは野鳥の救護に関わるリンクをまとめています。
県の連絡先、動物病院や保護施設、救護指導をしてくれる動物病院や施設をみつける必要がある場合は、このページでさがしてください。
ただし、誤認保護と思われる野鳥は診察しないという病院も増えてきています。
また、連れていけば病院や保護施設が引き取って育てくれるとはかぎりません。

野生動物の保護への対応は県によって違います。野生鳥獣(やせいちょうじゅう)専門の救護施設(きゅうごしせつ)がある県、動物園や野鳥園が保護・救護を担当している県、指定獣医師のボランティア制度を実施(じっし)している県もありますが、県内の各地域に対応できる施設や病院があるとは限りません。中には保護への対応がないに等しい県もあります。さらに、野鳥の場合は「鳥専門」もしくは「鳥にくわしい」病院という条件がつくので、その数も限られてきます。

こうしたことから、病院がみつからず手遅れになっているケースがたくさんありますので、保護してくれる施設や親切に診察してくれる病院をみつけた方は教えてくださると助かります。
また、このリストにある病院や施設を利用された場合には、その対応に関してのご感想をいただけると助かります。

大型の野鳥の保護には思わぬ危険もあるので、専門家に任せた方が安全です。もしも、これから自分で保護する必要がある場合は、保護する時の注意点を読んでおきましょう。


保護して救急処置がまだの方はすぐにレスキュー&育て方へどうぞ。


■ 自分で処置する場合

■ 自分で処置する場合

しっかり保定(ほてい)した状態で部分的にタオルをめくり、粘着材の羽にくっついていない部分だけを切り取ってあげます。
できれば、一人が保定して一人が切り取るというように、二人で作業を行った方が安全です。まちがって風切羽を切ってしまったら飛ぶことができなくなりますから、できるところだけ切り取ったら無理をせず、あとは病院にお願いした方が安全です。目隠しのままタオルなどで動けないように巻いて、身体がすっぽりおさまる程度の箱に入れ、鳥に詳しい病院に連れていってあげましょう。こうした事故の場合は快く見てくださる病院が多いものです。

■ ねばりけをとる方法
粘着材を切り取ったら動けるようになった場合でも、ある程度ねばりけが取れていなければ危険なままです。曜日の問題などで病院に連れて行けない場合には、下記の方法でねばりけをきれいに落してから放してあげましょう。決して洗剤で洗ったり、ベンジンで拭いたりしないでください。羽が水をはじかなくなったり、体温調節ができなくなったりして危険です。根気強く少しづつ落してあげましょう。

粘り気があまりひどくない場合は、ベビーパウダー(シッカロール)や灰をねばついた部分にはたいて、しばらく待ってからぽろぽろとこすり落します。足やくちばしは綿棒を使うと取りやすいそうです。首筋などこすり落しにくい部分には、綿棒などでサラダ油をぬって、ふき取ってあげると良いそうです。極端な粘り気が取れて自分で身づくろいできるようになれば、あとは自分できれいにお手入れできます。小麦粉、うどん粉などはカビやダニの原因になるようですから、使うのは避けましょう。決して洗剤で洗ったりはせず、ベンジン、シンナー、アルコールの使用もしないようにしましょう。


ゴキブリホイホイ、ネズミホイホイなど粘り気がひどい場合

上記の方法で取れない場合、別の方法はいくつかあるようですが、いずれも野生に戻すまでに長期間の保護を必要としたり、野生に戻せなくなったりと、野鳥にとっては大変なストレスになってしまいます。この場合は鳥に詳しい獣医さんに相談して、実際に状態を見てもらいながら相談しましょう。

粘着材やトリモチ被害の処置

粘着材やトリモチ被害の処置

県の担当の係に連絡すれば、保護に来てくださる場合もありますから、県の保護担当の窓口(県によって担当する課の名前がちがう)や保護施設に連絡して、どうしてあげたらいいか相談しましょう。
ただし、県によっては素早く対応できないところもありますし、休日や時間外の場合もありますから、そういう場合は動物園や動物病院をさがしてお願いしてみましょう。電話やメールでの救護相談をしてくださる病院もありますから、利用しましょう。これらの連絡先を調べるには保護施設・病院リストへどうぞ。