イザナギ神の奇妙なミソギのルート | 運の良い座敷童子的な生き方

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こんにちは😃

今日は尾道の千光寺に行っておりました。

とても暑かったですが、お盆の後の禊ができて良かったです🔥




さて、ミソギといえば、伊奘諾(イザナギ神)ですね。

妻の伊邪那美(イザナミ)を追いかけて黄泉の国に向かってイザナギは、なんとかたどり着いたのが、日本書紀でいう、「筑紫の日向の落ち口の橘の阿波岐原」です。




この、黄泉の国から戻ってきたことを「よみがえり」と言います。

イザナギは、黄泉から戻ってきて、おかげですっかり身体が汚れてしまったのですね。

なお、





筑紫=九州





日向=今の宮崎県(日に向かう地)





宮崎県東海岸沿いには、「阿波岐原町」と呼ばれる地名が残っており、そこにある江田神社のみそき池が、このイザナギがミソギを行った場所であると伝えられています。




祝詞の冒頭に唱えられている、

「かけまくも畏き〜伊奘諾の大神〜筑紫の日向の橘の小戸の阿波岐原に〜」

という一節ですね😆





黄泉の国が島根県なのに、ずいぶん遠くまでやってきたのには、理由がありそうですね👀

なんと奇妙なことに、途中で二箇所立ち寄った場所があると書かれているのです。




さて、イザナミ神のミソギのルートとは、いったいなんなのでしょうか?


※瀬戸内海



さて、イザナミ神がその宮崎県にたどり着く前に立ち寄ったのが、こちら。





阿波の水門(みと)





と、





速吸名門(はやすいなと)






ですね。

こちらは、いくつか説があるものの、

鳴門の渦潮と、豊予海峡だと伝えられています。(豊後海峡という説もあります)



※豊予海峡は大分県〜愛媛県のあいだ




豊予海峡とは、八幡の神が祀られている宇佐神宮〜愛媛県八幡浜市のあいだですね。

あ、なんだか、漢字まで似てる👀←わざとらしい





イザナギ神は、





島根県→大分→愛媛→吉野川→鳴門海峡→また西の宮崎県?!





という、奇妙なルートを通っていたのです。

あ、これ、わたしの勝手な予想ルートですみません😅💦





なお、鳴門の渦潮も、豊予海峡も、流れが早すぎて、ミソギができなかったらしいのです😅

もはや洗濯機になりますものね💦


※鳴門の渦潮



なお、鳴門の渦潮は、播磨灘と紀伊水道に挟まれているため、潮流はなんと、日本最速なんです😅





ここからイザナギがなぜ、もう一度西に向かったのか?






というより、






黄泉の国のスタート地点が、そもそも、島根県ではないのではないでしょうか😅





黄泉の国→鳴門海峡→豊予海峡→宮崎県





が自然な流れではないのでしょうか。

じゃあ、黄泉の国とは、関西付近にあるんじゃないかしら?





奇しくも、





「熊野」と呼ばれる、イザナミの埋葬地がある伝承地は、和歌山県にあるのです。





オオクニヌシがスサノオと出会った場所も、和歌山県が入り口だったと思っおりますよ。





なお、わたしは和歌山、つまり紀伊の歴史を調べました。

四国や和歌山というのは、古代から津波の被害が多く、そこは「死の国」だったのです。



※映画「死国」より



そう言えば、死国という映画がありましたよね😅💦

四国八十八ヶ所を逆回りすると、死者がよみがえるという秘技を題材にした映画でした。






和歌山は、何度も、「よみがえり」をしている不死の国なのです。

なお、南海トラフ地震は、1946年からしばらく起こっておりません。





ということで、謎のイザナギ神のミソギルートですが、アマテラス、ツクヨミ、スサノオは、南九州の南方ルートの生まれであろうと思われますので、





ミソギの場所は、宮崎県の東海岸沿いを比定地とみなしても良いかもしれないですね✨





つまり、ミソギルートを辿っていくと、イザナギ神は阿波国に向かったということがわかったのでした🔥






なお、






イザナギ神は、アマテラスに大権を譲るときに、伊奘諾大御神と書かれているのです。

すると、アマテラスと、天照大御神も、もしかしたらなんらかの区別があるのかもしれないですね。