2018年10月28日、悲報転じて北陸遠征最終日・3日目。この日のネタで記事にしているのは、鬼神隧道、下穴馬郵便局前の石橋、谷戸口トンネル旧廃道。今宵ご紹介するのは、鬼神隧道に続いて(その間もいくつかネタは拾ったが)やってきたターゲット。
ここはいつだったか…事前に航空写真で見て気になっていたところだった。だってねえ…
これ、旧橋が廃となって残ってる典型的なパターンでしょ。…と、思っていた。
長年のシバキ残しとなっていた鬼神隧道をシバくときに、併せて訪ねたい…とそう思っていた物件。この日ようやくその機会が訪れたわけだった。
その、現地へ。
福井県道127号白山中居神社朝日線、角野前坂地内。緩やかなカーブの先に、現橋がある。ちょうど車が見えているあたりだ。現在地コチラ。
ここで先に、現橋を見ていただこう。
うん、まあ新しい橋ね、って感じのビジュアル(笑)。
お名前は、
「新前坂橋」。ということは、旧橋のお名前もほぼ確定ですな。
現地の銘板ではお誕生日が不明だったのだが、帰って調べてみたら判明した。そのへんは【後篇】にて。とりあえず、現橋のビジュアルをちょこっと覚えといていただきたい。
さて、では改めて…
旧橋に逢いに行こう。
わざと…かもしれない激藪がお出迎え。
けどその中をシングルトラックが貫いている。紅海を二つに割ったモーセのように(笑)。
抜けると…
こんな感じ。やはり入り口部分は故意に藪をたくわえている(ヒゲみたいに言っちゃうけど)のだと思う。
ちなみに左のスペースは現道から入る、数台分ある謎の駐車スペース。なんのために?
振り返ると、こう。
まっすぐ、現道の延長線上にあるのがわかる…当たり前だけど。
今気づいたけど、シングルトラックを挟んで藪の色が違う。なんでだろう。
さて、旧道は再び、
廃の彼岸へと接近(笑)。
そしてその彼岸に(違)、
二枚の看板が見えてきた。さらにその先に、いよいよ…。
看板の内容は、こんなの。
いずれも増水への注意喚起だが、左側の看板には当然ながら?和泉村とある。和泉村は2005年に大野市に吸収合併されて消滅した。
さて…ではいよいよ旧橋とご対面…つうか、すでに見えてて…
大いに困惑。
これが旧橋?
思ってた感じと違ーーう。
お名前はやっぱり、「前坂橋」。旧橋に間違いない。
確かにボロイ。ボロイけど、これはメンテされなくなったが故というのも大きいような。親柱?の感じなど見るに、ほぼ現橋と同時期くらいの橋に見えるんだけど?
どういうこっちゃ!?
右側の親柱が藪で隠されてるけど、
ここにお誕生日など期待して、ガサガサとかき分け…。
…結果、「いとしろがわ」という一番どうでもいい情報を得た(泣笑)。
これはどういう状況…?
【後篇】に続く。