スタチュー・パフォーマンス
遊木です。
急に冷え込みましたね。
暑いか寒いかどっちかにして欲しい。
SNSでも軽く触れましたが、3年ぶりに『横浜ユーラシア スタチュー・ミュージアム』を観に行きました。
“スタチュー”とはStatue、つまり彫像や立像のことを指します。(『自由の女神』は Statue of Liberty)
このイベントは、「彫刻や人形になりきるスタチュー」(Living statue =人間彫刻)の演者が、日本大通りでパフォーマンスを披露するというもの。
「ハマの新しい風物詩をつくる」というテーマで実施されているようですが、個人的には3年前より、イベント全体のパフォーマンスの幅が拡がり、見に来ているお客さんの数も増えている印象でした。
基本的には、「彫像化しているパフォーマーにお布施をすると動き出す=設定に沿った演舞をしてくれる」というシステムで、お布施をした人に合わせてアドリブで演舞を変えてくれる特徴があります。(最初から動いていて、お布施をすると特別なモーションをしてくれる場合もある)
特に小さい子相手にはサービスしてくれるので、周囲で見ている観客もほっこりします。
今回は、休憩に入る移動中に、他のスタチューに乱入して共演する面白いアドリブもありました。
その場のアドリブや、ナマのパフォーマンスを楽しむエンタメは他にもありますが、『スタチュー・ミュージアム』は、“動かない演技”を楽しむのが特徴です。
「動かないのに楽しいの?」と感じそうですが、まさにスタチューの面白さは、現地に行かないと体験できないもの。 是非、一度見て欲しい。
動かない演技なのに、写真で撮るより、動画を回す方が実態がわかる矛盾も面白いです。
また、『赤い靴の女の子』や、今回初公開となった『ペリー提督』は、横浜でやるからこそのパフォーマンスで、街に実際にありそうな像=“その土地ならでは”を取り入れやすい媒体でもあります。
町興しや観光との相性も良さそう。
気候に影響を受けやすい難点はありますが、昨今、「ナマの体験の価値」が上がっている流れを考えると、このイベントを新しい風物詩にしようとしたのは、先見の明があったように思えます。
初回はコロナ禍の最中だったにも関わらず、よく始めてくれたな、と。(コロナ禍だったからこそ、屋外でのイベント強化となったのかもしれない)
余談ですが、イベント主催の『横浜ユーラシア文化館』、共催の『横浜都市発展記念館』、『横浜開港資料館』は、いずれもメイン会場である日本大通りのすぐ傍にある施設です。
スタチューパフォーマンス協会の沿革を見ると、神奈川を中心に活動しているようですね。
まだまだ新しい文化ではあるようですが、徐々に活動の幅を広げ、今後、もっと様々な人に見て欲しい私の推しジャンルのひとつです。
みなさんも、機会があったら是非一度!
aki