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老人性乾燥肌① お肌の曲がり角?

「あっ、顔が突っ張ってパリパリ……!」と、
風呂上がり、保湿クリームを手に取る今日この頃です。

女性の話ではありません。
「君、笑い賜うことなかれ…!」、
初老を迎え、乾燥に敏感になってきたT生の日課です。

乾燥肌かどうかまではわかりませんが、
どうもお肌が気になる“お年頃”になったようなのです。

これ、決しておふざけではなく、至極まじめな話。

数年前まで、T生、化粧品など使ったことがありませんでした。
男子たるもの化粧品など……、というタイプでした。
「化粧品を使うから本来の肌の回復機能が損なわれる」
とさえ思っていたのです。


ラフィーネさんのブログ-hihu

(出典:日本皮膚悪性腫瘍学会「皮膚の構造」より)

ところが、いまや完全なる宗旨変えとあいなりました。
中高年の男性にとって要注意といっても過言ではありません。

・加齢により皮脂の分泌や汗の量が極端に少なくなる
・角質層のセラミドやコラーゲンは年齢とともに減少する

つまり化粧品に無頓着な男性ほど“お肌の曲がり角”…!
これを称して「老人性乾燥肌」というのだそうです。

面白いもので、そう得心がいくと、
巷にあふれる女性対象の記事がやたらと目につきます。

「頭皮にやさしい洗髪法」
「お肌に潤いを 意外! 入浴にひそむリスク」
「乾燥はお肌の大敵 カサカサ・かゆみケア」

いやはや参考になることこの上ありません。
女性のみなさまには当たり前のことかもしれませんが、
化粧無頓着男・T生には、目からうろこでございました。

この老人性乾燥肌、意外と悩んでいる方が多いのだそうです。
そこで、次回、その対処法をまとめてみたいと思います。




乾燥注意報発令 湿度と体感温度

18日、東京で乾燥注意報が発令されました。
34日連続のカラカラ天気で、史上3位とのことです。

このニュースを聞いて「寒いのはカラカラのせいかな?
加湿器を入れてみようか……」とあいなりました。
節電が頭にあるせいか、暖房の設定温度を上げることなく、
体感温度を上げてみようという試みです。

夏は「高温・低湿」、冬は「低温・多湿」。
これ、人間の快適温度の“黄金律”ですよね。

やってみたら温度を上げずとも、なぜか暖かくなった感じです。
思いのほか効果があったので調べてみましたら、
ダイキン工業のHPに興味深いデータがありました。

◎湿度と温度の関係


ラフィーネさんのブログ-図1



◎湿度の違いによる肌温度(体感温度)比較


ラフィーネさんのブログ-図2



やはり、暖房時エアコンの設定温度を低めにしても、
湿度を高くすれば、体感温度が高くなっています。

また、さらなる節電のため、
加湿器に頼らない方法はないかと調べてみました。

・洗濯物を室内に干す。
・濡れたタオルを数枚干しておく。
・入浴後、風呂場のドアを開けておく。
・ストーブにやかんを置いておく。
・洗面器にお湯をはっておく。
・観葉植物を育てる。
・湯気の出る料理を作る。
・フローリングを水拭きする。

目新しいものがあるわけではないですが、
「なるほどな」というものばかりです。

なかには小学校の教室で濡れタオルをかけていたら、
そのクラスだけ風邪をひく生徒が少なかった、
という事例がありました。

加湿器に目を向けずともアイデア次第で、
結果を出していることがよく分かります。

乾燥は冬の大敵です。

昨年大震災を経験しているだけに、今年の冬は、
電気を少しでも使わない工夫を試みることも大切でしょう。
転ばぬ先の杖となるかもしれません。


薬研堀不動院③ 江戸三大不動

薬研堀というユニークな名前を残す薬研堀不動院。

七味唐辛子の中島商店が浅草に移ってしまった今、
もっと知られてもいいのではないかと調べてみました。

まずは薬研堀という地名から解明してゆきましょう。


ラフィーネさんのブログ-yakka

(薬研 やげん 出典:中津市村上医家資料館)

薬研とは薬を細かくつぶすために使われた道具です。
江戸時代、日本橋はそもそも商人の町で、
この辺りは隅田川からの荷揚げ用の堀になっていました。
その堀の形が薬研のくぼみ(V字型)に似ていたことから
そう呼ばれるようになったといわれています。

ここ薬研堀一帯、現在の地名は東日本橋ですが、
地名改正の前は「日本橋薬研堀町」と言っていました。
やはり、以前のほうが味わいありますね。

閑話休題、話題を薬研堀不動院に戻しましょう。
これがなかなか由緒あるお寺だったのです。

川崎大師の東京別院、つまりお大師さん、
弘法大師・空海ですから真言宗のお寺ですね。
そこまでは厄払いの話でお書きしました。

なんと薬研堀不動院は江戸三大不動の一つだったのです!!
「古くから目黒、目白と並ぶ江戸三大不動として知られ、
『江戸名所図会』をはじめ多くの文献で紹介されている」と、
お寺を説明する文書にありました。

しかも本堂の横には歴史ある二つの記念碑が立っています。



ラフィーネさんのブログ-hudou


(記念碑、左①、右②、中央・弘法大師像)

①「天保九年(1838年)順天堂始祖佐藤泰然、
この地に和蘭(オランダ)医学塾を開く」
順天堂とは現在の順天堂大学医学部のことです。
確かに順天堂大学ではこの年をもって開学の年、
この地をもって開学の地としています。

②「講談発祥記念の碑」
元禄の昔、赤松清左衛門が「太平記」を講じ始めた記念碑。
現在のものは再建された記念碑ですが、関東大震災までは、
安政年間に建立された「太平記場起源の碑」があったのでした。

毎月28日のお不動さんの縁日には、
講談協会により奉納講談が行われているとのことでした。
入場無料だそうです。

ということで前回「がんばれ!」などと書いてしまいましたが、
T生の無知のなせるところであったわけです…(-_-;)。
これからは時折お参りに行かなければ……、反省!