固ゆで卵で行こう! -3ページ目

固ゆで卵で行こう!

ハードボイルド・冒険小説をメインにした読書の日々。


時に映画やRockな日々。またDragonsを応援する日々。そして珈琲とスイーツな日々。

 

 

念願の私立探偵となった音更風"。
そんな彼女のもとに『その殺人、本格ミステリに仕立てます。』という映画を撮るので〝監修“として参加して欲しいとの伝説の映画監督、鳳灾子からの依頼を受け、俳優やスタッフたちと瀬戸内海の孤島へと。
そこにはミステリー作家、鳳亜我叉が建てた「百々目館」があり、そこで撮影が開始されるが第一の殺人が起き…。




鳳亜我叉によるミステリー小説の主人公、探偵の奥入瀬竜青に憧れ、自分はその生まれ変わりだと、自身も名探偵になろうとする音更風"を主人公にした『その殺人、本格ミステリに仕立てます。』に続くシリーズ2作目。

作中でも語られるように「続編はより派手に」ということで、〈館〉もののクローズドサークルの中で起きる連続殺人は、殺され方、仕掛け、そして真相も前作以上に派手なものが用意されていました。

また、犯人からは、撮影仲間の中に犯人の協力者Qがおり、そのQを見つけないと他の全員も殺されるという脅しもあり、風“が必死になって探偵する様子と、犠牲者が増えていく緊迫感と緊張感を楽しめました。

しかし、〈館〉ものって、頭の中で構造とかをうまく想像しきれない自分を再認識。

なかなかその構造などが理解できず、気付けば「ま、いいか」と流して読んでしまうダメなミステリ読者でした(笑)。

そんなダメ読者ではありましたが、それでも終盤の二転三転する真相語りには興奮させられます。

そして風"の天然ぶりや、風"を助ける元ミステリープランナーの豺との漫才みたいなやり取りはやはり可笑しく、更なる続編を期待たいです。

 

 

 

 

東海地方へおでかけしてきました。
 
そこで色んな方と久し振りにお会いでき、一緒にご飯をしてこれました。
 
わざわざ集まってくれ、嬉しかったです。
 
ありがとうございます(≧▽≦)
 
 
そこで色々お土産も頂戴しました。
 

 
10年振りぐらいにお会いできたブロ友さんからは「治一郎」のバームクーヘンを頂戴しました。
 
そっか、治一郎って浜松だったんですね。初めて知りました。
 
娘さんが「しゃおさんにはうなぎパイとかは駄目」と言われて選んでくださったとか(笑)。
 
そして珈琲好きの自分たち夫婦のために「まるたけ堂珈琲」さんの珈琲も。
 
いろいろお話できて嬉しかったな。
 
10年の間に息子さんも結婚され、娘さんも就職されたと聞き、月日の流れを感じました(笑)。
 
また会ってくださいね。そして良かったら娘さんと二人で福井へ遊びにきてください照れ
 
 
 
そして読書仲間さんたちとの会食では、皆さんからも色々頂戴しました。
 
その中で菓匠絹一の「吉田の手筒」、豊橋の伝統行事「手筒花火」をモチーフにしたパッケージにおまんじゅうが入っています。
 
Kさんらしいチョイスで、インパクト大でした(笑)。
 
 
それから浜松の老舗和菓子屋「巖邑堂」さんの「栗蒸し羊羹」、それに長野のスーパーのPB商品のドライフルーツ。
 
今週はお菓子を買ってはいけませんね(笑)。
 
モヒモヒといただきます!
 
そしてみなさん、また福井にも遊びに来てくださいませ(≧▽≦)
 
 
 
しかし、ありがたくも沢山頂戴したお土産の数々。
 
実は色々頂いた後に、湖西連峰縦走をしに行ったのですが、着替えや仕事で着ていたスーツや資料なども含め、全てをザックに入れたら、夏に白馬登山した時なみの重量になったという(;・∀・)
 
でも負担をかけてのいいトレーニングになりました(笑)。
先日、今年も健康診断で胃カメラを飲んできました。
 
昨年は飲んだ際にあまりに辛そうだったせいか、担当の医師から「次からは鼻からにしたら」と言われました。
 
しかし、鼻からも怖い。
 
鼻から飲んでも辛い人は辛いらしいし、やはり今年も普通に喉からで。
 
毎年、担当のお医者さんは違うけど、何年か前は一度入れた後に最初からやり直されたことが。
あれからちょっとトラウマ。
 
あの時のお医者さんだったら嫌だなぁと思いつつも、顔も名前も覚えていないのよね。
 
でも今年は女性の先生だったので、あの時の男性の先生とは違うのが明らかでちょっとホッとました。
 
また、今年の先生は上手だったんじゃないかなぁ。
 
例年より楽に終えれる事ができたと思います。
 
来年も今年の先生にあたるといいなぁ。
 
 
 
 
 
ある日の「イタメシヤ」さんでの晩御飯。
 

 
前菜、炙りカルパッチョ。
 
 
 

 
温玉とグリルベーコンのサラダ
 
 
 
 
 

 
ボンゴレビアンコ
 
 
 
 

 
鯛ととびこ 大葉のリゾット
 
 
 
美味しくいただいてきました。
 
ごちそうさまニコニコ
男子生徒が殺されて発見されたのは、密室状態の体育館の舞台だった。
尊敬する先輩が容疑者となった事からその嫌疑を晴らすため、刑事の兄がいる袴田柚乃は、部室で文字通り生活しているという学校随一の天才、裏染天馬に相談するのだが…。



〈裏染天馬〉シリーズ1作目。著者のデビュー作で第22回鮎川哲也賞受賞作。

舞台が高校で、探偵役である裏染天馬は、学校にも家族にも内緒で部室で寝泊まりしているアニメオタク。

真相を解明したら払うという柚乃による報奨金も、生活費に充てるためと言いつつ実際はアニメグッズ購入に使うつもりだという駄目人間な設定や軽快な語り口もあって、ライトな感覚のミステリー小説で読みやすかったです。

しかし、体育館で起きた密室殺人事件という謎が描かれる中、読者への挑戦状まであって、本格ミステリーファンとしての魅力もたっぷり。

ちなみに自分は、傘やDVDに関して覚えた違和感についてはある程度合っていたけど、密室の謎については天馬による推理の披露まで、アレのこともすっかり忘れており、まったく気づきませんでした(笑)。

この辺り、本格ものを読み慣れている人は分かるものなんでしょうか。

さて、殺人犯その人に関しては、それっぽい人がやはりそうだったのかって感じでしたが、その上で真実として描かれるやり取り。

これってもしかして探偵と宿敵の構図としてこの先も描かれていくものなのでしょうか。

天才で変人な天馬の推理もまた見てみたいですし、二作目以降も読んで確かめたくなりました。

なお、天馬が口にするアニメネタについては殆ど分かりませんでした(汗)。
 


 

 

マーク・ウォルバーグ主演のAmazonオリジナル配信映画『プレイ・ダーティー』を観ました。

 


強盗団のリーダーであるパーカーは競馬場の売り上げを強奪するも、裏切り者によって仲間が殺され金も奪われてしまう。

パーカーは、裏切り者のゼンを探し出して金を奪い返そうとするが、新たな強奪計画をゼンと共に行う事に…。

 


といったストーリー。

 

あれ?パーカーってもしかしてと思ったら、そう、リチャード・スタークの〈悪党パーカー〉シリーズがこの映画の原作でした。

 

という訳で強盗としては天才的で冷酷非情な男パーカーが主人公。

 

とはいえ、本作はリチャード・スタークの別名義、ドナルド・E・ウェストレイクによるコメディ的要素がふんだんに取り入れられているので、両方のいいところどりのような作品になっています。

 

非情だけど仲間思いでもあるパーカー。

 

演じるマーク・ウォルバーグ、思ったよりいい感じです。

 

アクションもたっぷりあって、笑える要素もそこかしこに。

 

この笑える要素というのは、パーカーが集めたクセの強い仲間たちのおかげで、このクセが強くて時に間抜けな様子を見せる辺りはウェストレイク名義の〈ドートマンダー〉シリーズみたい(スタンという名前の仲間も!)

 

更に〈ドートマンダー〉シリーズを思い出させるような大胆なトリックなども、見応えあります。

 

もうちょっとコンパクトにおさめてくれた方がいいような気がしますが、気軽に見れるクライム・アクション映画でしたし、人気が出ればシリーズ化されそうでも。


ついでに原作シリーズの方も復刊しないかなぁ。