五反田橋渠 (和歌山線 大和二見~隅田) | 穴と橋とあれやらこれやら

穴と橋とあれやらこれやら

初めまして。ヤフーブログ出身、隧道や橋といった土木構造物などを訪ねた記録を、時系列無視で記事にしています。古い情報にご注意を。その他、雑多なネタを展開中。

2021年7月18日、YSGO(吉野・下市・五條・大淀)周遊で訪ねた煉瓦物件をご紹介。この日のネタで記事にしているのは、地蔵寺橋鷲本橋

 

 

 

ファーストコンタクトはこう。

写真ではわかりにくいが、肉眼ではしっかり見えていた。

 

 

 

 

 

このような、

三層巻きの煉瓦アーチ。場所はこちら

 

JR和歌山線の煉瓦暗渠である。自力で見つけたと言いたいが、実際はよとと師匠んとこで予習してきたものだった。

 

 

 

 

 

JR西日本おなじみの銘板があったが、

見えにくい~。

 

脳内補完した結果、「五反田橋きょ」だと思う。

 

 

 

 

 

 

脱皮済み?

 

 

 

 

 

粛々と進入。

ノンフラッシュ・ヴァージョン。

 

 

 

 

 

もうちょい進んでの、

フラッシュオン・ヴァージョン。

 

 

 

 

 

腰をかがめないと歩けないサイズだが、

さほど長くもないので問題はなし。

 

 

 

 

 

抜けて振り返り。

陽当りが悪いために、こちらは全体がよく観察できた。

 

 

 

 

 

煉瓦小口面の剥離が見られたが、

なにか変な圧がかかってるのかな?

 

まあJRの現役路線、万全な保守点検がなされてるだろうから、問題はないんだろう。

 

 

 

 

 

帰りは縦長ヴァージョンで、

ノンフラッシュと、

 

 

 

 

 

フラッシュオン。

内部はほぼ綻びが見られない。

 

銘板には明治31年竣功とあったが、(いつもいつも思うことだが)未だ現役で問題なく使われているって、凄いなあと。そして、こうした細い流れひとつひとつに煉瓦を積んで橋渠を造るとか、気が遠くなるなあと。

 

このクラスのものだと、どのくらいでできるもんだろうか。流れを整えて、インバートを組んで、床面を仕上げて、側壁の石を積んで、セントルを組んで、煉瓦を載せて(並べて)、セントルを外して、両側坑門部を仕上げて、翼壁を仕上げて、土で埋め固めるまでに。

 

いやいや…頭が下がる。

 

 

 

 

 

以上。