ラフィーネさんのブログ -40ページ目

社員点描 爪を筆にする日曜画家

その昔、「モーレツ社員」という人種がおりました。
「趣味は仕事」というサラリーマンです。
(いまでも見かけないわけではありませんが……)

べつに、そうした企業戦士を批判しているわけではありません。
なにせ経済大国「日本」の礎(いしずえ)なのですから。

しかし、長くなった退職後の人生を考えると、
企業戦士には厳しい時代の到来と言わざるを得ません。
それだけに、趣味を持つということが大切なのでしょうね。

写真の絵画はわが社の技術顧問・Iさんの近作です。アート
この絵を前に、「画家です」と名刺を渡されても、
なんら違和感を感じないできばえです。



ラフィーネさんのブログ-風景画



「安曇野春景」(2011.5.6)

Iさん、なかなかユニークな絵画技法をお持ちです。
ご自分の“爪”を筆とされているのです。
この絵では、木の幹や水面が“爪”で描かれているとのことです。

そのため、Iさんは右手の爪をいつも伸ばしておられます。
Iさんは製薬会社の工場長を務めた方ですが、その爪が理由で、
衛生面から工場長なのに入れない部屋があったという逸話の持ち主です。

どうやらお人柄もユニークなようです。
わが身の才のなさに、うらやましく思ったものでした。

体の変化 えらの張った若者が少ない

「足が短いくせに、格好つけやがって……」
こう言われたのは通学列車に乗っていた高校生の時でした。
突然のことで、大ショックでした(^_^;)!
足の長い・短いが人間の美醜に関係することを初めて知りました。


ラフィーネさんのブログ-涼しげ

(涼しげですな~)


閑話休題。
戦後67年、日本人の体形は随分と変わってきました。
身長が高く、足も長く、格好よくなったのはいいのですが、
健康に関する影響においては必ずしも“良し”とはいえません。

一番気にかかるのは、えらの張った若者を見かけなくなったことです。
あごがほっそりとして美しいのですが、これが「何を意味するか?」です。
歯並びを考えてみてください。
簡単に言えば4人掛けの椅子に5人座るようなものです。

その結果、
「あごが小さくなった」、
「口を大きく開けられない」、
「歯並びが悪くなった」ということになります。

かみ合わせが悪いわけですから、その影響は長い年月をかけて
人間の体をむしばんでいくことになります。

体の変化、日本人の体質を弱めているといっては大袈裟でしょうか?

体の変化 待てるのは“2秒”

知人から面白い話を聞きました。

インターネット検索しているとき、クリックして、
サイトが開くまであなたは何秒待つことができますか。

健康に何の関係があるのかって……?
まあまあ聞いてください。
アップルのCEO、スティーブ・ジョブスが講演で語ったことです。

ワシントン大学の学生を対象に調査した結果だそうです。
2006年の時は「4秒」でした。
それが2011年では「2秒」にまで縮んでしまいました。


ラフィーネさんのブログ-PC


現在の学生は生まれた時からインターネットがあり、
いつでも、どこでも、好きなだけネットが使える環境でした。
それだけにどんどん待つことのできる秒数が縮まっているのでしょう。
それにしても驚きです、たった2秒なんて……。

ジョブスの話はネットのスピードについて移るわけですが、
ここでは人間の体の変化について注目したいのです。
人間の脳内の変化は見えません。
しかし、時代の変化は確実に人間の体も変化させています。