大掴ひつじ物語

大掴ひつじ物語

たいへん狭い範囲の非常に分類しにくいうえによく途中で切れている記事置き場

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あれから過去分のテキストをいくらか埋めたが

まだ追いつけない。

なんとか今年中に2021年分の

「こんなものを読んだ」

「アニメ等を見た日」

テキストに追いつきたい。(低すぎる目標)

モンフェラート将軍と堂々渡り合う

マジあんた何者なんですかな 流浪の

楽士。いや相手はきっちり武装した

将軍なのに平服の貴殿がなんでいい

勝負してるんすか。そして相手の馬の

手綱を切ってバランスを崩したすきに

頸動脈を切り裂くという黒騎士の

ような豪腕を必要としない戦法。 

地に滑りおちるモンフェラート氏に

「女神官どのなら手向けに祈りの一つも

捧げるだろうが」

「悪いな。俺はおまえたちには地獄に堕ちて

ほしい」と、その口調のまま暗い目で

見下ろすギーヴ。

「それでいい。異教徒の慰めなどいらん」と

返すモンフェラート将軍。

力尽き倒れながら、先に逝った盟友ボードワン

将軍との会話を思い出し、「やはり自分も異境の

地で果てることになったわ」と呟き、軍靴や

馬蹄につぶされず咲く名も無き花に目を落とし

神の名と何事かを唱え、静かに目を閉じる。

 

これで王弟殿下の、いやルシタニア全軍の

両巨頭が倒れその後も多くの名のある武将

その他が討ち取られる報が次々届き、天を

仰ぐ王弟殿下。現場は音を立て敗走の道を

転がり落ちることに。

 

しかしここで原作読者も知らない急展開。

 

なぜかあのボダンが急襲。本人いわく

「背教の徒であるギスカール氏に天罰を加え、

そのついでに憎むべき異教徒共(パルス軍)も

地獄に叩き落とす」のだそうですが 。

えええ。そんな兵力あったんか。

 

偵察に行ったエラムがその新勢力に気が付き、

慌てて戻ろうとしたところで足に矢を受けてって

いや足だから大丈夫ってものでもないよ。 

別作品かつ、そこからはるか未来の話だけど

足に銃弾をうけて出血多量で亡くなった 

有名な退役軍人がいるから!(号泣)

 

ルシタニア本軍が敗走するのを遠目に見て

完全に怖気づき(王都エクバターナから

運び出した)財宝を守っていた少数の部隊が

お宝をそのまま持ち逃げしようとしたところに

またしてもナイスタイミングで到着するギーヴ。

「自分で得をするのはいいが他人が得をする

のは許せないんだ」とまあ、そうでしょうねと

いう主張(笑)。

残ったルシタニア兵をとっとと追い払い

(自分もやろうと思えばできるけど)これだけの

量の財宝を入れるほど懐が大きくないのが残念

だわと嘆いてみせるなど今回、大活躍アーンド

いい調子の楽士どのであったそうな。

 

ギスカール氏が王都から持ち出した金銀財宝を

取り戻したのもだが ナンバー2敵将の首を

取ったというのはかなり巨大な武勲では。 

それを鎧の一つも着けず大剣を刷くわけでもない

自称:吟遊詩人が勝ち取るて。前にも言ったかも

だが現代でいうところのバンドマンだろ。そら

多少の腕がないと世の中渡って行けないで

しょうが、それにしても。

文章で読めばさらっと流されていたが絵で見ると

その「なんでやねん」感が 際だっていたそうな 。

どっどはらい。

ルシタニア軍が敗走するのを複雑な

思いで見守るエステルに声をかける

ジムサ 。「ここにいるからには戦士なの

だろう 。なぜ戦わない」と問いかけ

「自分は客人でいるつもりはない、

役に立つところを見せればいずれ部隊を

任せてもらえるだろう」と単騎で

とっとと前線へ出ていく姿はなんかこう

頼りになるーというカンジ 。

 

最前線ではないものの弓矢が飛んでくる

程度には主戦場に近い距離の王太子本陣で

「(危ないですから)そろそろ退きましょう」と

いう進言に

「ここはアトロパテネだ。今度は逃げぬ」と

言い張るアルスラーン王子。その様子を

痛ましく見守りつつ「弓矢は盾で防げるが

そんなものを必要としない戦のために勇気は

とっておくべきです」というナルサスの言葉に

ややうつむきつつ、下がることにする殿下 。

 

王太子陣が戦場から離れたのを確認した黒騎士

ダリューン、改めて全軍突撃を宣言、自ら

最前線に走りだし、対する盾をかざし絶対防御の

構えのルシタニア軍の一角に槍を突き入れ

その盛り上がる筋肉に任せて力ずくで真横に

数十人単位でなぎ倒して現場の

ルシタニア兵(のみならず読者)をひえええええと

どん引きさせる。

剛力無双とかいうレベルじゃねえだろ。

馬鹿力(*誉め言葉)もええかげんにせえよ

という大活躍。

 

一方、あの防御力低そうなコスチュームで(実は

弓矢だけではなく)細見の剣一振りで、探りの

少数部隊相手とはいえ堂々たる前線で縦横無尽に

ルシタニア兵の首とかをスパスパ切り捨てる、

(イアルダボートとかいうザコ神より

絶対的高位というか実力のある神の

ご加護なしでは説明のつかない)

ミスラ女神官ファランギース様をはじめとする

将軍未満の若手のご活躍でルシタニア兵7万超の

大軍が右往左往する羽目に。

 

前回のトラウマ(泣)で宝物と糧食を守ることに

固執し2万の兵を留め置くギスカール氏。

「今必要なのは 金銀ではなく鉄でございます!」

と真っ向意見するモンフェラート氏に押される

カタチでその勢力が追加で投入され、全軍が

戦場に揃ったところで。

 

前の戦場からルシタニア兵の鎧兜を集め、

それを着たパルス兵がルシタニア軍にこっそり

近づき横から攻撃。自軍で裏切りがあったように

見せかけ、地味にしかし確実に人心を揺さぶり、

現場をさんざん荒らした挙句に大声で

「王弟殿下が逃げたぞー!」と

言わせれば、あっという間に崩れて敗走に

かかるルシタニア兵。

勿論どこにも逃げ出してないし(泣)ちゃんと

その場にいるギスカールさん本人の耳にも届く

勢いで飛び交うザ・誤報に兵士たちが

「もう終わりだ」「もう無理」と片っ端から浮足

立つ様子に、もう言葉もなく(泣)呆然と

立ち尽くすしかない王弟殿下に心底ご同情

申し上げる流れ。

われらが敏腕軍師の狙い通りとはいえ

さっすが悪辣う。

 

それでも現場で踏ん張り「神はお前たちの

勇気と忠誠を試しておられるんだぞー」と

叱咤するモンフェラート卿だが

「私たちは神を信じて戦ってきたけど、それで

よかったのでしょうか」と一見不信心だが

心からの疑問を口にしながら倒れる兵士。

その後ろから「神々はいつも間違う、そして

間違った結果を人間に押し付けるものさ」と

こちらは神をも畏れない意見を述べつつ現れた

のはザ・一般人の流浪の楽士。

 

なお冒頭で、ルシタニア軍の様子見の部隊が

近づいてきた折、エラムは「敵兵5千です」と

言い、アルフリードが「3千だよ」と、意見が

割れたのを見てナルサス卿、間をとって?

「4千です」と王太子殿下に伝えたのを

そんな適当なことでええんかと思っていたら、

その後ギスカールさんが「7万6千出撃」と

仰っていて数字の裏がとれた件。

そんな芸コマなエピソード要る?(#^.^#)

 

冒頭で、ルシタニア兵の死体から兜や盾など

武具を集めてるらしいパルス兵に文句を言う

アルフリード。「ナルサス卿の指示」と聞いて

「ゾット族は病人や死人から盗まないぞ」と

例のお題目を述べ、「あいつ、蛮族と変わらん

な」と将来の義弟に厳しいメルレイン。

 

ルシタニア軍を偵察しつつ、こっそり後をつけて

いたものの、こちらもお約束であっさり発見され、

慌てて逃げていたところで、なんとか王太子軍に

追いついたジムサとザラーヴァント。先陣

(殿?)を走っていたダリューン卿がその姿を

認め「(ペシャワールにいるはずの)おぬし達が

なんでここにいる?国王陛下に許可は…」と

言いかけて、相手が顔面大汗をかきつつ、ペコ

ちゃんみたいな顔で目をそらすのに

皆まで言わせず「あいわかった!」と

秒であれこれを理解してくれる、本日も器が

デカイぜ、黒騎士のアニキ!

まあ現在の王太子軍は「アルスラーン殿下の

元に馳せ参じる」という意思表明があれば

国籍その他関係なしにその場で仲間という

同担大歓迎の巨大組織だからな。

そんな所になし崩しに合流、敵兵しかも、

脱走犯なのにいつもの調子で王太子殿下自ら

歓迎されてしまったらしいジムサはまだ

自国の常識に照らしてあまりに有り得ない

アルスラーン王子のお人柄が理解できない

と言い。ナルサス相手に、なんなら国王暗殺

とかでも命令されたらやる気はあるけどと

申し出る一方で、「あの王子はそんなこと命じない

とはもうわかってるし」と、かなり重量級の理解を

見せる。その上でパルス語での適切な言い

回しがわからん悲しさで

「王太子殿下は(きれいごとだけで王権を握る

ことができるとお考え=)あほうではないか」と

うっかり言った瞬間に同担歓迎とはいえ

鉄火担でもあるダリューン卿が毎度おなじみ

ブっ殺オーラを噴き上げて、ほぼ光の

速さで抜刀の構えになるところもお約束すぎてwww。

 

同じく鉄火担のジャスワントだが、こちらは彼が

ちゃんと王太子に付いてきていたことを知った

ザラーヴァントに以前の非礼について真っ向

詫びを受け和解。

ザラーヴァントが自分を毒矢で殺しかけた

ジムサと共に王太子軍目指して駆け付けた

ことを聞き、その心意気を見習うとして、

改めて手を取り合うといういい場面が描かれ。

そのままザラーヴァントの武勇伝?(城を出る

時の顛末と、胸のあたりを指して、ここに

アンドラゴラス王の槍がー的な)に殿下と共に

参加していたのでダブル抜刀は見られず。

 

それにつけても「この軍勢でルシタニア軍と

戦うつもりか?こちらは2万5千、相手は直近の

見立てでは10万はいるぞ」という意見に

「なあに10万人すべてを戦わせはせんよ」と

本日も悪い笑顔のナルサス卿。

すごい頼りになるう。

 

一方で、今日も一人であれこれ考えないと

いけないルシタニア王弟殿下ギスカールさん。

3つのパルス軍がそれぞれ勝手な考えで四方

八方動き回るのに、何がどうなってるのか

わからず(酷) 勿論、確たる情報も無くある

程度の憶測でしか考えられないまでも、まあ

だいたい、いいところを突いているのはさすが

だが。ともかく「糧食は絶対死守。王都から

分捕った財宝合わせてその保護に2万を当て、

残り8万でパルス軍同士の対立と弱体化を

狙いつつ最終決戦にする」という決断。

そこはすべての始まりの地、アトロパテネ。

大陸最強と詠われたパルス軍が初めて敵に

膝を折り敗走した地。パルス王太子にとっては

黒騎士と共にたった2騎で逃げ延びた地。

ルシタニア軍にすればその「神の威光」をあまねく

知らしめた栄光の地。

それぞれの陣営の勝手な思惑を抱き込む

ように物言わず広がる大地。

「第二次アトロパテネ会戦」は静かにその時を待つ。

 

 

前回の続きで。読者視点では確か死んだはずの

宰相フスラブが暗がりから現れ、ヒルメスさんに

「実際に宮廷で行われたこと」を満面の笑顔で

語りはじめようとするところへ、こちらも

暗がりから現れたサーム氏が鋭い切り込みで

割って入り「何するんですかー」とすっとぼける

宰相に、自分の剣を避けるほどの運動神経の

あるフスラブさんなんて知らんと堂々言い返し。

偽物の言い分に耳を傾けてはなりませんと 

進言するサーム氏を「この者も主を変えた

(フスラブのような)変節者だ」と罵りつつ

正体を現した魔道士 。

結局、「真実」を知りたい気持ちが勝ち、

サーム卿をしりぞけるヒルメスさん。 

 

しかし怪しい輩が怪しい妄言を語ろうとした

ので止めに入ったのに、その輩はヒルメスさんと

知り合いらしく(あくまで先方の言い分では)

自分たちを恩人だと主張するぐらいけっこう

深い間柄だとか今日初めて知る情報が満載

過ぎて処理が追い付かないご様子のサーム氏に

マジ同情。

しかも例の「パルス王家の秘事」も話すとか

言い出したため、自分が国王陛下から直に

聞いた話(そのあまりに過酷な内容(らしい))を

思い出し(あくまでヒルメスさんのために)慌てて

止めに入るも「知られてヤバイことでもあるのか

下がってろ」と言われればそうするしかない。

 

まあネタ的に言うと、この辺で知っておかないと

いかんと思うし 逆にここで聞いてもいまさら

どうしようもない(酷)タイミングなんだが。

まあ要はヒルメスさんを混乱させるという

目的は十二分に果たしたことにはなるんだろうが。

 

前々回あたりで王太子軍を追いかけ始めた

ザラーヴァントとジムサのコンビだが 

完全なすれ違いの結果「軍が見えるぞー」

「ルシタニア軍だったー!」今度こそと

思ったら「アンドラゴラス軍だったー!」と

逃げ回ることになり、もう路銀が少ないん

だけど、とザラーヴァントがこぼせば

「いざとなったらそのへんで略奪すればええ

やん」と涼しい顔のトゥラーン人にそんな

蛮族イズムについていけるかー!と文句をいい

つつ結構な日数をトボトボさ迷ってたところで

前回の戦で敗走するルシタニア軍に行き当たる。

なにやら手柄を立てられそうな感じ、しかも

これだけボロボロなら後をつけても気づかれ

まいとふんで、こっそり付いていくことにする二人 。

 

王都近くで軍を構える国王軍、王都にパルス軍が

入ったらしいのに引き続き城門が閉められるなど

住民の不便を考えない様子がアルスラーン

王子の人柄やナルサスの策にそぐわないとして

消去法で「王都を占拠しているのはヒルメス軍」と

判断するクバード卿とキシュワード卿。

ここで初めて「ヒルメス軍にはサームがいる」と

明かすクバード卿。 

思わぬところで元同僚の(ややこしい)消息を

聞き、顔色を変えるキシュワード卿だが「死に

場所を探しているようだった」という意見に、

さもありなんとわかりみだけがつのるらしい

双刀将軍。

ここで元万騎長同士が戦う羽目になるのは避け

たいと共に思うわけだが、クバードさんは

面倒かつ辛気臭い戦いになる空気を瞬時に

掴み、「城攻めは任せた」と、現状、思いつく

限り完璧なフォームで同僚に速やかに

丸投げ。

 

一方で。王都にはヒルメス軍が入り、

アルスラーン軍は王都に目もくれず、敗走した

ルシタニア軍を追っていったと知らせを受けた

パルス国王アンドラゴラス氏。

こちらはこちらでご両人にだけわかる

ハナシをしてるらしいパルス国王ご夫妻 。

「故郷バダフシャーンが滅亡した折に涙は

枯れ果てたと言うておっただろう」

「涙が出ぬなら笑うしかなかろう」とは

なんというかこう、いかにもなマッチョ思想で

何らかの心の傷を抱えているらしい王妃さまを

代表する女心というものに寄り添ってるとは

到底言い難い物言いなのだが 

「このアンドラゴラスがいる限りパルスは

滅びぬ」という、一国を束ねる主君としては

かくありたしという堂々たる人物像ではあるが 

いかんせん、主人公の敵陣営認定されてるからなあ