こんにちは。
ゴールデンウィークに高知県にある四国霊場第30番札所、善楽寺を参拝しました✨✨
土佐国一宮の土佐神社の隣にあり、土佐神社の別当寺となります。
四国八十八ヶ所を開いたのは弘法大師空海ですが、この順路を回ることは、空海さんにまつわる聖地巡礼でもあり、曼荼羅の上を歩くことでもあるのです。
※善楽寺
さて、この四国霊場を巡る巡礼者を、「お遍路さん」と呼んでおりますが、お遍路さんは四国の人間の代わりに巡ってくれているので、とてもありがたい存在なのです✨✨
今年は逆打ちの年なので、ご利益も倍増です😆✨
世界遺産に取り組んでいるようなので、わたしも精いっぱい応援をするべく、カテゴリ「弘法大師空海と四国八十八ケ所巡り」を新設しました😅
わたしは小学校の取り組みで、6年かけて巡拝しており、12歳で結願しております。
遠足も6年間、山の上のお寺に徒歩でいくという、バス遠足と真逆のものでした。
お遍路転がしなどもあり、かなり過酷な道のり(アスファルトが多すぎる)なのですが、この八十八ケ所は、四国をぐるりと一周するような感じとなり、
螺旋状にエネルギーを四国に送り込むような作用になっているのです。
まさに結界なのですね。
四国は中央構造線の地殻変動が今でも動いており、まさに何度もやってくる地震や津波の爪痕が深く残っています。
空海さんはどんな願いをこめて、その場を定めたのでしょうか?
※厄除大師
さて、密教といえば空海さんが成立させた…というイメージがありますが、これは違います😅
密教はインド(天竺)で成立して、唐(中国)に渡り、遣唐使だった空海さんが第八祖として引き継いだのです。
なんと始祖は大日如来。
仏様から人間界に教えが引き継がれ、八代目が空海さんであった、ということですね😅
大日如来は、
「その叡智は、悟りを開こうとする心から生まれる」
と説いていますが、
まさに、
「お遍路巡りをしようとする心から始まる」
のですね。
「その叡智は、慈悲の心を根本原理としている」
「その叡智は、法力を得ることを最終目的とする」
これが、大日如来からの秘密の開示であり、三句の法門と称されるものです。
その道中は過酷かもしれませんが、
これを乗り越えていくと、何かが確実に変わっていくのかもしれません。
※コラボ御朱印♪
さて、空海さんは香川県善通寺生まれでありますが、
この善通寺と高野山は緯度が完全に一致します😅
しかも、空海さんが中国の長安で密教を授かった青龍寺も、この直線上にあるのです。
一直線上に並ぶ聖地。
これには金剛界曼荼羅を見立てているのでは、という説があるのです。
青龍寺(現在の西安)を西方の阿弥陀如来の地に、
善通寺を中央の大日如来の地に、
高野山を東方の阿閦如来の地に配置する。
これは、大日如来の正統である空海さんが、自分自身の誕生地と結ぶことで、高野山を拠点と定めた、のかもしれませんね。
なお、高野山には丹生都比売(ニウツヒメ)という丹の女神がいて、高野山を空海さんに譲っております。
辰砂とも呼ばれていますが、これは古代の水銀です。
水銀は古代から薬として用いられたほか、道教の煉丹術において、不老不死の仙薬の原料とされていたのですね。
水銀は金の精錬に必要で、奈良の大仏さまにも使われております。
古代では舟の防カビにも使われており、赤鬼の赤色はこの辰砂なのですね👹
空海さんはこの、辰砂から作る不老不死の仙薬を服用していたのではないか、と思われます。
それは、晩年に悪性の腫瘍ができて苦しんだと言われていますが、水銀の副作用だったのかもしれません。
だからこそ、正統の密教を弟子たちに授け終えると、「われは永く山に帰らん」と言い残して都を去り、高野山の奥の院にこもったのですね。
そして誕生から1250年が経ち、
空海さんは今でも奥の院で生き続けている、
からこそ、全国各地で目撃されているのかもしれないですね😅
空海さんは、籠った後のほうがすごいのですよ‼️
お遍路さんは、「同行二人」と書いた笠をかぶって巡拝していますが、これは「空海さんと二人で歩いている」という意味なのです。
八十八ケ所を巡ると、
何かが確実に変わっていく、
それは、空海さんと出会う体感、なのかもしれません。
ということで、なんだかすぎょい空海さんと四国八十八ヶ所の効能でした😅💦
善楽寺のコラボ御朱印は、NHK連続小説「なつぞら」のオープニングのアニメも手がけた、高知県のアニメーター、刈谷仁美さんによるものです😍😍