和束隧道とその旧道 (京都府相楽郡和束町原山) | 穴と橋とあれやらこれやら

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初めまして。ヤフーブログ出身、隧道や橋といった土木構造物などを訪ねた記録を、時系列無視で記事にしています。古い情報にご注意を。その他、雑多なネタを展開中。

2010年4月18日、奥山田の旧隧道群探索の後流れで訪ねた隧道とちょっとしたオプションをご紹介。キャリア初期(謎)のこの頃は、とりあえず近場のトンネル/隧道をシバキまくっていたなあ…。懐かしい。

 

この日のネタで他に記事にしているのは、朝いちの禅定寺橋(仮)(Q地図によると森本橋)とこの後のこれそういえば先日通った時に、この個体、ついに撤去されていた。

 

 

 

 

 

まずはこれ。

飾り気のないコンクリートポータルだが、アーチ環は本物の切石っぽい。場所コチラ。北側よりアプローチ。

 

 

 

 

 

 

 

 

ちゃんと設えられた扁額には

「鷲峰洞」と。ここから北西に位置する鷲峰(じゅうぶ)山にちなんだものと思われる。

 

ところで、この「~洞」といういわば「二つ名」、これ関西圏だけの文化なんだろうか。以前はこの「~洞」を見るとちょっとプレミアム感(笑)があってテンション上がる、くらいの感慨しかなかったのだが、それなりに経験を積んだ今、わたくしの見てきた中では、関西以外ではほぼ見ないなあと。

観魚洞隧道みたいなのもあるけど、隧道名とイコールだからニュアンスが違うような?知らんけど。

 

 

 

 

 

 

 

 

そしてコチラ、

南側ポータル。

 

 

 

 

 

 

 

 

南側扁額は、

「和束隧道」。かっちりしたアーチ環、気持ちいい。

 

 

 

 

 

 

 

 

洞内側壁に

銘板発見。昭和32年の建造とな。

 

目を引くのは、そうそう目にすることはない漢字、「糎」。これ、アメブロでちゃんと表示されんのかな?「米」へんに「厘」と書くこの一文字で、「センチメートル」と読むのだそうだ。ためになったねぇ~(もう中学生)

 

 

 

 

 

 

 

さて、延長77mのこの隧道には、廃となって久しい旧道がある。そっちもご紹介しておこう。

悪くないね~。

 

 

 

 

 

 

 

 

この短い旧道に、いくつか正体不明な遺構が点在していたんだな~。

 

 

 

 

多少は経験を積んだ今、改めて見に行ったら何か気づきがあるかもしれないが。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

航空写真で見ると、ここらの旧道直下あたりの和束川に、堰堤がある。

もしかすると、この堰堤の建設時に設置された施設の遺構なのかもしれない…と思ったり。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

最後に、おまけ。

こんなん落ちてたのだが…これどこのなんていうコーヒーだったっけ。

 

グーグルさんで軽く画像検索してみたけど、ヒットせず。どなたか覚えてませんかね?

 

 

 

 

 

以上。