芸術とか学問とかの秋2021 | 乱歩酔歩--Random Walk official blog--

芸術とか学問とかの秋2021

須々木です。

わりと毎年のことですが、秋は見たい展覧会などが多くなって良い季節です。

すでに気候は冬っぽくなってきていますが、せっかくなのでちょっと振り返りたいと思います。

 

 






●大ベルセルク展~三浦建太郎 画業32年の軌跡~
 

こちらはすでに過去記事で触れているので、そちらを参照ください

東京会場はすでに終了していますが、大阪会場はこれからですね。

 

 

 

 


●第24回文化庁メディア芸術祭
 

 

毎回行っているやつですね。

詳細は公式サイト参照。

 

アニメーション部門大賞の「映像研には手を出すな!」については、過去ブログ記事でも触れています。

遊木も全体についてブログで触れているので、興味があればそちらも参照

 

コロナ禍によって意識づけられ人々の行動に変革をもたらしつつある「ディスタンス」の概念。

これはメディアアートと相性が良いものと感じますが、その化学反応、相互作用がより顕著になるのはもう少し先なのかなという印象です。

すでに存在していた技術や発想を手早く適用したものは散見されますが。





●黄金町バザール2021 - サイドバイサイドの作り方
 

 

こちらも毎回行っているやつですね。

詳細は公式サイト参照。

 

創作における自由というものを肌で感じられるのが良いです。

美術館の中で畏まって観覧する作品とは違う、街に開かれた展覧会の醍醐味を感じられます。

ちょっとした遊び心もあって良いです。

 

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遊木のブログ記事もどうぞ

 





●グレートリセット・スモールリブート ~その後をつくる創造力
 

 

詳細は公式サイト参照。

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作品数は多くありませんが、一つ一つがじっくり見て気付きや刺激を与えてくれるようなものでした。

それぞれの作品が、生み出したアーティストの“確信”を感じさせるものだったのが面白いです。

何かをつかもうと“模索”している作品もそれはそれで面白いのですが、シンプルに作品の強さという点でいえば、やはり“確信”がキーになるのかなと思いました。

年々、アートが社会とオーバーラップしていっているように感じますが、その流れの根幹を垣間見るような非常に示唆に富んだ展覧会でした。





●Contemporary Art Exhibition「崖と階段」
 

 

詳細は公式サイト参照。

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京急線日ノ出町駅から裏手の野毛山方向にすぐ、新たにできたアートスポット「azumagaoka articulationで初の展覧会です。

この場所では以前の黄金町バザールでも作品展示していたことがありますが、この界隈の歴史的経緯を感じさせるスポットです。

ポテンシャルを生かした今後の展開が楽しみです。





●庵野秀明展
 

 

国立新美術館にて(12月19日まで)。

その後は全国巡回。

詳細は公式サイト参照。

 

とにかく圧倒的ボリュームでした。

クリエイター庵野秀明を時系列で網羅的に追える充実の内容。

原点ともいえる少年時代のインプット(広い意味で)から始まり、学生時代の創作物も並んでいましたが、仕事とする前の時点ですでに技術力やセンスがとんでもない。

素人が見ても、短い線画だけのアニメーションで凄さが分かるくらい。

そして、仕事という概念とは別に「やりたいこと」をただただ追及していったのだとわかる生き様。

本当に極端な生き方をしてきた(している)人なんだなと。

デフォルメして極端に描かれるフィクションのキャラにも全然負けない、庵野秀明という人物の鮮烈なキャラ性の一端に触れられる凄い展覧会でした。

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●横浜都市発展記念館/横浜ユーラシア文化館
 

いずれも、みなとみらい線日本大通り駅の真上にある「旧横浜市外電話局」(横浜市認定歴史的建造物)の建物内にあります。

「横浜ユーラシア スタチュー・ミュージアム」にあわせて無料だったので初めて入りました。

普段からいずれも観覧料200円ですけどね。。

 

公式サイトはこちら ⇒ 都市発展記念館 ユーラシア文化館

 

都市発展記念館は、横浜の都市計画が本格的に始まった1919年以降にスポットを当てた資料館です(もっと前の時期を学びたいなら横浜開港資料館など)。

関東大震災や横浜大空襲などで破壊されつつ、どうやって今のような横浜になっていったのかを、豊富な展示資料を見ながら学べます。

 

ユーラシア文化館は、東洋学者江上波夫さんが横浜市に寄贈した考古・歴史・美術・民族資料等をもとに開館しました。

横浜にいながら気楽にユーラシアの文化を学べます。

 

行った日は特別展「オホーツク文化―あなたの知らない古代」も無料でした(通常500円。12月26日まで)。

学校の歴史の授業ではほとんど登場しない北海道の古代を知られる貴重な資料の数々が並んでいました。

旧石器→縄文→弥生と連なる一本道の歴史を日本史で習ってきましたが、今の日本を形作る歴史はもっと広くて深いものなんだなと。

余談ですが、こういうのに興味のある人は、北海道大学の資料館もオススメです。





●第二回 横浜ユーラシア スタチュー・ミュージアム
 

 

横浜ユーラシア文化館が開催するスタチューパフォーマンスのイベントです(公式情報はこちら)。

歴史を感じさせる建築物や特徴的な景観の多い横浜・日本大通り付近を中心に、道行く人を楽しませていました。

街中で気軽に楽しませるイベントが年々増えていますが、このイベントも定着していってくれると良いなと思います。

 

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●横浜駅ナカ・ギャラリーショーケース(ミナトノアート2021)
 

 

今年初開催のアートフェア「ミナトノアート」

元町、山手、石川町、中華街から横浜駅までのエリアにあるギャラリー、ショップ、百貨店など約80会場にてアートやクラフト、ヴィンテージ雑貨やファッションなどの展示・販売、飲食店ではオリジナルメニューの提供などを実施、とのこと。

その中のプログラムの一つ「横浜駅ナカ・ギャラリーショーケース」がJR横浜タワーの2階アトリウムで開催されていたので見てきました。

ちょっと立ち寄ってアート作品に触れられるのは良い感じです。

 

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横浜を拠点に動いているので、特に横浜界隈のイベントはフィーリング的に面白そうなものは情報を追っています。
実際には、ここで紹介しきれないくらい日々いろいろなイベントがあるわけですが、興味のある人は適当にググってください。

 

横浜ではこれからの時期、メインは各地のイルミネーション

定着してきたもの、新しく展開されるものなど、様々です。

 

街そのものが日々大きく変化していくので、同じイベントであっても毎年まったく同じものとはなりません。

気になったらとりあえず行くべし!

 

 

sho