STAY HOMETOWN@滋賀シリーズ、第四弾。
2018年2月25日、野洲市徘徊。この日のネタで記事にしているのは、サイバーシティ野洲、幻の「自転車併進可」。今宵ご紹介するのは、自転車併進可標識を追いかけている際に見つけた物件。
家棟川左岸堤防からのファーストコンタクト。
おお、取り残された廃橋。好きなやつだ。場所はコチラ。
さっそく車を置いて、回り込んできた。
橋としては、さほど面白いものではない。農道や林道によくありそうな。
うむ、やはりこのロケーションが出色。
かつての河川改修により無用となり、撤去されずに取り残されている、ってとこか。
かつての河川はすっかり埋められ、
河口部分だけその面影を残している。現在、ここから300mほど北で家棟川に流入している新川の旧流路だろうか?
橋の下に潜ってみると、
あちゃー、酷いなこれは。
いつごろ役目を終えたのかは知らないが、
鉄筋が完全に露出して腐食しつつある。メンテされないとこうなります、の典型例のような。
いやにきれいに残っている、かつての護岸。
なんか逆に物悲しいな。
橋上から家棟川を望むと、
ブッタギレ感がよくわかる。
かつての流路どおりなのかは不明だが、
現在の堤防道路下には水を逃がす暗渠が設けられていた。
でコチラ上流側。…しかし、
何かの施設が建ってたり土砂置き場?があったりで、かつての姿は想像しにくい。
完全に打ち棄てられた、無用の橋。
けれども、かつては目的を持って架けられ、使っている「誰か」がいたのは間違いなく。
新旧問わずこうした遺構を見たときに、在りし日に想いを致すひとときが大好きだ。同業者のみならず広く共感してくださる方も多いのでは…。
結局この橋は、黙して語らず。何の情報もくれなかった。まあそれでいいのだ。
以上。