固ゆで卵で行こう!

固ゆで卵で行こう!

ハードボイルド・冒険小説をメインにした読書の日々。


時に映画やRockな日々。またDragonsを応援する日々。そして珈琲とスイーツな日々。

読書感想がメインですがジャンルは偏りがちです。

美味しい珈琲とスイーツで日々を生きてます。

訳者の島村浩子様より、ジャナ・デリオンの〈ワニ町〉シリーズ第8作目『町の悪魔を捕まえろ』(東京創元社 10/11発売)をご恵投いただきました🐊

 

ありがとうございますキラキラ

 

この日のためにルートビアも用意してありますw

 

さっそく妻と二人で楽しまていただきます(≧▽≦)

 

 
 

 

 

 

〈隠蔽捜査〉シリーズ9作目(スピンオフ作品を含めると通算11作目)で神奈川県警編の2作目。



横須賀で起きた殺人事件。

目撃情報から米軍が関係している恐れもある事から、いわゆる日米地位協定に関して微妙な関係性を考慮した捜査が必要に。

とはいえ神奈川県警の刑事部長となった竜崎の変わらぬ原理原則主義はその壁を越えていくもの。

この辺り、関係各所との調整や責任、利害関係などを考えて竜崎に迫る者たちに対するあしらい方が、やはり痛快で読んでいて楽しいですね。

署長が面倒そうなものは明確に嫌がる様子も可笑しいですし、同期で警視庁刑事部長の伊丹も責任の所在についてうまく逃げようとする計算高い姿なども変わらずです。


さて、今回は鼻もちならない同期が登場します。


同期で首席だった八島圭介が福岡県警から神奈川県警に警務部長として赴任し、竜崎の事を敵視するような言動を見せるのですが、竜崎はそもそも順位や出世について興味を持っていない事から、特別に対応を見せる事はありません。


ところが、八島が事件に関与しているのではないかとの疑いも浮上し、竜崎は周りからすれば思いがけない行動に出ます。


また、息子の邦彦のトラブルで外務省の職員に頼る場面もあるなど、読みどころも満載な内容ですが、あっという間に読了です。

紫の薔薇のエピソードについても、シリーズ初期の頃の竜崎からは想像し難い姿ですが、ほっこりとしました。





福井県立図書館の中にあるカフェ「あすわの木」さんでお茶タイム。
 
 

 
プレーンのシフォンケーキと、とにかく暑い日だったのでスッキリさせたくてレモネードを。
 
 
店内はいつも賑わっている印象ですが、この日も多くの方がランチを食べられていたり、お茶したりしていました。
 
図書館の中にあるという事で、もちろん読書されている方も多く、また勉強している方も。
 
あまり図書館を利用していないんですが、たまに来た時にはお邪魔したくなりますねー。

9月の読書メーター
読んだ本の数:11
読んだページ数:3480
ナイス数:268

ワトソン力ワトソン力感想
いるだけで周りの人の推理力が増すという特殊能力「ワトソン力」を持つ警視庁の刑事の和戸。非番の日に遭遇した事件でもその能力により周りの人が推理合戦し、解決に導いていく様子が楽しい。7つの事件はそれぞれしっかり伏線からの解決が見事に本格推理として、しかも気軽に楽しめます。主人公の和戸が、本当にいるだけなのも可笑しいけれど、たまには活躍する様や個性を見せてくれるとより楽しくなると思うんだけど、それだとこの作品の本質から外れてしまうかなw 最後は「え?!」という終わり方。続編も読んでみます!
読了日:09月30日 著者:大山誠一郎
プルースト効果の実験と結果プルースト効果の実験と結果感想
四つの恋愛小説を収めた短編集。それぞれ違う味があって、痛々しくもあり、爽やかでもあり、もやもやしたりと。どの主人公も純粋な気持ちだけに、余計に目を覆いたくなるような姿を見せます。でも、最後はどの主人公も自身の考えで前を向こうとする姿は清々しくもありました。著者の他の作品も読んでみたくなりました。
読了日:09月27日 著者:佐々木 愛
サリー・ダイヤモンドの数奇な人生 (ハーパーBOOKS)サリー・ダイヤモンドの数奇な人生 (ハーパーBOOKS)感想
ぐいぐいと惹き込まれ終盤は一気読みでした。「変わっている」と言われるサリーのその悲惨で痛々しい生い立ち。虐待のおぞましさと連鎖する負の要素に胸がムカムカして読みにくくなりそうにも。しかし、周りの人の優しさもあってサリーが人生を明るく前向きに生きようとする姿がとても鮮やかで清々しく、彼女を思わず応援したくなり夢中になって読み進めました。そんな中で暗い影を落とす出来事が。生きていればやり直す事もできる。サリーが再び前向きな人生を歩んでいる事を願ってやみませんでした。
読了日:09月23日 著者:リズ ニュージェント
ライオンのおやつ (ポプラ文庫 お 5-5)ライオンのおやつ (ポプラ文庫 お 5-5)感想
「人生の最後に食べたいおやつは?」理想のホスピスで人生の最後の時を過ごそうとする雫が、そこで生きる事と死ぬ事に前向きに向き合っていく様子が描かれています。それは時に涙なしでは読めなかったですが、死を恐れる必要は無く受け入れるようにもしかしたら自分もなれるんじゃないか、そう感じました。もしそんな風に最後を迎えれたらそれは幸せな事かも。たとえ亡くなったとしても、その魂を身近に感じ取れたら…。
読了日:09月18日 著者:小川 糸
その胸の鼓動を数えて (mirabooks)その胸の鼓動を数えて (mirabooks)感想
『いまはただ瞳を閉じて』に続く〈マッケンジー家の三きょうだい〉シリーズ二作目。心身共に辛い目にあった経験を他の人にもさせないように講演や執筆活動を行っているケネディ。前作の主人公スターとは違った強さをもつ彼女に強く惹かれるレイエス。その彼の語り口は軽口も多く読んでいて楽しくニヤニヤ。また、二人が惹かれ合うも相手の事を想い一歩引いている様子も微笑ましかったですね。今回はレイエス達の父親パリッシュの哀しみと強い決意が印象的で、それだけに家族を想い、レイエスを認める姿が強く印象に残りました。次の完結編も楽しみ!
読了日:09月17日 著者:ローリー フォスター
ぼくの家族はみんな誰かを殺してる (ハーパーBOOKS)ぼくの家族はみんな誰かを殺してる (ハーパーBOOKS)感想
意外に複雑というか、考えながら読んだせいで思いのほか読み終えるまで時間がかかりましたが、最後の怒涛の謎解き場面も含めて楽しめました。家族の誰もが人を殺しているという言葉そのものがめくらましみたいな感じで、ちょっとほっこりさせられたのが何よりも意表をつかれたかも。あやしいと思った点はやはりと言った感じでしたが、それを繋げ切れなかった自分がちょっと悔しかったですw 読了後に色々確かめたくなること受けあいの謎解きミステリー。果たして何もかもがフェアだったかどうかも読み終えた人同士で語りたくもなります。
読了日:09月15日 著者:ベンジャミン・スティーヴンソン
探花: 隠蔽捜査9探花: 隠蔽捜査9感想
シリーズ9作目(通算11作目)で神奈川県警編2作目。今回は横須賀で起きた殺人事件で米軍が関係している恐れがある事から、その関係性を考慮した捜査が必要に。とはいえ竜崎の原理原則主義はその壁を越えるもの。この辺り、関係各所との調整や責任、利害関係などを考えて竜崎に迫る者たちに対するあしらい方がやはり痛快で読んでいて楽しいですね。鼻持ちならない同期の登場で事件の関与への疑いも出てきたり、息子の邦彦のトラブルがあったりと盛沢山な内容ですが、あっという間に読み終えます。紫の薔薇も微笑ましいエピソードでしたね。
読了日:09月13日 著者:今野 敏
デシベル・ジョーンズの銀河(スペース)オペラ (ハヤカワ文庫SF)デシベル・ジョーンズの銀河(スペース)オペラ (ハヤカワ文庫SF)感想
話しが全然進まないので、途中で挫折しそうでしたw とはいえロックが地球を救うというその設定だけで美味しい。その上にESCにグラムロックをベースにしたコメディとなれば、最後まで読んで確かめずにはいられません。さて、自分の貧相な想像力では脳内で可視化しきれなかったのもあり、群像劇のような映画になればすごく面白い物になりそう。しかしデジベル・ジョーンズ&絶対零度の活躍はもっと見たかったなぁ。クセが強くて読むのに時間かかったけど、刊行予定の続編が翻訳されたらまた手に取るかも。
読了日:09月10日 著者:キャサリン・M・ヴァレンテ
リマインダーズ・オブ・ヒム あなたの遺したものリマインダーズ・オブ・ヒム あなたの遺したもの感想
あらすじ読んだだけで辛そうだと寝かせていた本書。読んでいてやはり胸が苦しくなり辛い想いをするけれど、まごうことなき〈愛と許し〉そして〈再生〉の物語で、溢れる愛に涙せずにはいられませんでした。最愛の人を自身の過ちで失い服役したカナ。一度も抱く事が叶わなかった娘に会いに戻った町で出会う、最愛の人の親友。愛と憎しみに揺れる心の機微や、ただただ愛し愛されたい、許されたいと願う想いが、甘過ぎないロマンスとして描かれる事で主人公を含めそれぞれの立場になり、一緒になって考えます。果たして自分だったらと想像した結果は?!
読了日:09月06日 著者:コリーン・フーヴァー
喪服の似合う少女 (ハヤカワ・ミステリ)喪服の似合う少女 (ハヤカワ・ミステリ)感想
1930年代の中国を舞台にした探偵小説。謎解きミステリでは無く、地に足がついたハードボイルドの王道のような物語。主人公の女私立探偵の決して過度には描かれないながらも、自分自身の道を歩む姿がなんとも凛々しくも魅力的。行方知らずに少女を探した果てに浮かび上がる真実と少女たちの心の内はどこか物哀しくもあるけど逞しさも感じとれて良かった。この時代特有の風俗や考え方、富裕層かた貧困層までの描かれ方も雰囲気が出ていて読み応えあった。また彼女の物語、読んでみたい。
読了日:09月03日 著者:陸 秋槎
モカとまほうのコーヒーモカとまほうのコーヒー感想
『モカと幸せのコーヒー』の続編。モカに再び会え、優しいその世界に浸れます。ちょうど作者の刀根里衣さんの原画展とサイン会があり、会場で先行販売されていたので購入。刀根さんにサインもしていただけました(≧▽≦)
読了日:09月01日 著者:刀根 里衣

読書メーター

 

 

 

 

9月は絵本から始まり、ハードボイルド、ロマンス、SF、謎解きミステリー、恋愛小説などと、バラエティに富んだ月になりました。

 

その中でも最も印象に残ったのは『サリー・ダイアモンドの数奇な人生』。

 

 

読み終えると誰かと感想を語り合いたくなる、そんな作品でした。

 

 

それにしても10月に入ったのに夏日が続くとは。

 

それでも朝晩は涼しく、秋らしい風景も。



また、夜のウォーキングも一枚羽織ってから行くようになりました。

 

秋の夜長、いっぱい読めるといいな。

 
 

 
週末のお山歩、朝からどんより曇り空。

サクッと行って帰ってこれるところへって事で、文殊山へ。


今回は久しぶりに大正寺コースから。

駐車場やトイレが整備されたとは聞いていましたが、こんなにきれいなのが出来てたんですね。

それに大正寺コースは距離も短いので、今日みたいにサクッと行きたい時はぴったりで、今後はもうちょっと利用しようかな。


さて、曇り空でもやはり多くの人が登っていました。

大正寺コースではすれ違いも数名程度でしたが、小文殊以降は多くの方と。

ハートのところ、パンダさんが。
 
上野動物園のジャイアントパンダ「リーリー」と「シンシン」は中国に帰ってしまいましたが、こちらでは見る事ができますw
 
 
 
 
 

 
静かな山道。
 
 
 
 
 

 
鉄塔と彼岸花
 
 
 
 
 

 
ようやく秋めいてきましたね。
 
 
 
 
 
 

 
鉄塔広場からの景色。
 
 
 
 
 
 
 

 
階段もありますが、そんなに長くはありません。
 
 
 
 
 

 
小文殊に到着です。
 
 
 
 
 

 
展望台近くのハート。
 
 
 
 
 
 
 
パンダさん!
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
山頂にはこんな曇り空でも多くの人が。
 
 
 
 
 
 
山頂から北側、福井方面。
 
休憩せずにUターンします。
 
 
 
 
 
 
 
展望台から南側、日野山も雲隠れで見えませんでした。
 
 
 
 
 
 
 
登山口に新しくできたトイレ。
 
駐車場も整備されたので、こちらから登る人も増えたりしているかな。