追分の廃疏水遺構 【1】 (滋賀県高島市今津町追分) | 穴と橋とあれやらこれやら

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初めまして。ヤフーブログ出身、隧道や橋といった土木構造物などを訪ねた記録を、時系列無視で記事にしています。古い情報にご注意を。その他、雑多なネタを展開中。

 
2015年4月12日、県内半日徘徊で訪れた海老坂トンネル、そして海老坂トンネル旧道
 
 
この前回記事のラストで、ある伏線を張りました。…まあ誰も覚えてないと思うので(笑)、そういう方でもわかるようにイチからいきますよ。
 
 
それは予期せぬ出会いのお話。
 
 
そう。最もテンション上がるやつですよ。
 
 
 
 
 
始まりの場所はコチラ。
 
 
 
 
 
向こうに見えるは、
 
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海老坂旧道最大のランドマークである追分橋、その南詰を見ている。
 
路肩の外には窪み。特に注目に値するようには見えない、普通は無視するレベルの眺め。なんでこれに着目しているかといえば…
 
 
 
 
 
追分橋のたもとで、見ちゃったからだ。
 
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焦らすなって?(笑)
 
 
 
 
 
 
この窪みはいつしか「溝」のようなビジュアルになり、そして
 
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!!
間違いない。
 
 
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コレ、何らかの水路跡でしょ!
 
どっから来ているのか、農業用水なのかなんなのか、何らかの名称があったのかなかったのか?さっぱりわからないが、明らかに今は使われていないであろう開渠の遺構が、臆面もなく見えておるではありませんか!
 
 
なんかないかな~、と常にキョロキョロしているのは我々業界人のサガだが、時にこういうボーナス・ステージが登場するから、ヤメられんのよね~!神様ありがとうございます(笑)。
 
 
 
思いがけず出会った、謎の疏水遺構。コレは追いかけねばなるまいて。さらにオイシイ何かがありげな予感もあるし。それに、とりあえず手近なところに、テンションが上がる要素もすでに見えていたのでね!
 
 
 
 
それは、
 
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こういう掘割。いい雰囲気だ~。
 
 
 
 
 
振り返ると、
 
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これまたいい感じでしょうが!
 
 
 
 
 
長さは、8mくらいか?
 
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掘割を抜けて、振り返り。
 
掘割の外側(川側)にも、人道と思しき踏跡がある。疏水沿いに歩けるようになっていたのだろう。
…今も歩く者がいるかどうかはわからないけど。
 
 
 
 
この掘割をクリアすると、
 
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疏水の様子は、俄然ガチな感じに。
 
 
 
 

 

 
 
【2】へ続く。
 
今回は短くつないでいきますよ(笑)。