中崎の材木流し隧道【1】 (和歌山県東牟婁郡古座川町中崎) | 穴と橋とあれやらこれやら

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初めまして。ヤフーブログ出身、隧道や橋といった土木構造物などを訪ねた記録を、時系列無視で記事にしています。古い情報にご注意を。その他、雑多なネタを展開中。

【中崎隧道】より続く。

 

 

 

驚きの情報ゲットから1年以上が経過した2021年11月13日、「南紀宿題回収ツアー」初日。まさにその「宿題」を回収すべく。

 

千人場の滝の隧道からいくつかの訪問&寄り道を経て、この場所に戻って来た。

お変わりなくて何よりです、中崎隧道・西側抗口。

 

が、実はこの時、時刻は17時前。もうちょい早くに到着したかったのだが、元より朝イチから予定が崩れたために立ち回りが変わり、こんな時間になっちゃった。この物件は時間を気にせずゆっくりと鑑賞したかったのだが…。

 

 

どうしたもんかと考えながら、まずはロケハンを。

 

 

 

 

 

目的のブツは、

「下」にあるらしい。

 

 

 

 

 

抜けて、隧道東側。

こちらもまた、全然お変わりなくご健勝で。

 

 

 

 

 

6年前の初訪問時と同じく覗き込んだ断崖絶壁。

今回は「なんかある」ことをわかって見ているわけだが、いや~、それでもほぼほぼ何もわからないな。

 

まあやはり、降りるなら隧道西側から、というのを再確認できた

 

 

 

…というのをロケハンの成果とし、本番は明日に回そうと決めた。ゆっくり見たいのと、立地も危険なので、暗くなることは避けたい。

 

そういえば、中崎隧道初訪問もこんな展開だったな~、と思わず失笑しちゃった。

 

 

 

こういうことは別に書かなくてもいい部分だが、こういう裏話も書いておきたいのが拙ブログ(笑)。

 

 

 

 

 

 

で、翌14日、本番(笑)。

 

 

これまた初日予定から2日目に回した元新宮市道・畝畑1号線訪問を完了し、戻ってきたのは14時すぎ。これなら時間を気にすることなく探索できる。

 

 

我がいで立ちは、

ウェーダー着用~。何するつもりやねん!って、まぁお察しを(笑)。

 

 

 

 

 

改めて、

上から偵察。

 

 

 

 

 

やっぱり絶妙に何も見えないのだが、

むむ、あれは?

 

 

 

 

 

明らかに人為的に開けられたと思われる穴を発見。

目指すブツそのものではないが、この下の「人工物」の存在をうかがわせる発見だった。高鳴ってきた~。

 

 

 

 

 

いささか引っ張りすぎっすな。

 

いよいよアタック開始。

なかなかの急斜面…てか崖だが、幸い手がかりは多い。動きづらいウェーダーでもなんとか降りていけた。

 

 

 

 

 

そして…そいつは現れた。

ターー!!先人のレポで見た通りのデカい穴!いや~現物だ~。

 

 

 

 

外側には、

上から見えたものと思しき、例の穴が見えた。

 

これは、「先人」ことペッカーさんが地元の方からその存在を聞きつけて探索され、2020年夏に記事にされた物件。ペッカーさん、毎度お世話になります(笑)。ここ数年個人的にも大変興味を持っているジャンルである、「材木流しのための隧道」なのだそうだ。

 

連載の最後に(勝手に)リンクを貼らせていただくが、教えてもらわなきゃ絶対にわからない、まさに「現地民最強!」。

 

 

 

 

位置を変えまして…

改めて正対。この時点ではサイズ感は伝わりにくいかな?

 

 

基本的にメインターゲットはここが最後。後は帰るだけなので、時間と気持ち双方に余裕たっぷり。しばしこの付近で遊ばせてもらっちゃうよ~。

 

 

 

 

 

 

【2】に続く。