国道306号・桜峠旧廃道 (滋賀県犬上郡多賀町富之尾~霜ケ原) | 穴と橋とあれやらこれやら

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初めまして。ヤフーブログ出身、隧道や橋といった土木構造物などを訪ねた記録を、時系列無視で記事にしています。古い情報にご注意を。その他、雑多なネタを展開中。

 

STAY HOMETOWN@滋賀シリーズ第十四弾。

 

2016年9月4日、ハルニチさん(当時はかすがさん)と敢行したシバキ倒しツアーで訪ねたプチ廃道をご紹介。小ネタでございます。この日のネタで記事にしているのは、昭和橋旧・新居橋

 

 

 

ここはハルニチさんのリクエストだったが、

わたくしも以前から気になってた旧道だったので、渡りに舟って感じで立ち寄った。場所はコチラ

 

 

 

 

 

旧道は現道から分かれてすぐに、

このようなチェーンで封鎖されており、

 

 

 

 

 

立ち入り禁止ともなんとも書かれていないかわりに、

手書きで「使用中」と書いたダンボール(笑)がぶら下げられていた。

 

 

 

 

 

とりあえず、華麗にスルーして進入。

国道の旧道だけあって、幅員はそれなりにある。

 

 

 

 

 

進んでいくと、ほどなくして

このような分岐が登場。

 

大多数の轍が向かう方向とは逆、我々が向かうのは左の道である。

 

 

 

 

 

 

すると即刻、

道はあやしい雰囲気に。やはり廃道だったか。

 

 

 

 

 

 

峠のてっぺんあたりには

センターラインも残っており、テンションが上がる。

 

 

 

 

 

 

 

あっさりと桜峠に到着。

特に目立ったものはみられない。もちろんここからは下り。

 

 

 

 

 

 

すぐに左カーブ。

カーブミラーがまだ頑張っていた。けなげ~。

 

 

 

 

 

 

左カーブを立ち上がると、またセンターラインが復活。

十分な幅員がありそうだが、八割方は植生に侵食されていてラインは一本のみ。

 

 

 

 

 

 

 

これは今のカーブを振り返ったところ。

雰囲気それなり。

 

 

 

 

 

さて、この先が少しトリッキーだった。

旧道はここで右カーブしていくのだが…なんかおかしい。

 

 

 

 

 

 

斜めに横切っていくラインがかつてのカーブ外側路肩なのだが、

ハルニチさんのおられる方に直進して現道でブッタギレる道もあるのだった。なにこれ?

 

現道工事で使われた作業用道路なのか、あるいは(なんとなく現道を越えた先にも続いてたっぽい雰囲気もあるので)かつて存在して現道で踏みつぶされた道の痕跡なのか。詳細は不明だ。

 

 

 

 

 

 

 

で、上の写真でハルニチさんがおられるところの左側あたりに、

このような祠があった。

 

なんとなく、どっかからの移設っぽい。峠にあった石仏を遷して祠を建てたんだろうか。

 

 

 

 

 

 

現道でのブッタギレ地点から振り返り。

赤線で示したのが、本来の旧道カーブラインである。

 

 

 

 

ここから現道合流までの区間は、ちょっとした小屋の前を通ったりとじゃっかん私有地臭があったためだと思うが、写真をまったく撮ってない。

 

 

なので、ストビュー写真で補足しよう。

正面左寄りが、旧道合流(分岐)。少し進めば、旧道路盤に建つ小屋が視認できる。さらに進めば、先ほどのブッタギレ道も。航空写真モードと併せて見ていただければ、全体の線形がわかるかと。

 

 

 

 

このあとは現道の切り通しを通って車へ。都合わずか12分、大変お手軽なプチ廃道探索だった。


 

 

以上。