2016年10月16日に敢行した、「ある目的」達成のために林道北股線をひたすらに遡っていく旅。
ここまでに記事にしたのが、二乃股橋とゴウシギ橋(仮)、奥玉橋、三之公橋と三之公上橋(仮)、北股川橋(仮)、じやくら橋ともう一本、かまのたにばし。
かまのたにばしを後にして、北股林道をさらに遡上すること6分。
舗装が終了、ダートに。
お腹の弱いノートさんなので、改めて気を引き締め直した。
徐々に路上への落石などが増え、
停車してどけることも何度かあった。このあたりは慎重に。
途中、少々路面が悪化したところがあり、一旦はそこに停めて徒歩進軍に切り替えかけたのだが、偵察の結果もうちょいイケるだろうということで、再度乗車して進軍再開。
なにしろ目指すところはまだまだ先だからして、少しでも距離を稼ぎたい。どこであきらめるかのチキンレース的な。
そのあたりも含めて、かまのたにばしから31分。しばらくぶりに停車する橋が現れた。
それがコチラ。
なんともスッキリした橋だこと(笑)。場所は…たぶんここ。
ちなみに地図を見ていただくと、ここに至る1kmほど手前に隧道表記があるのだが、
それはたぶん、
これのことだと思われる。
帰りに撮ったものなので手前が奥地側になるが、このような豪快な切通し。もしかしたら隧道が開削されたものだという可能性もなくはない。
さて、橋に戻って親柱チェック。
「丸山谷」。
ということは、お名前は…?
「丸山谷橋」。ハイ、ありがとうございます(笑)。
ちなみに、2回前に紹介したじやくら橋(仮)に続く、陽刻文字の親柱。いや、ほんとにけっこう珍しいはずなのに、これはポイント高い。
橋上から望む谷の上流側。
山の神様(山神さんではない・笑)か天狗様でも住んでいそうな、昼なお暗い、鬱蒼とした谷の相だった。
で、こちら下流側。
北股川に流入しているところが見えている。
こんな感じで、すでに見えていたように欄干部分はほぼ全壊。
元の姿がよくわからん金属棒が飛び出しているのみ。これとかなんやったんかなあ?
渡って、正対。
いやほんま、スッキリした橋だこと(笑)。どんな欄干があったのか、想像すると楽しい。
ちなみに右の親柱のアップを撮ってないところを見ると、特筆すべきことがなかったんだろう。
なんだかんだでこの橋のキモは、
実はこの「失われた欄干」なんじゃないかと思った。
この感じ、例えは大げさやけど、あの「ミロのヴィーナス」の失われた腕がどのようなものだったのか想像を巡らせてしまうのと同じことで。
…やっぱ大げさか(笑)。
おまけ。
車に乗り込もうとして北股川を見下ろし…二度見。あれは…
なんのバイク?いつからあそこにいるんだろうか。
次回、ついに。