若宮八幡古墳と稲荷塚古墳:東松山の横穴式石室 | オヤジのおもちゃ箱

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行く川の流れは絶えずして、しかも元の水にあらず・・・・・・

 

埼玉県東松山市の古墳探索の続き。

前回ご紹介した野本将軍塚古墳から

時代はず~っと下ります。🐮

 

まずは6世紀後半の若宮八幡古墳という

直径34m、高さ4mの円墳をご紹介します。

 

 

古墳の上には八幡神社が鎮座します。

墳丘神社!よくあるパターンですね。😌

 

 

砂質凝灰岩の石室は長さ8m前後に及び

「切石切組積み」は工作精度が高い。🤩

照明が点灯する仕組みになっており

石室の細部まで観察する事が出来ます。

 

 

所謂「胴張」の石組で

重量を分散させる工夫が施されています。

なかなか見応えがありました。😲

 

 

神社には奉納された蚕が飾られています。

江戸末期から昭和初期まで

日本の養蚕は正に破竹の勢い。

でも様々な摩擦を生み出したのも事実です。🤔

 

 

場所は変わって若宮八幡古墳から

嵐山町方面に移動します。

そして訪れたのが稲荷塚古墳。

終末期(7世紀後半)の古墳で

直径約20mの円墳だと考えられています。

 

 

横穴の石室は倒壊していましたが

綺麗に復元されています。

教育委員会に申し出れば

内部を見学させていただけるようです。

 

 

あれっ? これ結晶片岩じゃないの?!😲

関東では珍しいよなぁ~

 

 

玄室も奥壁と天井石が

大きな板状の片岩で組まれています。

若宮八幡古墳から

わずか数キロしか離れていないのに・・・🤔

どうして石材が違うんだろう?

 

 

でもって、いつもの地質図を見ると

稲荷塚古墳の直ぐ西側に中央構造線があり

その南西側は三波川帯という

広範囲に片岩が分布する領域になります。

古墳の南側を流れる都幾川で

片岩を採取した可能性が高そうだな。🤔

 

 

更に中央構造線は西日本で

和歌山県の吉野川に沿って走ります。

吉野川南岸は岩橋千塚古墳群のエリア。

そして古墳群の横穴式石室がこれです。↓

 

 

石材は稲荷塚古墳と同じ片岩です。😲

「石室はその地域の地質に規定される。」

と言っても過言ではなさそうですね。

 

やはり人は‟見えざる手”の上で

転がされているだけ?😌

 

 

腹が減った! ランチタイムです。😁

古墳近くの四季亭という

定食屋さんにお邪魔しました。

オーダーしたのはアジフライ定食。↑

 

 

揚げたてのアジフライはホクホクで

衣がとてもサッパリしています。😍🤩

しかも、なんと!お値段は850円也!!

信じられないコスパ!😂

ごちそうさまでした!🙏

きっと地元では評判のお店なんでしょうね。

 

ポジティブサプライズのランチの後は

とある有名な武将の館跡です。