弁理士試験合格!! 講師 湯浅竜のブログ -26ページ目

弁理士試験合格!! 講師 湯浅竜のブログ

弁理士の湯浅です。資格の学校TACで弁理士試験受験指導しています。論文の必須科目対策や著作権法を教えています。「1プラス9パターン学習法」や合格答案量産のための「10個のプロセス」を教えています。Twitter、Facebookもよろしくお願いします(^_^)

★★★【4.復習の仕方】★★★

 前回は予習の仕方の話をしました。

 今週は復習のやり方です。詳細は以下の通りです(論文基礎講義の場合)。

 

1.復習の時間(目安)

 <短答免除の方>

  予習時間:2.5時間/1週間

 <短答免除の方>

  予習時間:12.0時間/1週間

 

2.復習の目的

 復習の目的は各論点の暗記です。

 例えば、「共同発明が成立するための条件を説明せよ。」と問われたら、「共同発明が成立するためには新規な着想の適用と、自明でない着想の具体化が必要である・・・」というワードが、「均等論について述べよ」と問われたら「社会正義云々」や「非本質的特徴」等の5要件が出てこなければいけません。そのための「暗記」ということになります。

 

3.復習すること

 (1) テキストのマーカーチェック

    まずはマーカーで「定義」「要件・効果」等を分解できるようにしておきましょう。直前期になればなるほど活きてくる作業です。

 (2) 内容の理解

    講義で解説された個所を中心に、今一度テキストを読み込んでください。講義で扱っていない論点については、講義中に配布の重要度一覧を参考にし、優先順位をつけて読み込んでください。

 (3) 暗記

    「定義」、「理由」を中心に暗記しましょう。また、条文には記載のない要件も暗記の対象です(暗記しておかなければ書きようがないから)。

    今すべてを暗記できなくとも構いません(感覚的にテキスト全体の3割も暗記できれば十分です)。暗記できない個所は10月以降の論文応用答練で改めてチャレンジしましょう。

 

 

メルマガの内容を転記します[みんな:01]

詳細については、講義の中でも説明させていただきます

(以下、転記)
以前から告知していた通り論文基礎講義第5回にて、皆様に作成いただいた答案のコピーを作りました。

答案(約50枚)にすべて目を通したので、気になった点を以下コメントしておきます(内容面よりも形式面の話が中心です)


【気になった点(ネガティブな意味で)】
インデントは階段状につける
段落冒頭は1文字分スペースを空ける
要件は主体・客体・時期・手続で書けるのが理想
予め決められた記載量は必ず守ること
発明イ→イ でOK
テーマが変わったら改行する
結論の行と、理由・要件の行が一緒になってしまっている人がいる
 → 読みやすい答案を意識すること
加筆修正は必要最小限にすること。加筆修正を「当然の権利」と思っている人がいるがその認識は改めること。加筆修正は「禁じ手」の類と思うこと。
根拠条文を示す→感想文にならないように
各テーマ毎に細かく見出し(タイトル)を付けること
「解する」という表現を安易につかわないこと
(参考:「解する」という言葉に「考えられる」の意はありません)
見出し番号の使い方
「題意より」という表現は安易に使わないこと
句読点の位置に注意。「~で侵害となる。(68条)」はNGです。「~で侵害となる(68条)。」が正しい位置です。


15枚添削した時点で、上記項目が抽出できました。残りの35枚もすべて上記項目でチェックしたにすぎません。
(つまり、各答練について15枚~20枚添削すれば、受講生全体の答案がどうなっているのか大体はイメージできる可能性があるということでしょうね。)


【良かった点】
措置は1つに絞っていただけたようです(講義の中で指示したから)
字の大きさは適切な人多い(一部小さすぎる方がいます)
字が読みやすい→素晴らしい!
記載量→全体的にはOK(ただし、守れていない人もいました)
答案用紙の使い方 ほぼOK→ただし、いわゆる「2ページ目」から書き始めてしまっている人がいました。


【その他(少数の方しか該当しませんが、気になったもの】
あくまでも法律論として述べてほしい
 ⇒「問題文に○○と書いてあるから」という解答はやめること


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ツイッターの内容を転記します晴れ

@yuasa_r: 【論文答練強化ゼミ@湯浅クラス】口述対策の勉強会についてメーリングリストでお知らせをお送りしています。ご確認をお願いいたします


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H25弁理士本試験選択科目公表論点[著作権法]

 (1) 二次的著作物の概念(2条1項 11 号)、二次的著作物の利用に対して原著作者が有する権利(28 条)の権利範囲、及び、二次的著作物の著作者が有する権利(21 条、26 条の2)についての理解を問う。

 → 二次的著作物の認定とその権利範囲についてまとめる

 (2) 著作権侵害における依拠の要件、類似性要件(原著作物、及び、二次的著作物の類似性の範囲)についての理解を問う。 

 → 依拠性や翻案の解釈を示すとGOOD

(3) 二次的著作物の利用に対して原著作者が有する権利(28 条、21 条)、複製権の制限
規定(30 条1項本文)、及び、その例外(30 条1項2号)についての理解を問う。 

 → 1+9パターンでそのまま解く。的中答練でもほとんど同じ問題をやりましたね。


(特許庁HP)
http://www.jpo.go.jp/cgi/link.cgi?url=/torikumi/benrishi/benrishi2/h25ronbunshiki_s.htm

★★★【予習の仕方】★★★

 私の講義では、受講生の皆様に予習をすることをお願いしております。

 予習のやり方は以下の通りです(論文基礎講義の場合)。

 

① 予習の時間(目安)

 <短答免除の方>

  予習時間:1.5時間/1週間

 <短答免除の方>

  予習時間:1.0時間/1週間

 

 時間的に余裕のある方、余裕のある週はどんどん先の回まで予習してくださって構いません(1週間に1回分の予習しかしてはいけない、というわけではありませんので、1週間に講義2回分以上の予習をして頂いても構いません。貯金を作っておく感覚ですね♪)。

 

② 予習すること

 (1) 該当ページの素読

   講義内では配布している「重要度一覧」を参考(新宿校の湯浅クラスでのみ配布しているものになります)に、該当ページを流し読みしておいてください。この段階で内容を完璧に理解する必要はありません。「来週の講義では、こんな論点がでるんだなぁ~」くらいの感覚で十分です。

   講義でどのような内容を扱うのか、全体の流れも含めて確認することで、講義の理解度がUPします。

 

 (2) 理解していない論点の確認

一点、お願いしたいのが、「自分がどの論点は理解できているのか?どの論点は理解できていないのか?」の確認だけはしておきましょう。

理解できていない論点については、講義でその疑問点を解消しましょう。

なお、1時間で終わらない方は、重要度のうち「A」と「B」だけでよいのでチェックしておいてください。