

読書がメインなのか、甘モンがメインなのか(笑)。
さて、7月の読書記録です。
7月の読書メーター
読んだ本の数:8
読んだページ数:2680
ナイス数:344
運命の終いの感想
憧れだった高校時代の教師と20歳でデキ婚した彩香。その夫を亡くし、自分が若くして結婚した事で失ったものを思い、雑な恋愛をしてみようとして、大地という男性と「大人な恋愛」を。永遠と同じように運命なんて無いのかもと、今を美しく思えるようになった彩香は強くなったのかな。でももし遣り甲斐のある仕事に巡りあえて無かったらその選択も変わっていたのかも。何もかも対等である相手と巡り合うのは難しいね。しかし亡くなった夫も大地も、男は身勝手でずるいな、なんて思ったりも。そして「引いた紙くずが一等に見える」のは真理ですねw
読了日:07月31日 著者:奥田 亜希子
夜明けまでに誰かが (創元推理文庫)の感想
RV車という閉鎖された空間を舞台にしたサスペンス。秘密を明かせば乗車しているうちの5人の命は助けるという謎の狙撃手によって、次第に仲間同士でギスギスした空気になり、緊張感と緊迫感が高まり一気読み。伏線、それに示唆されている事からある部分は予想がつくけど、主人公のレッドが自分とそして殺された母親を責めるループから抜け出せる、赦しと希望の物語として印象に残ります。あと、あいつだけは巻末の解説にあるように殴りたく、というかなんなら最初に狙撃されて欲しいと思うぐらいイラつかされましたw
読了日:07月29日 著者:ホリー・ジャクソン
9人はなぜ殺される (創元推理文庫)の感想
ピーター・スワンソン版、『そして誰もいなくなった』。一見関係性の無さそうな9人が次々と殺されていく様子を描いていくミステリ。9人それぞれの生活している姿が描かれているけど、それぞれ自分が何故殺されるのか分からないまま殺されていくせいもあって、良く考えたら何を読まされているんだって感じもw とはいえ自分はその辺りも楽しめました。しかしラストはどうなんでしょうね。蛇足のような気もしますが、はてさて。
読了日:07月25日 著者:ピーター・スワンソン
ババヤガの夜 (河出文庫 お 46-1)の感想
依子と尚子の二人の関係性の描き方が良かった。友情や愛情といったものもあるのはあるんだろうけど、そういった言葉では言い表すことができない二人の距離感が絶妙。運命共同体といった二人の物語、もっと読んでみたかった。200項と短いため、他の登場人物もどうなったんだろうとか、語られていない部分を想像するのも楽しいです。ダガー賞受賞、おめでとうございます(≧▽≦)
読了日:07月15日 著者:王谷 晶
その殺人、本格ミステリにさせません。の感想
音更風゛を主人公にした『その殺人、本格ミステリに仕立てます。』に続くシリーズ2作目。「続編はより派手に」とのことで、クローズドサークルとなる館で起きる連続殺人は、その仕掛けや真相は前作以上に派手なものが。とはいえ館ものって頭の中で想像しきれない自分を再認識。なかなか理解できずに気付けば流して読んでしまうダメなミステリ読者でしたw でも終盤での二転三転する真相語りには興奮させられますし、風゛の天然ぶりや豺とのやり取りは可笑しく、更なる続編に期待高まります。
読了日:07月13日 著者:片岡翔
夏鳥たちのとまり木 (双葉文庫 お 43-02)の感想
SNSによる未成年者誘拐というテーマを軸に描かれる希望の物語。子供の頃に「大丈夫」と言ってもらえたことが救いであり拠り所になっていたのは間違いないでしょうし、助けて欲しいと声をあげる事ができない人にとっては大事な言葉。でもその言葉の裏にあった真実は、主人公の葉奈子にとって向き合わないといけないもの。生徒が描いた鳥かごと鳥。それを見る側によっては受け取り方が違うというのはハッとさせられます。毛嫌いしていた同僚の教師である溝渕の本当の姿を知っていく様子や、秘密を抱えた生徒と向き合う姿も成実に感じられ良かった。
読了日:07月10日 著者:奥田亜希子
グッド・シスター (小学館文庫 ヘ 6-1)の感想
図書館員のファーンは双子の姉であるローズが子を産めないと知り、自分が代理母になろうと。人混みや騒音などが苦手で規則正しい生活を好むファーンの世話をするローズと、そんな姉を愛し信頼するファーン。二人は共依存的な関係でもあるのかなと思いつつ読んでいくと、次第にどこか違和感を覚えるようになります。人はそれぞれ自分に都合の良いように考えたり感じたりするもので、そして自分が思うより誰かに支えられているものだと改めて感じます。終盤にかけて不穏さが増す中で、どうか幸せな結末が待っていますようにと願いつつ一気読みでした。
読了日:07月07日 著者:サリー・ヘプワース
僕たちの青春はちょっとだけ特別の感想
高等支援学校を舞台にした日常の謎を描いた青春ミステリ。主人公は中学時代はお客さん扱いでぼんやりと過ごしていた架月。人の話も自分の考えに没頭していて聞いているようで聞いていなかったりする姿に、どこか自分を重ねて読みました。架月だけでなく、利久や深谷、莉音や由芽はちょっとだけ特別なだけで、それはみんな自身の中にあるものなんじゃないでしょうか。丁寧に真摯に描かれているので、優しくほっこりするだけでなく、自分の中で欠けていたり忘れがちなものにあらためて気づかされるものがありました。
読了日:07月04日 著者:雨井 湖音
読書メーター
7月は予定通り国内作品をメインに読書した月となりました。
その中で印象に残った作品といえば、やはりホリー・ジャクソンの新作『夜明けまでに誰かが』が一気読み度でNo.1でしたね。
そして、しみじみ良かったのは、雨井湖音の『僕たちの青春はちょっとだけ特別』。
こちらはお勧めされなければ手に取っていなかったと思うので、紹介して下さった方に感謝。
また、文庫化をきっかけに読んだ奥田亜希子『夏鳥たちのとまり木』も誠実な物語で良かったですし、著者の新作『運命の終い』も合わせて、やっぱり奥田さんの作品、いいなと再認識です。
さて、8月は、というか8月もいろいろと遊びまわる計画がありますが良作を沢山読めますよう、今夜のこれを見て、面白そうな作品のチェックをしないとね。










