A HARD DAY'S NIGHT : ア・ハード・ディズ・ナイト
WRITTEN BY LENNON - McCARTNEY
1964年4月16日 (火曜日) 録音
英国発売 1964年7月10日
日本発売 1964年8月5日
あまりにも有名で衝撃的なイントロで始まるジョンが作った名曲。
アルバムの冒頭を飾っただけでなく、ビートルズ初主演映画のタイトルにもなった。
1964年最初のシングル「キャント・バイ・ミーラブ」もそれまでと違う何かを感じさせるものがあったが、
この今日に至っては、頭から尻尾の先まであんこたっぷり詰まっているようなたいやきのように
曲構成、アレンジ、歌詞の世界も英国のポピュラー・ミュージックを超えたような感じだ。
今まで、アメリカ音楽の影響を受けていたビートルズが、
逆に影響を与えるようになったのもこの頃からだ。
ジョージはこれでもかというくらい、リッケンバッカー12弦ギターを使用し
キラキラしたサウンドを聴かせる。
録音中に映画監督リチャード・レスたー監督がいたようで
「協力なイントロがほしい。」「ドリーミーなエンディングがほしい。」と
ジョンが口にしそうなリクエストをし、当時のスタッフを困らせたそうだが
映画のために言った言葉だと思うが、結果的にそのリクエスト通りにした
ビートルズはじめアビーロードのスタッフの実力も凄い。
リハーサル音源を聴くと、イントロの「ジャーン」はなかなかできず、
6回目くらいで今のようなイントロになったのかもしれない。
9テイク目がベスト・トラックに選ばれ、最後にジョージとジョージ・マーティンが
ギター・ソロとピアノ・ソロを半分のスピードにして録音した。
ジョージはその後のライブではスピードを落とさなくても
きちんと弾けるくらい上達している。
リンゴはボンゴを叩きまくっている。
他にも、リンゴが言った一言がタイトルに引用されるという名誉をもらっている。
残念ながらタイトルだけでは著作権料は入ってこなかった。
リード・ボーカルはもちろんジョンだがサビはポールが歌っているので
二人の共作と思いきや、ジョンが高音の部分が出なかったため
ポールに歌わせたのが真相rしいが、当時はそうやってお互いを補足していった。
ジョン・レノンのコンポーサーとしての才能が
ビートルズ時代のピークに達したような時期の作品で
バンド自体もジョンを中心に回っているのが良くわかる。
録音状態もクリアで4トラックレコーディングの良さを聴かせてくれる。
フォークロックを作ったバーズのロジャー・マッギンは
映画「ア・ハード・ディズ・ナイト」を見て衝撃を受け、
トレード・マークとなった12弦ギターを持った。
邦題は「ビートルズがやって来るヤア!ヤア!ヤア!」
映画評論家の故水野晴男氏のコピーということもちょっと有名なお話。