昨日、オーブントースターを2つ買いました。一つは老齢の母が、朝トーストを食べたいと言ったので。
もう一つは、実質ほとんど朝ごはんを食べていない夫が、せめてトーストでも食べるようにするためです。
同じものを2つ買いました。一つは台湾に送る予定です。↓
オーブントースターの中国語は「烤箱」です。「烤」は「(表面を)焼く」という意味ですし、見るからに「箱」っぽいので、これは覚えやすい単語ですね。
本当は、手軽さを考慮して、トースターにしようかとも考えました。でも、トースターのほうが値段が高かったので諦めたのです。トースターの中国語は、「烤麵包機」というようです。
最近は、「ポップアップトースター」という言い方もよく耳にします。
この言い方、昔からありましたっけ?それとも、オーブントースターが台頭したあと、区別するためにこのように言うようになったのでしょうか。
だとしたら、いわゆるレトロニム(再命名)かとも思いまして、調べてみたのですが、さだかな情報には行きつけませんでした。
台湾では、「電鍋」がよく使われているのですが、電子レンジの需要もそれなりにあるようです。
電子レンジの中国語は「微波爐」です。
2011年の地震のあと、いつ地震が起こるかわからない、電化製品は単機能の安いもので十分!と考えを改めて、この電子レンジを買って台湾へ持って帰りました。
たしか、桃園空港からリムジンで台北市内まで行き、さらに市内バスに乗り換えて家まで持ち帰ったのでした。
夫が電子レンジを脇に抱えてバスに乗っていた姿を思い出します。
まだ、桃園空港から台北市内までMRTが通っていなかった時代でした。
その頃、実家では比較的高価なオーブンレンジを使っていたのですが、パンも焼けるという触れ込みのオーブンレンジ、使い方が難しかったらしく、父と母は使いこなせていませんでした。
オーブンレンジの中国語は、「烘烤微波爐」です。さらに、スチーム機能がついているオーブンレンジは「蒸氣烘烤微波爐」というようです。どんどん長くなりますね。
ヘルシオは台湾でも人気があり、簡単に、「水波爐」とも言うようです。↓
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ところで、最近、台湾のうちでは、茶碗蒸しづくりにハマっています。
やはり茶碗蒸しには電鍋が一番ですね。
台湾の日本料理屋やスシローなどに行くと、注文するとあっという間に茶碗蒸しが出てきます。以前、同僚の先生が、あまりの登場の速さに、「ドリフか!」と突っ込んでいました。いつも電鍋で保温しているからなんでしょうね。
20年くらい前、台湾に暮らし始めたとき、白やアイボリーの電鍋がなくて、泣く泣く翡翠色のものを買い、今も使っています。
しかし、最近、アイボリーの電鍋も登場したようです。↓
かわいいですね。キラキラしています
でも、翡翠色の電鍋がまだ現役で活躍しているので、買わないと思います。たいしたもの、作りませんし。
日本では「白物家電」という言い方があり、一時期は文字通り白い家電がたくさんがとても多かったですが、台湾では白い家電はそれほどポピュラーではないようです。
汚れが目立つからでしょうか。それとも、日本ほど、キッチンの色の調和や統一感を気にしないからかな?
もう30年以上も日本語の勉強をしている台湾の生徒さんに「白物家電って、なんですか。」と質問されたことがあります。調べても意味がわからなかったというのです。
たしかに、普通に台湾に暮らしていると、わかりにくい語彙かもしれませんね。もし台湾に暮らしていなかったら、台湾の日本語学習者が理解しにくい語彙だということにすら気づかなかったかもしれません。
生徒さんからの質問の中に、本当にたくさんの気づきがあり、それがとても面白いのです。