2012年7月21日、県内湖西方面を徘徊した際に、たまたま見つけたステキ橋。コレもテンション上がったなあ…。
場所はコチラ。
タメもなくいきますよ?…てか、南から来て狭い直角カーブを曲がったらいきなりあったんやもん(笑)。
コイツが。
一目見て古い橋だとわかった。欄干の雰囲気など県内ではあまり見たことなかった印象のそれは、ささやかな橋ながらも強烈に主張していた、この古めかしい町並みの中で。
テンション4割増しですよ!
向かって右の親柱にはお名前が。早速チェック!
「大橋」。ズッキーーン!!
いや、個人的好みで申し訳ないんですが、こういうささやかな橋や細い橋に「大橋」って名前がついてんの、大好きなんですよ。コレとかね(レパートリー他にもあり・笑)。しかもこの橋は「●●大橋」じゃなくてそのものズバリ「大橋」。
似たパターンに「高橋」ってのもあるのだが、要はまだ永久橋が少なかった時代に地域で唯一の、または代表的な橋に対して、誇りをこめてつけられることが多かった「大橋」の名称。
というわけで、ビジュアルと状況証拠的に古い橋であることが予想されたこの橋、
左の親柱に…
「大正十四年七月竣功」。
ちょっと親柱キレイやけど
大正橋梁キターーー!!
まあこの親柱については後年の補修っぽいけど、橋自体は正真正銘の大正橋梁!そしてこの探索日時点で、わたくしが滋賀県内で発見した、初めての大正橋梁だったのであります!
そして今でも、滋賀県内の橋(神社仏閣関連を除く)で竣功年がはっきりしているものの中で、大正(以前)の橋は極めてレア。2015年7月末現在でわたくしが記録している滋賀県内の橋638本の中で、大正以前の親柱を持つものはわずかに8本。うち3本は神社仏閣関連の古橋で、4本は残念ながら「親柱のみが古い」パターン。
つまりだ、
この大橋こそが、現在までにわたくしが唯一滋賀県内で発見し得た、大正以前の道路橋梁!
なのですよ!
…まあコレは除きます(笑)。ちと反則っぽいし、年号まではっきりしてるわけじゃないしね。
いや、そんなわけで完全にテンション倍増してしまったわたくしだったのですが、加えて、
!!!
ブーッ(* ̄ii ̄)ブーッ
まさかの、上路充腹コンクリートアーチ!!
もうイチイチ調べんのメンドクサイので書かないけど(爆)、滋賀県内でのコンクリートアーチ橋ってのはこれまた非常にレアなのですよ!パッと思い出せるのはあと2本だけかなあ…。
つまりはレア×レアの奇跡の橋、それがこの大橋なのでありました。
西側の親柱は、向かって右は先程と同じく「大橋」だった。
そして向かって左。コレも書かれていたことは同じだが、
今度こそオリジナルの大正親柱だ!
最後に、西から。
上記の理由から、この橋はわたくしの中で、県内有数のプレミアム物件なのであります。
この近くの「琵琶湖大橋」よりも、「大橋」でしょ!(笑)
巡り逢えて、幸せでした。
以上、完結。