11月の活動報告
遊木です。
2014年も師走に入ったわけですが、みなさま如何お過ごしでしょうか。
私は、「寒いっちゃ寒いが……寒いか……?」ぐらいの気持ちです。
さて、予告していた通り先月の振り返りです。
□制作関連
〇漫画関連
11月は主に、取材とキャラデザに力を入れていました。
現在制作中の作品は、どうあっても取材必須のジャンルなので、時間があるときは積極的にインプットをしに行きます。
先月の取材で行った場所は、(多分)ややマイナーな場所だったので、人の目を気にせず撮影や観覧が出来ました。
そろそろ、取材に行った場所の情報をまとめ直そうと思うのですが……いざ、データを見返すと結構な量だ。(がむばる)
キャラデザについては、大まかなデザインを決めた後にキャラ同士のバランスや、色味の調整などをしています。
個人的に、メインキャラよりサブキャラの方がデザイン浮かびやすいんだよなぁ~。
〇絵の練習
11月は「自分風のカラー絵」の研究をしていました。
ネットには様々のイラストメイキングがあるので、私も大変お世話になっています。 それぞれ違った良さがあると思いますし、独自の技を生み出している人なんかは本当にすごい。
ただ、よそ様の作品を参考にすればするほど、やっぱり「しっくりくる塗り方」は自分で見つけないとダメだなぁと実感しています。
故に、やや前からいろいろ塗り方を試していたのですが、ようやく「お、これは良いかも」という塗り方を見つけました。
まだ調整中ですが、今後しばらくの間は、その塗り方をメインに練習してみようと思います。
途中経過はこちらから。
□文化の日イベント
〇日本丸 総帆展帆と満船飾
文化の日は、年間でも珍しく、日本丸の総帆展帆と満船飾が重なる日でした。
(今年は9月22日と11月3日の2回だけだったようです)
総帆展帆とは全ての帆を広げること、満船飾とは、船でお祝いのときに国際信号旗を掲揚することをいいます。
完成形になる少し前から、帆の貼り方や船についての説明もあり、天気も良かったことからも沢山の人が集まっていました。
冷静に考えると、街中に帆船がいる風景ってちょっと面白いですよね。
〇馬車道まつり
実は行ったのは初めて。
文明開化時代を連想させるイベントが開催され、鹿鳴館の舞踏会風な装いの人たちが沢山いました。
普段は名前だけの馬車道ですが、このおまつりでは本当に馬車に乗れます。
他にも、日本の在来馬が紹介されていたり、人力車に乗れるイベントもありました。
〇YOKOHAMA GOGO DOGFES
臨港パークで開催されました。
去年もちょろっと覗きに行きましたが、今年も少しだけお邪魔しました。
犬は連れてないけどな!
ちなみに、この日の夜にベイスターズの優勝が決まりました。
日中も、そこかしこにユニフォーム来た人がいたよ。
□磯子区をいろいろ
〇根岸八幡神社
木々が豊かな印象で、裏手の社叢林は「根岸旧海岸線の森」の一部として、「かながわの美林50選」に選定されているようです。
〇旧柳下邸
「旧柳下邸」とは、根岸なつかし公園内にある近代和風住宅です。
柳下家は、明治初頭に金属の輸入業で栄えた家です。
邸宅は、関東大震災で一部が倒壊したものの、平成になるまで大事に使われていたそう。
横浜市が建物の寄附を受けたあとは、創建当時の様子が復元されました。
現在は、当時の時代を想起させる和風と洋風が混ざり合った建築物として、横浜市指定有形文化財となっており、無料一般公開もされています。
邸宅だけでなく、柳下家の方が残したであろう小物やゴルフクラブ、当時のチケットや料亭の領収書なども綺麗にファイリングされており、見応えがあります。
ふらっと立ち寄るのに丁度良い規模感でおススメです。
ただ、なるべく当時の様子を残している関係上、床がだいぶギシギシするので、大人数で行くことは避けた方が良いでしょう。
〇市電保存館
横浜市は、ふとした街の片隅に市電が設置されています。(野毛山動物園とか)
それだけ市電と関わりが深い街だったということで、市電保存館は以前から気になっていた場所です。
実際に使用されていた市電が数多く展示されており、もちろん乗ることも出来ます。
車両ごとに上限人数や乗車システムも説明されており、年代による変化がわかりやすかったです。
写真や使われていた道具、ジオラマなどの実物展示はもちろん、パネル展示も充実していました。
実はこの施設、市営住宅の一階に設置されており、外から見ると中に沢山の市電が保存されているとは思いもよらないのだ……。
〇宝生寺
高野山真言宗の仏教寺院で、「横浜」の地名が出てくる最も古い文書が残されていた場所です。
物見遊山向けの場所ではないですが、上記の理由から一度行っておきたかった。
□Live!横浜2024 &連携イベント
〇Live!横浜2024
今年が初開催のイベントで、11月9、10、16、17日の4日間に行われました。
音楽を軸に様々なパフォーマンスが披露され、このイベントの間はみなとみらい全体がアミューズメント施設のような賑わいでした。
有料プログラムもありましたが、基本的にほぼ無料で観覧できるイベントです。
横浜はもともとジャズと馴染み深い街で、毎年開催されている横濱ジャズプロムナードも、初開催から30年以上が経っています。
しかし、今回のイベントはジャズだけでなく、ポップスやアニソン、吹奏楽、弾き語り、民族音楽、昭和歌謡、ロック、クラシック、ゴスペル、津軽三味線など、本当に様々な舞台がありました。
他にも、ダンスメインのステージもあり、ヒップホップからチアダンス、フラ、ベリーダンス、よさこい、阿波踊り、日舞、民族舞踏、創作ダンスなど、こちらも幅広いジャンルが披露されていました。
後半の日程では、全国大会で好成績を収めている学生たちのマーチングバンドや、日本中学・高校ダンス部選手権と連携したプログラムもありました。
これらが、全部、無料…!!
いや、冷静に考えてすごくないですか?
普段から横浜のイベントは無料が多いですが、これは群を抜いて「ほ……本当にいいんか?」って気持ちになりました。
プログラムは、規模がバラバラのものが各地で行われ、同時多発的に進行します。
基本は舞台の規模に合わせた発表が行われ、場所によって立ち見だったり、席が設けられていたり、芝生があったり、本当に千差万別です。
ゆるりと回りながら複数の舞台を見るも良し、一つの場所に留まってじっくり見るも良し、様々な楽しみ方が出来ます。
私の場合は、事前に見たいプログラムに優先順位をつけて分刻みで周りました。
それでもタイムテーブルの関係上、見たくても見られなかったものが沢山あったので(両端のステージは移動で30分近くかかる)来年も是非開催して欲しいです。
〇YOKOHAMA URBAN SPORTS FESTIVAL
赤レンガで開催されたアーバンスポーツの大会です。
これも、そろそろ恒例になりつつあるイベントですね。 直接アーバンスポーツを見られる機会はそうないので、ありがたいイベントです。
今回で3回目ですが、今年、何より助かったのが開催時期です。 6月上旬だった一昨年はまだしも、7月末開催の去年は地獄でした。 暑すぎて、定期的に赤レンガの中に避難しないと命の危機を感じたもん。
やっぱりスポーツは秋にやらないと。
今年になって、ようやくダブルダッチをしっかり見られました。
あと、赤レンガの隙間に、ビーチバレー用の大きな砂浜が出来てたのが面白かったです。
〇第4回 横浜ユーラシア スタチュー・ミュージアム
詳細は先月の記事をどうぞ。
〇Local Green festival
これも赤レンガで開催されたイベントで、2018年より「緑と音楽のカルチャー」を掲げているイベントです。
メインステージは3つで、うち2つは有料エリアになります。
他にも、街中には複数のサテライトステージが設置されていました。 (もちろん、これらは無料)
日中はLive!横浜で、夕方にインターバルを挟んで、夜はLocal Green festivalのサテライトステージにチェンジする、みたいな感じでした。
私は、メインステージの中で唯一無料観覧できる、HARVEST STAGEで『bird』の演奏を聴きました。
実は、このイベントはあまり認識しておらず、赤レンガに行ったのも偶然。
丁度私が通りかかったときに、次ステージのリハーサル兼チューニングが行われていました。 そのときに偶然聞いた歌が良くて(失礼ながら、このときまで『bird』さんを存じなかった)、一緒にいた母と共に急いで近くのコンビニでアルコールを購入。(ぇ)
開始時間にはかなりの人が集まっていて、私たちも酒を片手にライブを楽しみました。
その後は、休憩しようとハンマーヘッドパークへ。
いつもに比べ、妙に人が多いなぁと思ったら、どうやらスパークリングトワイライトが重なっていたよう。
小規模ながら、目の前で花火が上がりました。
□「ポケモン×工芸展 - 美とわざの大発見‐」
以前、金沢の工芸館で開催された展覧会で、ずっと行きたいと思っていたものです。
当時は、本当に石川まで行くか悩んだ……。
そのときは、「いや、きっと東京にくるはず」と信じて我慢したのですが、日本巡回の前にいきなり海外に行っちゃって、「終わった……当分は戻ってこねぇ」とがっくりしたのを覚えています。
それが今回、麻布台ヒルズで開催されました。 (予想より早めに日本に戻ってくれた!)
しかも、ここから新作が追加されたよう。
詳細は須々木氏が書いているので、私の感想はざっくりと。
想像していたより、ポケモンと伝統工芸の相性が良くて驚きました。
ポケモンの存在感は作品によってバラバラですが、どれも「はぁ~なるほどねぇ」という表現です。
質の高さは当然として、アーティストの発想が面白く、「銅は様々な姿に変化する」という視点からブイズを選んだり、「焼き物と切っても切り離せない」という点から炎タイプを選んだり。
あとは、ポケモンの中でも“技”に注目した作品もあり、ゲームをプレイする人間はニヤッとしてしまったのでは。
ポケモン現役世代から、この展覧会に向けて初めてプレイしたアーティストもいたようで、だからこそ様々な視点の作品がありました。
ポケモンは、一体一体独自のモチーフや属性があります。 それが1000匹を超える現状、もはやこの世のあらゆるものとコラボできるといっても過言ではないかもしれません。
今後も、「そんな化学反応が……!?」と思わせるジャンルと、新しい表現に挑んで欲しいです。
ほら、「かがくのちからってすげー!」だから。(意味は違うけど)
あと、スマホの性能の問題で上手く撮れなかったけど、螺鈿のアンノーン茶器は流石にめっちゃ欲しかったよ?(日本語)
□Billboard Live YOKOHAMA NAOTO×鳥山雄司 live authentic vol.2
存在は知っていましたが、初めて中に入りました。
KITANAKA BRICK & WHITEの一階にあります。(BankART KAIKOと同じ並び)
高級感がありつつ落ち着いた雰囲気で、リラックスしながら演奏を楽しめました。
お酒を頂きながら聞く音楽は良いですね~。
ハマる人がいるのもわかります。 私も懐が暖かかったら定期的に通っちゃいそう。
写真は私がオーダーしたラムバックです。
□展覧会関連
〇ミナトノアート
馬車道駅で開催されました。
今までのまとめのような回だということで、久しぶりに見に行きました。
今後、どう進行していくのか気になります。
〇「東京造形大学 写真研究所 —ミクロな視点とマクロな視点—」
BankART KAIKOで開催されました。
偶然通りかかったのでお邪魔しました。
写真は、同じ被写体でも、コンセプトによって全然切り取り方が違いますよね。
ゼロから自分で作るジャンルとは、また違った興味深さがあります。
□金沢区散策
サークルメンバーと行ってきました。
詳細は須々木氏の記事をどうぞ。
これだけ横浜にいる上に、八景島には何度も行っているのに、この日の散策スポットはほぼ初めての場所でした。
称名寺の庭園は想像以上に美しく、平日真っ昼間に関わらず多くの人が散歩や写真を撮りに来ていました。
この日はとても天気が良く、高台から見える景色はどれも大変良かったです。
このアングル「海入ってね?」って思うじゃん?
入ってるよ。
猫に会うと構い倒してしまう。
実はこのエリアは、北条家関連の古い歴史から、戦時中の掩体壕や旧伊藤博文の邸宅、六大事業関連と、幅広い切り口がある場所です。 もちろん、歌川広重の『金沢八景』から、日本美術という切り口もあります。
今回は金沢文庫にも旧伊藤博文邸にも入れなかったので、改めてもう一度ゆっくり散策し、この土地の理解を深めたいです。
□生き物たち
〇ズーラシア
久々に行ってきました。
今回は、入場してすぐにサバンナエリアに向かい、所謂逆走ルートで周りました。
いつもと違う生き物たちの様子が新鮮だったので、この周り方はおススメかも。
生き物は時間帯により行動が変わるので、動物写真家さんとかは生き物の知識が豊富そうですよね。
いろんな生き物の生態を把握してそう。
そういえば、今回初めてシロフクロウが目の前まで降りて来ていました。
これだけ行ってようやくだ……いつも高い所にいるからな。
〇アニタッチ
新しくウーパールーパーがやってきましたね。
私はその昔、ウーパールーパーの正式名称がメキシコサラマンダーと知ったとき、「なんでそうなった?」と思ったし、サラマンダーが火を司るトカゲと知ったときは「なんでそうなった…!?」となりました。
生き物の名前って面白い。
またチンチラの赤ちゃんが生まれてた……!
以上、盛りだくさんの11月でした。
インスタにも写真をあげているので、そちらもどうぞ。
12月はイルミネーションイベントが本格化するので、そちらもお楽しみに!
ちなみに、5日からヨルノヨのスタンプラリーが始まりましたが…・…おい、毎年コンプリートを目指すそこの同士よ。
今年はハードだぞ。
aki