こんにちは。
今日は久しぶりに午後から座敷童子的座談会が行われるので楽しみです✨
来月はいよいよ6月、水無月の大祓いがあります😍
色んな神社が茅の輪(ちのわ)を出してくれると思うので、くぐるのがとても楽しみですね。
今年は大祓いが日曜日なので、にぎわいそうです✨
さて、この茅の輪は、「蘇民将来」という伝承がもとになっておりますが、これは全国で行われている日本独自の風習でもあり、その起源がいまでもわかっていないそうなのです👀
※福徳稲荷
むかーしむかし、備後国風土記の時代。←笑
武塔神を名乗る人が一夜の宿を借りてきて、貧しい蘇民将来という村人が粟飯などを焚いておもてなしをすると、
その数年後に「われはスサノオ。あのときは世話になった」とお礼にやってきたのだそうです。
そして蘇民将来に茅の輪を作るように告げ、それを腰につけろと言って、また去っていったのだそうです。
すると、村に恐ろしい疫病が発生しましたが、蘇民将来の家族だけが生き残った…。
というざっくりとした内容なのですが、
これが茅の輪くぐりという、疫病退散の起源となった伝承です。
奇しくもその最古の伝承地が、わたしの会社の事業所の近くなのです😅
「神棚を設置してくれ」という社長命令で、今度出張に行くことになったのです👀
もちろんあるのは一宮です。
ここでは「きゅうりを食べる」という謎の祇園祭があるのですが、京都の祇園祭では逆に「きゅうりは食べない」のですって😅
茅の輪は、「蘇民将来の子孫だと名乗れば、流行病にはかからない」といった、スサノオによる悪霊払いでもあるのですね。
いや、
スサノオではなく、
牛頭天王(ごずてんのう)という神さまです。
※津和野の弥栄神社⛩️
「祇園社」
という京都の八坂神社の祭神なのですが、この神さまこそ「武塔神」であり、明治時代に祭神がスサノオに変わっているのです😅
京都の「祇園」って、祇園精舎の鐘の音~でも有名ですが、由来はインド仏教の聖地から付けられているのです。
だから、よく牛頭天王は中国の神さまじゃないかと言われておりますが、ルーツをたどれば、インドの神さまなのですよ✨
そして、きゅうりは、「ヘビの代わり」かもしれないですね😅
※にょるん♪(白蛇神社)
さて、昨日のブログで、「日本はけっこう古くから大蛇を神として崇めていたよ~」みたいなことを書きましたが、
なんとわたしたち霊長類の目の動き(視野)と脳の大きさは、足元にいるヘビをいち早く見つけるために進化したのですって😅
ヘビを見たら、ぎょっとするあの条件反射は、わたしたち霊長類がヘビの餌食になっていた古い記憶がDNAに刻み込まれているからなのだそうです。
ヘビの進化は、霊長類との戦いだからこそ、神として畏怖をされているのですね。
これはウィキペディアからお借りしましたが、インドの祇園精舎です😆✨✨
※ ウィキペディアより
あの蘇民将来の時代(飛鳥京~平安京)、ものすごく渡来人が多かったのです。
「想像以上に多かったらしい」というのが、近代のDNA解析でもわかってきましたが、
古墳時代から、そりゃ何千人も何万人も引き連れてやってきたら、文化もひっくり返ってしまいますよね😅
そう、渡来人は先進的な技術や知識を持ってきてくれるのですが、同時にもたらされたもの、それが疫病だったのです😱
コロナウィルスはいったいどこからやってきたのか?
といえば、海外でしたよね😅💦
それがどこでもっとも流行したのか?
といえば、今も昔も都だったのです。
※スサノオバージョン♪
風土記は7世紀初めに成立しているので、蘇民将来という風習は6世紀ころにはありました。
すると、1400年以上も続いているということで…
それくらい、牛頭天王の疫病を鎮める霊力が強かった、のですね。
そして、あの頃の平安京は疫病がすさまじかったのです。
繰り返し繰り返しやってくる疫病に、治療薬もなく、都には数えきれないほど遺体があふれ、そういった遺体処理も、病原菌との戦いです。
つまり、日本は古代から疫病にとても悩まされてきた、ということですね。
その名残が茅の輪くぐりであり、厄除けということですね。
※タロットカード第15番「悪魔」
「牛頭」というのが、角がある牛の顔をした人身であるのが特徴ですね😅
タロットカードの大アルカナ15番「悪魔」も同じように角がある動物の顔をした人身です。←これは山羊座のヤギです
そして、本来の蘇民将来は、旧暦6月30日にお祭りがおこなわれていたそうで、梅雨に入る前の5月なのです😅
ということで、1400年も続く怨霊祟り封じの蘇民将来でした✨✨
夏はきゅうりを食べようと思います✨✨