大掴ひつじ物語 -4ページ目

大掴ひつじ物語

たいへん狭い範囲の非常に分類しにくいうえによく途中で切れている記事置き場

前回の続きでまだわちゃわちゃやってる

エステルとメルレイン兄 。

「アルフリード」の名が出たのを聞き咎めた

エステルは「王太子アルスラーン陣営に世話に

なったときに彼女に会った」と説明。「え、

あいつ王太子とこにいるの。なんで。…

まさか色仕掛k…「違うと思う」かぶせ

気味に断言するのは少々シツレイだとは思うが

相変わらず思ったことは即、堂々と発言する

スタイルを貫くエステル。

メルレイン氏にすれば、「妹、何やってん

だよ、自由な気風のゾット族が王権に従う

なんてありえねえじゃん」と憤慨するも、

自分が不在の間に仲間がそのパルス国

王太子とけっこう大きな戦場で共闘し、

友人関係にまで発展してることは存じあげ

ない展開ですからこれが。

とりあえず王太子に会うかと馬首を巡らせ、

同じ方向に進むエステルに「ついてくんな」と

言っても「私も王太子に用があるのだ」

譲らない。ここまで来てやっとお互い自己紹介。

「私は騎士見習いエトワール。本当の名は

エステルだ」といつものように言い添える

エステルは偽名を使うとは怪しいやつ」

ツッコまれ「なんで盗賊にそこまで言われん

ならんねん」とツッコミ返しで応酬しつつ

追手を撒くように夜の中を進む 。

 

イリーナ嬢をつれて王都を出たヒルメスさんに

ついて、未だ彼らの事情を知らないギスカール

氏は、「イリーナ内親王を連れ出して(ボダンを

倒し)マルヤムを手に入れるつもりか?いいや

奴がパルス再興をあきらめるはずがない

(害虫:ボダンを駆除してくれたら助かるけど)」とか

混乱しつつも、あいつとは関係決裂だし、いいや

と切り替える。

そのままサーム氏とも合流、1万の追手を

あっさり返り討ちにしたヒルメス氏はザーブル

城には戻らず、まず王都近くに潜み、機を見て

エクバターナを奪取し、それに拠って「ルシタニア

軍(ギスカールとボダン)」、「アンドラゴラス」

と「その息子」をまとめて叩き潰す予定。

 

ところ変わって、あれこれ騒ぎの過ぎ去った

王墓では。ザンデが引き返してまで間違いなく

閉めたはずの棺がまた開かれて中が空になって

いる。 何かが移動したような跡を目線が

追いかけるとその先には「英雄王カイホスロー

遺骸」とされていた物体が、二足歩行では

ない妙な動きで道無き道をどこかへ移動して

いく様子が描かれ。例の魔導士たちが大喜び

している。

不気味さ得体の知れなさを表現するのは

もう、すばらしい空気感だけど、え、カイ

ホスローの遺体とかどうするの?それけっこう

古いと思うけど。蛇王様も別の所でちゃんと

実体化してるみたいだし、それ何に使うん? 

 

一方のギランでは。

ダリューン卿が「平和すぎる」と嘆息。 それを

聞いたナルサス氏が「10日も人の血を見ない

平安に飽きるらしい」と揶揄。 「こんなに

のんびりしててもいいのか」、と重ねて問われ、

「いやいや、国王様から兵隊5万集めるまで

帰ってくんなといわれてるんだし、それに

従ってるだけですからー」という話。実際、

まだ2万足らずしか集まってない。

ただ資金はそれ以上だし、なんなら傭兵

いいという。 そんなアルバイトばっかりでは

士気にかかわらない?というダリューンに

それは職業軍人の発想で、逆に戦が終わっても

ついてこられると困るから、兵士は必要な時に

必要な数いればいいという話。「 自分にはもう

充分忠実な友がいるから、兵の運用については

ナルサスのよいようにしてくれ」と全権委任の

アルスラーン王子。そのまま「狩りにいこうか」

と立ち上がり、ふと「そういえば最近ギーヴの姿

見ないけど」と尋ねると無双の騎士と天才軍師

が一瞬黙り、そろって 

「ギランには世界60カ国の美女がそろって

おります」と答え 、それを聞いた王太子殿下、

軽く笑って

一夜1カ国として世界をめぐるのに2ヶ月

かかるのか大変だな」とちゃんと理に叶った

計算して見せつつ、さっさと出かけていく。

大人2人ははははと笑って見送ったものの、

「今の、笑ってよかったのかな」と考え込む。 

もう殿下も15歳におなりだし、そろそろ女性

関係に興味をお持ちになってもええんでわ

と一応、口にするもののあんな一瞬ギョっ

するような冗談を言ったすぐ後で、もう

エラム相手に「狩り場まで競争だぞ」

「負けませんよ」はははは話題と興味が

移ってる様子を見せて、そんな心配、いまの

ところ全く無いなという結論へ。

 

「ギラン名物60カ国の美女」の一つにシンドゥラ

女子がいて。本人は何にも言ってないけど話を

聞いてるジャスワントによると「天災で家を失い」

「家族が皆病気」「だまされてここまで流れ

ついて」「一文無しに」とか話半分でもてんこ

盛りすぎる身の上話にいたく胸をうたれ、有り

金を巻き上げられている様子が1コマで描かれ

ている。またこれどう見ても一夜を共にする(爆)

とかまで行ってない。キャバクラとかそういう

場所だぜ。シンドゥラ女子本人も泣きマネし

ながら目より下は笑顔だし、周りで見守ってる

女子もものすごい邪悪な顔で笑ってるしで 

うん。大人でもこういうことになるよっていう?

・・・この後の話までやるかな。

けっこう、いい話なんだけど(泣)

一旦その場から逃げたものの「幽閉されている

北の塔から国王さまをお助けする使命がある」

というエステルの話を聞いて「貴人の幽閉用の

建物ならそこに姫がいるかも」とアタリをつけ

戻ってくるメルレイン。

そこで前回ラストにつながって、腹を刺された

ルシタニア国王陛下の悲鳴が響きわたり、

辺りが騒然となる中、またすぐ飛び出していって

また取り押さえられる(泣)エステル。

前回、イノケンティス氏のどてっ腹に剣を

突きこんだイリーナ姫(亡国とはいえ一国の

内親王殿下)、目が見えていればもう少しいい

ところを狙えたかもしれない(酷)が逆に見え

ないながら、よくがんばったなあと感心して

いいのかどうか。

倒れた陛下の周りの兵士は「国王陛下を襲った

のはイリーナだ!」とやけにうれしそうに騒ぎ

まくっている。いや、そこはひくひくしてる国王様

なんとかしてやれよと思う場面。 

その騒ぎが現在のルシタニア首脳陣にとっては

かなりの朗報だったことが報告を受けた王弟

殿下のお顔…うわあ間違いなかったのねと確信

させられる(我々読者) 。

その後、医者からもたらされた診断は「傷は国王

陛下の皮下脂肪がとみに厚い部分で出血の割

致命傷ではありませんでした」とこちらは

あまり朗報ではない内容。

「ものすごくうまくはまった作戦」が皮下脂肪に

阻まれたですって、とこの世の終わりもかくや

というか、あの「悪鬼のようなパルス国王に取り

押さえられた辺り」が次点に見える勢い愕然

する王弟殿下。まことツイてない。・・・のか。

まあ完遂できなかったのはしょうがない。

とりあえずハナシの体裁をととのえるため、

実行犯のイリーナ姫は処刑。なんか騒いでいる

騎士見習いは暗殺を手引きしたことにして

一緒に処刑まとめて火あぶりにしろと

ガッカリが高じたせいもあろうがあまりに

ザツな指示。 

 

それを特に情報統制せず火刑の準備もさっさと

始めたので、その辺の市民の噂話として

マルヤムの姫がルシタニア国王を刺した

らしいぜ」「すげー」「失敗したから処刑

だってー」…という話です、とヒルメス氏に

報告する者があり。

それを聞いたヒルメスさん、「よし立つぞ!

もうルシタニアとは縁切りだ」と宣言。「姫を

助けに行かれるのですね!」とかザンデが

やたら張り切ってるのがいい味でてる。

いい奴なんだよねえ、うん。 

 

いとしの兄君を害した謀反人の最後でも見に

行くか」とか気楽に歩きだした王弟殿下を王宮

廊下途中で狙い撃ちしたのは実は第三勢力の一角、

メルレイン氏。

処刑を中止して姫を引き渡せと要求される

方にとってみれば「誰なんアンタ」という話

だが、かなりの腕前らしい相手に弓で狙われて

いるので迂闊に動けず、じりじり下がるしか

ないというところ。メルレインにしても弓矢が

尽きているのに、さらにがんばろうとする

なかなか男気のある場面。

そこへ「銀仮面卿が大挙して王宮に乱入」と

いう知らせにますます意味がわからない王弟

殿下。まあそうだよな。ホンマになんでこんなに

皆が集まってくるのかわからんだろうとご同情

さしあげるしかない。

そんな話題の中心人物であるイリーナ姫。

一仕事終えて、「なにもかも終わりだわ」と

気分を出していると、おそらく何度も夢みた

であろう懐かしい声が囚われの自分を迎えに

きてくれるという、間違いなく彼女の今までの

人生最大のハイライト。 

その間にも実にマメに動き、北の塔階段下

まで迫ったメルレイン。イリーナ姫を伴い

降りてくるヒルメスさんとばったり。

事情を察し、イリーナ姫に「俺はもう必要ないな」

と語りかけるメルレイン氏。姫も「今までありがとう

ございました」とちゃんとお礼のいえる育ちの

いい淑女のこれまた良い場面。

彼もこれで報われるよね。

さすがに姫が礼を言った相手をどうこうできない

らしく無言でガン飛ばしつつ立ち去るヒルメス氏を

見送り。やれやれと思ってると「わたしは無実だ!

処刑されるいわれはない!ここを出せ!」と主張の

はげしい騎士見習いの声を聞きつけることになる

メルレイン氏。いやホンマ黙って座ってたら見つけて

もらえずにきっちり冤罪処刑されてたハズなので。

マジ自己主張大事。 

 

「最近俺は女どもの護衛ばかりしている」と嘆息

しつつ、幸いにして?大騒ぎになってた隙になんや

かんやで馬も調達して、とりあえず王宮から脱出に

成功したらしいメルレインとエステル。

助けてもらったのに、まだぎゃあぎゃあ言ってる

エステルの様子にあきれつつ「まったくこの頃の

女はおしとやかじゃねえなあ、アルフリードだけ

じゃないらしいわ」、とここで家族の話をぽろっと

してしまうメルレイン氏。

彼の口にしたその「(妹の)名前」ものすごく

聞き覚えのあるエステル。その妹とかいう奴」

ことを詳しく、というところで次回へ。

前回、山道でルシタニア兵と遭遇したイリーナ姫

ご一行だったが、道をゆずったことを逆に

怪しまれ、一気に制圧される。将軍相手でも

かなり善戦したメルレインだったが(数の

有利がなければおまえ等の相手になる腕

ではないとか将軍によるお墨付き。一般の

山賊なのにどういうこと)姫を抑えられた

時点でいったん引くことに。

イリーナ姫捕獲の報を聞き。「え、行方不明と

思ってたらパルスに逃げ込んでたの」と驚く

ギスカール氏。どうするかなあ(めんどくさいなあ)

とか思ったところにひらめいたのが

「我々ルシタニアに恨みを持ってるだろう

マルヤム王家の生き残り(姫)兄王を暗殺して

もらう案。自分の手は汚さずに王座が手に

入るし、扱いに困る他国の生き残りの王族も

処分できて一石二鳥以上のナイスアイデア」やん

とイッキに上機嫌に。

身体検査しても(おそらく隠し持ってる自害用の)

武器は取り上げないよう言い、イノケンティス氏と

同じ北の塔に放りこめと指示。

 

一方で。パルス王太子殿下の支援で自分たちの

生活の目処がついたらしいエステル嬢が久し

ぶりに出てきたかと思えば、果敢に国王さま

救出に動いていて相変わらずのナイスファイト

ぶりに感心する。

前回のルートは諦め、別の場所からなんとか

壁を乗り越えると「人影がないと思った場所」

同じように「人影がないこと」を確認した

上で事におよんでいた立ちション男とバッタリ。

いやむしろその最中は動けないから、その隙に

走り抜ければいいじゃん、とカンタンに考えて

しまったが見つかったらアウトでした。

常識的に考えて。 

そのまま捕まったエステルが身分証明のため

「バルカシオン伯爵」の名前を出したところ、

その名を知っていたギスカール氏(暇ではない

はずだが)が話を聞いてくれたが。エステルは

いつも通りに堂々と「国王さまを塔に幽閉し

王弟殿下が専権を奮っておられるのは人の道に

外れる行いでは」といつも通りに思った通り

のことを目の前の偉い人(*おそらく初対面)

相手にかなり真っ向から訴える。思わぬところで

説教?され、むっとしたギスカール氏だが

子供相手ということもあり「実は兄王は暗殺の

危険があるのでこっそり匿ってるんだよ」と、

ついさっき思いついたことネタそれらしい

ことを言ってケムに巻こうとしたが「それは

アンタがそうゆってるだけですよね、それが

ホントか確かめたいから国王様に会わせて

ください」とかさらに詰めてくるエステル。

…正直、そんな心配がなくても国王に会うとか

無理だよね。何言ってんのというハナシじゃ

ないかとも思うんだけど。まあ、一回お会い

してるからなあ。ここでもし、それこそバカ正直

「先日お会いしました」とか言っちゃったら

「地下牢にでも入れとけ」ではすまなかったから。

まあギリなところでは。 

 

王宮の外ではさっきと同じ奴だよなトイレ近い

のかなというルシタニア兵をレンガを一投げして

自分の作った水たまりの上に撃沈させた

メルレイン。月を背になかなか絵になる

登場シーンでした。 目の前の状況はともかく。

「なんとか姫を追いかけて王宮までやってきた

けど広すぎてなにがどこやら」て簡単に言って

るが、いや待てなかなか大変なことでは?

警備どうなってんのよ

そこへ引っ立てられたエステルが通りかかり。

こちらは靴に隠した刃物で兵士を傷つけて

逃げ込んだ草むらにメルレインが潜んでいた

ので彼女にとって本日二回目のバッタリ。 

その格好からお互いルシタニア兵ではないと

思ったものの双方、不審人物には違いないので

お互い「なんだおまえは」「おまえこそ

なんだ」コントみたいなことになるが。

逃げたエステルを探している追っ手の

声が聞こえたので、当然の判断でその反対

方向一斉に逃げ出す二人。「なんでこっちに

くるんだ」「おまえこそ」と双方譲らず。

 

捕まったイリーナ姫は隠し持った短剣を

(*ルシタニア側は見つけたけどわざと放置)

確認し、「囚われの姫の嗜み(泣)」として

辱めを受ける前にこれで自害しよう

悲痛な決意を固めるところに扉が開き、

近寄ってきた男がのんきな声で「お主は何者

じゃ。予はルシタニア国王イノケンティス7世

じゃよ」といつも通り?気軽に自己紹介。

 もちろんそれはイリーナ姫の故国を攻め

滅ぼした悪逆非道大悪人の名であり、

家族を含め何千何万人分か計算もできない憎い

仇。瞬時に気を取り直しその声と気配を

頼りに、見えないながらも短剣を振り回す姫。

こちらも相手がか、どういう事情かも

わからない(泣)だろうが命の危機は感じた

イノケンティス氏、あわてて逃げまわるが部屋の

外からは「扉の前に立ってください。今お助け

しますから」とわざと体を固定させる指示。結果、

目の見えない相手に位置情報を与え、さらに

ご本人にとって部屋の外にいる部下対して)

「早く助けよ!予はここじゃー!」とか大騒ぎ

したため。かなり自信を持って歩を進める

イリーナ姫。

その場にいる敬虔な信者二人同じ神に対して

「イアルダボートの神よ「お助けください!」

「御力をお貸しください!」相反する祈り

唱え、結果的に乙女であるところの姫の願い

届く?ことに。

イノケンティス氏の腹部正確に突き立てられる

短剣を見つめつつ次号へ。

王太子の剣に傷付けられ、それでも速やかに

その場を離れ仲間に「任せた」とか言いおいて

さらに距離時間を稼ごうとするシャガード

だが、例の黒騎士がぐいぐい迫って来て

どかばきぐええという嫌な物音がかなりの

至近距離で背後に聞こえてくるのを、必死で

振り切り、あろうことか味方も斬り捨てて

逃げようとする姿を見とがめたジャスワントが

「己だけ逃げるつもりか卑怯者!」と喚く

あたりまで離れたところで「よし、別荘に

逃げ込んで再起を…」と思ったらしい一瞬。

飛来した鷹:アズライールので右頬を

えぐられ、たまらず落馬したところを素早く

追いついたジャスワントに押さえこまれる 。

 

捕らえられた「ナルサスの旧友」は完全に

居直って「奴隷売買のなにが悪いか!」

「なんならお前も売り飛ばしてやるぞ!」とか

騒ぎ立てる始末。駄目だコイツ。早く何とか

しないと内心で全員一致しつつも「処刑

しましょう」とはさすがのナルサス卿でも

言い出しにくいであろう、とか周りで見守る

ギーヴ&ファランギース様が考えてると

王太子がシャガードの前に一人静かに進み出て

「そなたを1年間、奴隷商人に引き渡す」

発言。奴隷扱いされて考え直せという主旨。

「ジャムシードの英知に誉れあれ!王者の

審判は下された」という女神官の宣言の元に

その場は終了 。しかし宣言された方は承服

できず「一年くらいで改心なんかしてやる

ものか!必ず復讐してやる!ナルサスなんぞ

祭り上げられていい気になってる雛鳥にも

必ず報いを受けさせるぞ!」

とまあ思っていても言わなきゃいいのに

という典型の捨て台詞をドヤ顔でわめきちらす

シャガードだったが、これを聞き逃すつもりなど

全くない黒騎士渾身のパンチが(*ケガして

無い方の)顔面にヒット 。

それでも「手加減してなかったら地面を突き

破って地獄に直行だったぜ」というなかなか

詳しい解説はこちらもギーヴ卿でした。

それを見て、今まで「ダリューンは落馬した

相手を切りつけたことはないし縛られて

自由を奪われたものに暴力を振るうことは

なかった」という話がされ、よほどハラに

すえかねたんだろうねえ と周囲の目が飛び

出してる中、当の本人悪鬼の形相で手を

ふきふきしてるのもご愛嬌。 

*ただこの話を読んだ時も思ったのだけれど

奴隷制度撤廃および奴隷完全解放を歌ってる

ということは「奴隷商人という商売」も撤廃する

ことになるんだがこのタイミングでその

「奴隷売買というシステム」を利用するのは

どうなん?という少々のひっかかりは

感じていました。 …まあ結果的に相手も改心には

至らなかったわけだし(*未来日記)

 

海賊とその黒幕をまとめて捕らえた王太子

一行の実力を今度こそ目の当たりにした

ギランの豪商達はその場で王太子に組みする

ことを誓い。その噂を聞いたギラン周辺

各地の商人が王太子府に貢物を手に日参、

結果、軍馬、船、兵隊、金貨、弓矢、穀物

その他山盛り、そして山盛りに積み上げ

られ、もう何が何だかわからないと素直に

目を回すアルスラーン殿下に、これこそが

ギランの財宝ですとドヤるナルサス。

 

一方で「サフディー島近辺の海賊の残党

片づける」という話を聞き、「それを見たい」と

言ってみた王太子は「いえいえお勉強が先

ですよー」とにっこり笑顔で釘をさされ

トホホーといいつつエラムと共に勉学に

励む、まあ平和な後日談が描かれる。

 

大量のお礼金と酒樽を現物支給され、こちらも

ほくほくとしつつ「こんなとこ(都会)に

長居はできませんわー」と笑顔のゾット族。

いい黒絹が手に入ったので旗を作ってみたよと

言われ、なかなか渋くてかっこいい黒旗

見てアガる一同から、「何か事あれば

アルスラーン殿下の盟友としていつでも

はせ参じます」という心強い約束も取り

付ける中、「お嬢も早く帰ってきてください

よー」「族長になってくださいよー」と

言われるアルフリード。それを雑にいなしつつ

まだ戻ってないらしい兄について「もう、どこ

ほっつき歩いてるんだか」とか、妹から言われ

てる兄者は相変わらずマルヤムの姫を護衛しつつ

山道を進んでいた。

前方にルシタニア軍の一団をめざとく見つけ、

普通によけようとしたが、相手がそれを見咎め、

捕らえろ。逆らえば切り捨ててもいい」

発言。え、モンフェラート卿そんな人だった?

 

今回の癒しは、捕らえられても往生際悪く騒ぐ

シャガードの不敬な態度にむかっ腹を立て、

「こいつの口に辛子を塗ってやりましょう!

シンドゥラ国では流言卑語を為す輩にそういう

罰をあたえますから!」と主張するジャスワントに

「それならラジェンドラ殿もか?」とかフツーの

間髪いれず心の中でツっ込んだ王太子

殿下に一票。

「パルス国王子の心の友で親友(自称)」

シンドゥラ国王さまの評判とは。(-_-)

外食しながらサフディー島へのプチ遠征に

ついてわざと声高に話すナルサス 。聞き耳を

たてられてることを確認しつつ、出発日時

詳しく話しながら店を出る。「・・・それで

本当のところは?」と小声で聞く子供二人を

「よくわかってきたな」と褒め。

アルフリードには早馬の準備を頼む 。

 

割と大がかりというか盛大に船団を組んで

海賊王の島に出発したアルスラーン御一行。

それをこっそり見送って山奥に集結していた

まだ残っていたんだという結構、大所帯の海賊

連中の前に姿をあらわした「あの男」

やはりシャガード。

知恵者とか思い上がってニセ情報(笑)

ひっかかって王太子府を空にするとか

バカじゃねーの」とか調子にのって旧友の

悪口を言いまくるシャガードだが

どっちが上なんてどーでもいいし」

「表向きは富裕な名士で裏では海賊と

つるんで私服を肥やして旧友も裏切るとか

てめえのほうがよっぽど悪党だよ」と

海賊連中からお墨付きをいただく始末 。

 

自分たちの思惑通り王太子一行がサフディー

島に向かったと聞き、牢屋なう、の方の

海賊連中は情報を出し惜しみしてると

みせかけた演技の良しあしについて自慢

しあっていたが「例の魔道絵師(笑)

おびえる演技は真に迫ってましたねえ!」

ええ?え、いや、そう!あれ演技!」

「そうそう!びびってるフリ!」

とか互いに謎の汗をかきつつ盛り上がって

いたそうな。

 

王太子府に残ったエラムとアルフリードが

まあ通常営業で細かいことですぐ喧嘩するのに

ナルサスいなくてもこの調子なのか(*^^*)と

読者的には和むところだが。

「…子守りもせんならんのかい」と思っていた

らしいグラーゼ氏は、こと戦闘が始まれば

エラムは弓隊を率い、アルフリードは早馬で

呼び寄せておいたゾット族を指揮してそれぞれの

現場でテキパキバリバリ働くので「子守とか

いってスマン」とワビをいれるが、いつもやってる

仕事なので二人ともポカンとしてて微笑ましい。

 

王太子府に到着し「とっとと扉を開けて降伏

すれば命は助けてやるし慈悲深い奴隷商人に

売りつけてやるぞ」と下から見上げつつ

上から目線で声をかけるシャガードに

「アンタなんかどうせナルサスの下風に

たたされて悔しい思いしてたんだろ」

当てずっぽうにしてはなかなかクリティカル

ヒットだったらしい煽りを叩きつける

アルフリード。シラーとした顔をしつつも

さりげなーく「グッジョブ」の握りこぶしを

固めるエラムなど本日も細かいところが秀逸。

 

しかしゾット族の一団が1枚画でドンと現れると

なんというかやってくれそういい仕事して

くれそうなムキムキマッチョ集団の「陸は

お任せ」という謎の安心感。特に説明しなくても

「すげえ助っ人」というか負ける予感がゼロ

毎度のことながら特に名前も設定されてないし

扱いはモブの集団なのに画の説明力というか

説得力すげえな、つかパねえ。 

 

シャガード本人にとっては計算違いが続き、

頭に血が上ったところでさらに (湾を出たと

見せかけつつ陸伝いで戻ってきた)王太子軍

本隊が襲いかかり、完全に囲まれて万事休す

海賊団。

乱戦になったところで王太子アルスラーンが

一人でいるのを見て「奴を人質にすればまだ

勝機はある」と近づき、剣を交えるシャガード

だが結構な勢いで斬り返され、逆に自分の方

肩を斬られるに至り。

「ナルサスに担ぎ上げられただけの能なし

傀儡王子じゃないのか」と結構失礼な

言いぐさの上で焦るが。それはご自分の設定

誰もそんなこと言ってないよな。

そこで「侮ったな旧友よ」というナルサスの

ナレーション。

そりゃまあこの半年くらいのこととはいえ

連日生きるか死ぬかの戦闘に晒され、合間に

あの黒騎士に稽古をつけてもらってる王太子

殿下は、そも面構えからして違ってきてるし。

一方で元はどんな腕前だったが存じませぬが、

ここに来て理想も気概も投げ捨て私欲に走り、

挙句お姉さん方に「あーん」してもらって

ゴロゴロしてたらアカンやろう、とは相手

目を見て言える。 

 

なかなかの構えで剣を持ち「降伏しろ。命は

とらない」と堂々発言するアルスラーン王子。 

主人公ぽい。(不敬)