固ゆで卵で行こう! -2ページ目

固ゆで卵で行こう!

ハードボイルド・冒険小説をメインにした読書の日々。


時に映画やRockな日々。またDragonsを応援する日々。そして珈琲とスイーツな日々。



 いやー、もう感服。


ホロヴィッツの上手さ、面白さを存分に堪能できた、まさかのシリーズ3作目。

恋人とクレタ島でのホテル経営をしていたスーザンですが、再びロンドンに戻りフリーの編集者として、本の世界へと復帰します。

そんなスーザンの元に舞い込んできたのは〈アティカス・ビュント〉シリーズの最新作『ピュント最後の事件』を手掛けるというもの。

アラン・コンウェイに変わる著者は、かつてスーザンが編集者として関わったものの、作品は売れなかったミステリー作家エリオット・クレイスで、世界的児童文学者の孫にあたる人物。

エリオットは、〈アティカス・ビュント〉シリーズの生みの親、アラン・コンウェイと同様に付き合いが難しい相手ですが、彼の原稿は面白く、才能を感じたスーザンは出版に向けて協力していくことに。

というわけで、今回も作中作の事件と現実の事件がリンクしながら描かれていくのですが、やはりこの作中作が実に面白くて、もうそれだけでお腹が膨れそうです(笑)。

そこへもってきて自然死とされていたエリオットの世界的児童文学者だった祖母の死について疑いが。

実は毒殺であり、その犯人はエリオットの原稿の中に示されているというだけでなく、現実世界で起きる殺人事件、そしてスーザンがその容疑者となるという展開で、二重三重、雪だるま式に面白くなっていきます。

特に、ある事に関しては、大概の読者がある人物が怪しいと感じる通りとなるのだけれど、それを目くらましのようにしつつ、全体像が明らかにされていく様子というのが本当に上手いです。

現実世界でのエリオットの家族、そしてエリオットが書くミステリー。

それは怨讐うずまく一族の確執を描いた物語としての面白さがあり、その様は、やはり著者のクリスティーへの愛がこれでもかと詰まっているかのようにも感じます。

うん、やっぱり個人的には〈ホーソーン&ホロヴィッツ〉シリーズよりこちらの方が好きだなぁ。

そして、まさかまさかのシリーズ4作目が決まっているとのこと!

いまから読める日が楽しみです。

 

 

 

先日の浜松見学後は、宿泊先へ。

 

チェックインを済ませるとシャワーで汗を流しスッキリ。

 

するとこの後にお茶の約束をしていた方から連絡が入り、ホテルまで迎えにきてもらえることになり、車でお茶するお店へと、自分を含め、三人で向かいました。

 

向かった先は浜松駅近くの「Tournez La Page(トゥルネラパージュ)」さん。




こちらでバスクチーズケーキとガトーショコラと珈琲のセットをいただいてきました。

 

プレートにはお塩と胡椒が添えられていて、お好みでバスクチーズケーキにつけてとのこと。

 

お塩は甘じょっぱくて美味しかったです。

 

しかし胡椒は、むせて咳が止まらなくなりそうだったので一口で遠慮しました(笑)。

 

ところでお二人にはこれまでお会いしたことはあったものの、三人でこうやってゆっくりお話する機会は初めてで、わざわざ時間を作ってくれたお二人に感謝です。

 

そうそう、案内してくださったこちらのお店がこれまた素敵なお店。

 

写真は撮っていませんが、Avantgarde(アヴァンギャルド)社のオーディオシステムによる、音響にこだわった店内にはジャズの調べが鳴り響き、スクリーンにはバスター・キートンのモノクロ映画が映し出されていました。

 

壁面には沢山のLPレコードが収納されており、その中からプレーヤーで流している模様。

 

心なしかお店のお客さんもお洒落な方が多いようで、田舎者なので気後れしてしまったりして(笑)。

 

でも、近くにあったら通いたくなるようなお店でした。

 

 

 

人類に割り当てられる幸せの量はあらかじめ決められており、神様はその幸せを誰に分配するかを、一部の野良猫を調査員として任命し、幸せを与える人間を見極めていて…。



ほんわかとした可愛らしい猫と鳩のイラストの表紙ですが、内容自体は予想していたものより硬派な感じだったかも。


神様の幸せ調査員たる野良猫、キジトラのノラ。
猫らしく、自由気ままな様子で、なかなか幸せ調査員たり使命を果たそうとしません。

そんなノラに、神様のまさに伝書鳩、ノラの監視役たる伝書鳩のピースが、分け与える幸せが余っているから相応しい人間を探してこいとせっついてきます。

この二人のやり取りが漫才みたいで可笑しく、もう、ここだけでも読んでいたくなるほど(笑)。


さて、幸せ調査員のノラは、人間に化けて対象者のことを調べます。

神様のお陰で対象者もその周囲の人間もノラの事を不審に思わず、自然に悩みなどを打ち明けてくれるという、親切設定(笑)。

野良猫であるノラは、対象者の悩みだったり問題だったりについて聞いているうちに、その人にとっての「幸せ」を考えるように。

そんなノラの調査を通じ、現代社会が抱える問題が映し出されていきます。

やる気がないと公園で日向ぼっこしたり、人間に化けてラーメン屋めぐりをしたりする気ままな猫らしい姿と、人間のことは理解できないといいつつも、どうやら人間の歴史をずっと見てきたようで、妙に博識でシニカルに達観した様子も。

そんなギャップ萌え(?)な姿もあってか、ノラ本人の意図とは違うみたいだけれど、時折発言する名言には思わずハッとさせられることも。

ところで各話のタイトルは、再結成し、先日行われた日本公演も最高だった、イギリスのロックバンドoasisの名曲のタイトルとなっていて、その曲に合わせたセリフがあったり内容になっているので、oasisファンとしては思わずニヤリ。

単に曲をモチーフにしているだけかと思いきや、最終話はoasisの話も入っていてびっくりすると共に、「今夜、俺はロックンロール・スターだ」と叫びながら生きていこう、なんれ気持ちが昂るものがありました。

てな訳でオアシスのファンも是非手に取ってみてください(笑)。

 

 

ちなみに作中ではまだoasisは再結成をしていない模様なので、著者が書かれたのは再結成のニュース前なのかな。

 

そしてやっぱりファンなんでしょうか。だとしたらこの前の来日公演、観に行けていたらいいですね。

 

 

 

浜松市役所と浜松城を見学する前、ランチにと訪れたのは遠州鉄道の「第一通り駅」のすぐ近くで、浜松駅からも近いお蕎麦屋の「手打ち蕎麦 naru」さん。

平日限定のランチセットをいただいてきました。

 

 

 

お蕎麦は、「かけ」「せいろツユ」「くるみツユ(追加料金必要)」から選べたので、「くるみツユ」をチョイス。

セットには「今日のごはん」として、この日はまぜごはん「ひじきと梅のごはん」が。
それに、「出し巻きたまご」と「自家製がんも」。
それかえら「本日のおかず2種」として「ふろふき大根の肉味噌」と「きのこと梅の海老芋サラダ」がついてきました。

お蕎麦屋さんには見えないようなモダンなお店でしたが、夜は一品料理などを舌鼓を打ちながらお酒も飲める蕎麦ダイニングといった感じのお店みたいですね。

13時頃に訪れたので、あまり待たずに入店できましたが、時間帯によっては2階にある店舗から1階まで行列ができることもある人気のお店のようです。

どれも美味しかったですし、浜松にくる機会があればまた利用してみたいです。また、夜にも訪れてみたいかも。

 

 

先日、所用で浜松に。

 

 

浜松到着時には、ブロ友さんと10年ぶりにお会いして2時間ほどお話できて楽しかったです。

急なお誘いはご迷惑かなとも思いましたが、快くお会いしてくれて嬉しかったですし、思い切ってお誘いして良かったです。


また会ってくださいね!

 



ブロ友さんとお会いした後は仕事へ。

その仕事が終わると、その後の予定まで時間があったので、折角の機会なのでと浜松城を見学に。

と、その前に浜松市役所へ。

 

 

「シン・エヴァンゲリオン劇場版」の中で天竜浜名湖線の天竜二俣駅がモデル地の一つとして出てきたとの事で、浜松市では浜松市が12市町村合併20周年、エヴァンゲリオンTV放映開始30周年の記念として「シン・ハママツ計画」としたコラボ企画が展開されているとのこと。

で、市役所のロビーには現在、エヴァンゲリオン初号機の6mの立像が展示してあるとの事で、ちらっと覗いてきました。

 

 

実はエヴァはTVシリーズしか見てないんですけどね。

 

 

 

その後は市役所の横にある浜松城公園へ向かいます。

 

 

まずは若き日の徳川家康公がお出迎え。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

入城料を支払って復興天守閣の中をに入ると、展示してある遺構や資料などを見てまわりました。

 

 

 

 

 

 

 

 

聞いていた通り規模は大きくないので、短時間で見てまわれましたが、この日は11月とはいえ半袖でも過ごせるぐらいの陽気で、スーツ姿で歩き回っていると汗だくになってしまいました。

 

 

 

 


 

近くにスターバックス浜松城公園店があったので、そちらでアイスコーヒーを飲んでクールダウン。

 

 

 

ところで浜松城は出世城とも呼ばれていますが、これで自分も出世できるでしょうか。


でも、中には左遷された人もいたそうなので、むしろ自分はそっち側かも(笑)。