こんにちは。
先週の土曜日に、最上稲荷の帰りに、備前国一宮、吉備津彦神社を参りました⛩
吉備津彦神社は、吉備の中山と呼ばれる神の山をご神体とする、縄文時代からの聖地となります。
※神の山、吉備の中山
その後に桃太郎による鬼退治伝説が起こっているのですが、
この桃太郎のモデルとなった大吉備津彦命(オオキビツヒコノミコト)の陵墓があるのも、吉備の中山となります。
備前国一宮 吉備津彦神社(岡山県岡山市)
備中国一宮 吉備津神社(岡山県岡山市)
備後国一宮 吉備津神社(広島県福山市)
と、ずらりと並ぶ一宮は、古代には吉備国と呼ばれる、一大勢力を誇る大きな国でした。
なんで同じような名前の一宮があるの?
と首を傾げる人も多いと思いますが、これはおそらく、
吉備津神社は桃太郎のお墓であり、
吉備津彦神社には鬼のお墓があるからなのです。
つまり、今でも、
桃太郎は鬼を押さえつけているのです。
そして…
おそらく、古代出雲を滅ぼしたのは、この吉備国だろうと思っております。
それくらいの一大勢力を誇っていたのが、かつての岡山県なのです。
ここはハレの国、非常に太陽の恵みを受ける土壌豊かな国であり、
瀬戸内海における、海流がぶつかる地域となるので、
多くの古代勢力が中継地点として陸にあがり、港として栄えた国だったのですね。
その吉備国は、後のヤマトに反乱を起こし、衰退していきます。
なお、桃太郎のモデルとなった吉備津彦命は、第7代孝霊天皇の第3皇子でもあり、れっきとしたアマテラスの系統でもあります。
そして、ヤマトタケルを産んだ妃も吉備氏の娘、
応神天皇の妃も吉備氏の娘、
阿倍仲麻呂とともに、遣唐使として入唐したのも、のちの右大臣となる吉備真備、
その吉備氏の祖先がオオキビツヒコである、というわけです。
そりゃ、桃太郎のモデルともなるわけですね😅
※ご当地ポスター
拝殿内には、このようなポスターが置かれていました😆✨✨
ちなみに桃太郎に出てくる犬の子孫が、515事件で倒れた犬養毅元首相となります。
犬養毅は備中国の氏子の家の生まれなのですね。
※ツノは生えておらぬ…
ちょっと狛犬も鬼ちっくなお顔をしております😅
なお、こちらの吉備津彦神社の本殿の境内が、とても広々として気持ちが良いご神域となっておりますよ。
わたしは鬼の首を封じている吉備津神社より、こちらの吉備津彦神社のほうがホッとするのですね😅
さて、鬼とされている温羅(うら)を祀る社はこちらとなります。
※摂社
ずらりと並ぶ、強力な摂社です。
この奥に温羅神社があるのですが…
ふと、わたしの足が完全に止まってしまいました。
なんと、
なんとなんと、
カンナビ吉備の中山のご神体へと続く道を発見してしまいました‼️
元宮があるのですね‼️
「ママ行こう!登ろう!」
と8歳の娘が急かしますが、もう時は15時を回っております😅
Googleマップで確認すると、かなりの距離を歩くみたいなのです。
ぜひ、皆さま、トライしてみてくださいね😅
なお、イワクラがご神体のようですよ✨
※マンホール♪
四国生まれのわたしにとって、鬼の温羅(うら)はテレビCMにも出てくる馴染みのあるキャラクターでした👹
うら〜うら〜〜♪
そして、なんとなんと❗️
大吉備津彦命のお姉さんが、邪馬台国の卑弥呼であるという説もございます‼️
桃太郎と卑弥呼は姉弟‼️
なんて斬新すぎる設定でしょうか😆
確かに時代が近いですし、どちらも天皇の血筋なのですよ。
歴史のロマンに魅せられる可能性ってワクワクしますよね✨
と言うことで、桃太郎伝説の舞台、岡山県の吉備国に、ぜひ参ってみてくださいね✨✨
吉備津神社と吉備津彦神社は、車ですぐですよ🚗