
サブカル×アート
須々木です。
芸術の秋!
サブカル×匠の技は良い。 pic.twitter.com/UulkIL6Unj
— 須々木正(Random Walk) (@rw_suzusho) November 12, 2024
というわけで、先日
「ポケモン×工芸展 ― 美とわざの大発見 ―」(東京会場)
に行ってきました。
石川県金沢市の国立工芸館で2023年に開催されていたときから気になっていましたが、東京(麻布台ヒルズ)での開催がスタートしたので、満を持して行ってきました。
金沢のあと、国内を巡回すると思っていたら海外に行ってしまって、「当分見ることはできないな…」と思っていましたが、すぐ戻ってきてくれてよかった。。
ポケモンが世に浸透していく過程を見てきた世代として、ちょっとした感慨深さも感じつつ、同時に素晴らしい匠の技を堪能できました。
ポケモンが関係なくても、アートや工芸には興味があるし、展覧会なども行ったりするので、相乗効果で面白さ、興味深さ倍増です。
作品の素晴らしさは、是非会場で直接見てもらいたいです。
↓わかりやすいレポート記事(Tokyo Art Beatより)
ポケモンに限ったことではありませんが、近年のサブカル系コンテンツの展開は、単にゲームやアニメやグッズとして消費するにとどまらない面白さがあるので、サークルとしても取りあげることがあります。
RWの活動拠点である横浜の臨海部は、そういったイベントもたびたび開催されて、特に昨年の夏は「ポケモンワールドチャンピョンシップス2023」開催にあわせて、街中ポケモンでした。
↓昨年の夏の関連ブログ記事(ポケモンイベント関連)
↓2ヶ月前の関連ブログ記事(初音ミク×アートの展覧会など)
以前の投稿記事の中でも書いたことがありますが、サブカル×アートが生み出す化学反応は、見れば見るほど面白い。
いろいろなものが融合しコラボする現代ならではという感じですが、いわゆるハイカルチャーとサブカルチャーの垣根を超えた反応は見ごたえ十分です。
アートがサブカルチャーを取り込む流れ(村上隆的な)が先行していたように感じますが、日本のサブカルが海外で受け入れられるに伴って、サブカルがアートに主体的に食い込んでいく流れも強まってきている気がします。
日本ではかなり明確な住みわけがなされていたように思いますが、欧米ではより不可分のものという感覚なんでしょう。
大英博物館が日本のマンガをテーマにして展覧会をしたりしましたし。
サブカル(≒エンタメ)とアートの関係性は、今後どうなるのか?
どんどん融合して境界がなくなっていくのか、一定の住みわけがなされた状態を維持していくのか?
サブカルとアートは、発想や思想や価値観の土台に差があると思っているので、個人的には、時々コラボし行き来しつつも、一定の住みわけ状態を維持するのではないかと思っています。
サブカルを取り込んだアート、アートを取り込んだサブカル、アートとサブカルの境界線に位置づけられる作品などは現れても、サブカルやアートという概念的な差は維持されると思っています。
ただ、それでも現在は、何らかの過渡期であり、幕末の開国で西洋文化と日本文化が起こしたようなある種の外圧による変化が、サブカルとアートの境界でも起きているような気がします。
作品自体の素晴らしさ、面白さもさることながら、そう言ったものを肌で感じつつリアルタイムで鑑賞できることも面白いです。
というわけで、面白いので、サブカル×アートをテーマとするミュージアムをつくってください!(懇願)
インバウンド需要を考えても、絶対ヒットすると思うんですよね…
今回の「ポケモン×工芸展」があちこち巡回しまくったあと、腰を据えることができるようなミュージアムがあると良いと思うんですよね。
sho