「自分をキレイにする為の道具が、
自分や環境を傷つけたりするものであれば、意味がありません。」
人にも地球にも優しい手作りコスメスクール ethical cosmetic代表の増岡晶子（SHOKO）です。
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チョコレート選びに愛とエシカルを♡①
チョコレート選びに愛とエシカルを♡②
の続きです。
１６世紀以降、
スペインによる植民地支配政策によって
侵略されたカカオの原産地である中南米。
持ち込まれた病原菌や
強制労働によって
大幅に人口減少してから
アフリカ人奴隷が連れ込まれ
ますます現地では
過酷なカカオ栽培が
強制的に行われるようになりました。
１８世紀になると
三角貿易によって
経済的に裕福になった
ヨーロッパでは産業革命が起き
それに伴い、アフリカ奴隷を
わざわざ中南米に移動させるのは
危険やコストが高いことが問題視
されるようになり
なおかつ
啓蒙主義の広がりによって
「人権」という概念が
できるようになり
『奴隷制度』の廃止が叫ばれるようになりました。
また、おりしも１９世紀には
過剰なカカオ生産と
ずさんな農園管理によって
中南米のカカオが病害にかかり
壊滅的被害を受けます。
そこで、わざわざ危険を冒して
アフリカ人奴隷を中南米まで
運ぶのではなく
カカオの栽培自体を
同じ緯度にありカカオ栽培に適している
西アフリカに移転することによって
現地のアフリカ人達を強制労働として
カカオ栽培を続けさせるように
なっていきました。
これで、最初にお伝えした
なぜカカオの生産国が
現在は西アフリカに集中しているのか？
わかっていただけたと思います。
実際に、日本が一番カカオを輸入している
ガーナにカカオが持ち込まれたのは
１８７９年です。
２０世紀以降、表向き奴隷制度が廃止されても
結局安い労働力で買いたたかれる
「支配ー被支配」の搾取の構造は
何ら変わりませんでした。
いえ、むしろ表向きには
「賃金をあげているのだから合法だ！」
というパフォーマンスで
しかしながら実際現地では
子供が誘拐されたりして
強制的に働かされている現状は
うまく隠されていくようになっていきます。
児童労働の数自体は
２０世紀以降
いろんな企業努力や
フェアトレードのような
倫理的消費の概念が少しずつでてきて
多くの人の声によって
減ってきてはいるのですが
実際に、カカオ生産国の１位の
コートジボワールだけでも
まだ１３万人の児童労働が
行われているといわれています。
私たちは１００円さえあれば
美味しいチョコレートを楽しめます。
しかし、現地の子供たちは
カカオがあんなに美味しいチョコレートになるなんて
全く知らずに、今日も働かされています。
いくら奴隷制度が
過去の歴史が作り出したものでも
そのシステムにのっとって
チョコレートを食べている私たちは
ある意味、その状況を作り出している
加害者の一人です。
チョコレートを食べるなということを
言いたいわけではありません。
けれど
自分たちの選択が
どのような循環によって
成り立っているのかを
責任をもって知り、考えることが
必要であると感じます。
知識だけではどうしても
自分事として捉えられない方は
ぜひ映画などを見てみるのも
おすすめですよ(^^)/
こちらは『バレンタイン一揆』と言って
女子高生がガーナに行き
実際に児童労働の子供たちに会うことで
様々なことを学ぶという
ドキュメンタリー映画です。
また、児童労働について
詳しく知りたい方は
今YouTubeで無料で視聴できる
素晴らしい映画があるので
ぜひ観ていただきたいと思います。
「THE PRICE OF FREE」
と言って、インドで約８万人以上の
児童労働に従事していた子供たちを助けて
ノーベル平和賞もとった
「カイラシュ・サティヤルティ」さんのドキュメンタリーです。
（日本字幕に切り替えてみてくださいね）
私は今まで
あまりにもこういった
物事の背景を知らな過ぎました。
実際、今も知らない問題はたくさんあります。
海外だけでなく、今の日本の現状も
あるでしょう。
すべての世界の問題を自分が解決できるとも
なかなか思えません。
けれど、こういう
問題に目をそらして
自分の幸せだけを考えて生きる人生にも
もう戻れなくなりました。
罪悪感を感じたくないから
問題は知らない方がいい
という考えもあるかもしれません。
けれど、自分の人生のすべてを
そう言ったことに捧げるような勇気はなくても
１０％でも、そういった問題に向けて
そこに対して積極的に「行動し選択している自分」を
生きていると、以前よりも
自分のことが好きになりました。
そして、そんな誰かのためを想った
エシカルな選択をしているとき
とても幸せを感じるようになりました。
何も考えずにチョコレートを
ほおばっていた時よりも
自分も美味しくいただけて
カカオの生産者さんも喜ぶ、
児童労働のような悲しい背景を
自分から生み出さずに食べられる
フェアトレードチョコレートを食べたとき。
お金という価値以上のものを
受け取れるようになったのです。
少しでもいい。
皆さんが持っている
愛や思いやりをこういったことの解決に
つながる選択を意図的に
やってみませんか？？
重たい現実という荷物も
みんなで持てば軽くなる。
食べるのをやめられないなら
こういった現実を周りの人に
伝えるだけでもいい。
知って、行動を起こせる人を
増やすだけでも素晴らしいことですよね。
ぜひこの記事を読んで
少しでも何かしらの行動や選択が
変わるきっかけになることを
願っています。
数回にわたって
チョコレートについて
簡単に背景をお伝えしてきましたが
明日はいよいよ
バレンタインデー。
大切な人とぜひ本当の意味で愛ある
時間を過ごしてみてくださいね♡
常に明日が、昨日よりも
みんなが自由で幸せだ感じられる世界で
ありますように。
ちなみに、私が最近
毎年買っている
チョコレートはこちら♡
なんと日本初！！国産のチョコレートなんです♡
小笠原諸島で作られた国産カカオの貴重な
チョコレート。
日本ならカカオ生産の背景もばっちりだし
生産者さんの応援にもなりますよね(^^)/
毎年ワインのように
少しずつ味が違うのもとても楽しみで♡
ぜひみてみてくださいね！！
SHOKO
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１・２月の大阪南堀江サロンでの
季節限定メニューは
『りんごとチョコレートのリッチモイスチャーラーイザー』
です！！！
フェアトレードのカカオバターやココアパウダーを使った
バレンタインエシカルコスメ作りを通して
こういった児童労働の背景なども
テーマとしてお伝えします(^^)/
人にも地球にも優しいエシカルコスメ。
リアルで体験したい方は、
まずはレッスンにお越しくださいね！！
まずは、単発で気軽に手作りコスメを体験してみたい♡という方は、ぜひ手作りコスメ１DAYレッスンにお越しくださいませ(^^♪
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全国雑誌FＲaＵ（フラウ）2021年1月号に
ethical cosmeticが掲載されました！！！
大好きな雑誌に掲載させてもらえて、ここまでやってきた道のりを思い返し、感無量です☆
SDGｓ特集号ということで読み応えのあるとても素晴らしい雑誌内容です。是非ご購入くださいね♡
2021年ムック本「今の大ヒットはこれだ！」に
エシカルをいち早く取り入れたエシカルコスメサロン
ということで掲載されました！！！
ethical cosmetic（エシカルコスメティック）
人にも地球にも優しい手作りコスメスクール
＞＞ロゴに込めた想い
全ての人が循環を意識した世界で
自分は一人ではなくすべてと繋がっているのだと
思い出してくれますように。
そしてこの混乱期を乗り越えた先で
みんながお互いを分かち合って
笑顔で生きる未来を創造できますように。
コロナは私たちに問いかけているような気がします。
こちらも素敵なのでぜひご覧ください。
ちなみにこの「循環」は
わたしの一生のテーマでもあります。
ethical cosmeticのロゴにも∞のマークが入ってます♡
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一人の女性として、ありのままの私の世界をお見せしています。
無理なくエシカルライフを心掛けているSHOKOが発信する等身大の姿の中から、エシカルコスメのこと、キレイになる秘訣、環境問題のこと、地球への優しさに繋がるヒントを探してみよう。
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カラフルで使うたびにウキウキするコスメだったり、
とても手作りとは思えないフォトジェニックなコスメを
お楽しみください。
個人的に作っている手作りコスメや、コスメの素材情報などもお伝えしています。
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エシカルの普及！！
日本を世界が誇る環境先進国にするための
環境活動団体PEC-EARTH JAPAN（ペックアースジャパン）の副代表をしています。
世界の環境問題のニュースや、
地球に優しいエシカル情報などを発信しています。
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