こんにちは。
このブログは目に見えない不思議なことを呟いておりますよ。
さて、私はお彼岸のために四国に帰省しておりました。
そんな私の毎年の初詣はここ、こんぴらさんこと金刀比羅宮です。
全国の金刀比羅神社の総本山であり、江戸時代にはお伊勢参りと共に大ブームとなった場所です。
間違いなく、香川県屈指のパワースポットとなっております。
さてさて、こんぴらさんの名物と言えば、長い石段ですが、回廊のようになっているので、そこまでしんどくはないのですよ。
※元気よく行進だ❗️
ずーーーっと石段の方がしんどいですよね😅
双葉山とかね…。
「ガオッ❗️ 拝殿まで登りきれよ」
雨はまだ降っておらず、何故か雨雲レーダーから外れているようです。
ラッキーですね。
それにしても、こんぴらさんの狛犬様はなんて凛々しい❗️
全て違う年代のそれぞれの地域の方から奉納された狛犬なのですよ。
さて、この先からガラリと空気が変わります。
これです。
この空気‼️
「ふふふ…天狗に挨拶をするのだぞ」
そう、ここの眷属は天狗です。
あ、もちろん公式ですよ。
この場所は戦国時代に、長曽我部氏に攻め込まれ、本殿も焼き払われてしまうのですが、金光院の院主が天狗に身を変えて、命がけでご神体を守り抜いたのです。
そのご神体は現在、奥宮に移されておりますよ。
こんぴらさんは、時に身を変え、時代の流れを読み取ってご神体を守り抜きながら、様々な変更をして必死に生き抜いてきたのです。
まさに讃岐の誇り高き宝。
名前が変わっても、私たちの心は変わらないのです。
森の中に入っていくため、こちらの石段がひとつ下がります。
そう、この石段が786→785段になるところです。
下がっている石段はこのひとつだけです。
苦労(786)を逃す幸運の石段なのですよ。
こちらは伊勢神宮の礼拝所です。
どうぞ日本全体が平穏に暮らせますように。
このご神域‼️
このスポットがとても空気が濃くて大好きなのです。
山の崖沿いに建っているのです。
辺りはとても深く、静まり返っています。
私の大好きなスポットはこちら。
真須賀(ますか)神社。
ご祭神は須佐之男命と稲田姫です。
心が震える〜‼️
さあ、ラストはここです、御前四段坂。
えっちらおっちら登りましょう♪
到着しました、御本宮です。
神職さんが片付けを始めておりました。
間に合って良かったです。
嵐が来る直前の讃岐平野が一望できます。
私が住んでいた町もあの辺りにあるのですよ。
私は高松市で働いていたのですが、こののどかな場所が好きで、さぬき富士の近くに住んでいました。
左のこんもりした山がさぬき富士です。
ここからが奥社への入り口なのですが、さすがにタイムリミット。
次回、必ずや1368段を登り切りましょう。
御神木にぺたっと虫のように張り付く娘😅
何をしとるんじゃ。
さて、実はこの本殿の後ろの森は、神職さえも入れない、完全なる禁足地となっております。
そこには、大物主こと金毘羅大権現さまが棲む洞窟があると言われておりますよ。
その森をそっと覗いてみましょう。
こちらが後ろに回り込んだ本殿です。
40メートルに渡る回廊があるのですが、こういった造りは、実は森の中への進入を防ぐものとなっています。
回廊が目隠しになって、ここは誰も気が付いていません。
この奥に石段があるのです。
それを登ると、ひっそりと見えてきましたよ。
ここが睦魂(むつたま)神社。
大物主さまの御子神である大国魂神を祀っています。
何となく、森の雰囲気が読み取れるでしょうか。
こちらの狛犬さまは、元々は華やかな緑色をしていて、江戸時代に東京から奉納されたものです。
※金毘羅大権現信仰資料集より
以前はこのようなお姿でしたよ。
ここには、金刀比羅宮の前身である松尾寺の守護神が祀られていました。
名前が変わっても、現在もこの山を守り抜いてくださっておりますよ。
威厳あるこんぴらさん。
この森の奥に神様はいらっしゃるのですね。
こんぴらさんは、神仏分離の明治以前には、金光院や、その配下の五ヶ院、その他さまざまな仏教伽藍が建ち並んでいました。
しかし神仏分離で、仁王門は名前を変えられ、たくさんの仏像や仁王像が燃やされてしまいます。
歴史とは残酷ですね。
現在残るのは、このかつて色とりどりだった狛犬のみ。
今もその当時を振り返る貴重な守護神となっています。
その長い歴史の中で、あらゆる方々の思いを受け取って、今もこの地に残っています。
どうぞ忘れないでください。
以上、霊験あらたかな金刀比羅宮でした。
誇り高きこんぴらさんに栄光あれ❗️
※応援してくださると嬉しいです。