2012年8月28日、湖南~甲賀~東近江を徘徊した際に訪ねた橋をご紹介。この日のネタで記事にしているのは、ここの次に訪ねた鋳物師橋(仮)。ちなみにこの鋳物師橋、実質的な拙ブログ最初の記事でありましたな~(笑)。
タメなしでどうぞ~。
あら、つまんねえ~(笑)。思川(おもいがわ)を渡る、何の変哲もない橋。
一点だけ面白いのは、お名前。
どんどはし。む、こういう名前は好きだ(笑)。
「竣工平成五年三月」の銘板があった。面白味のない、近代の橋。…はい、本日のお題、実はコレではございません。
お題は、橋上から上流側に見えるこの橋…
…って、誰やねん(爆)。
いや、ちょうどご近所?の親子が釣りをされてましてね。わたくしがウロウロしてたらどっか行かれました。夏休み中の親子水入らずを邪魔してしまって、申し訳ございませんでした。
並行する古めかしい橋。はい、あっちがお題でございます。
さっそくそちらへ…って、
なんじゃあこの便所ぁあ!?
いや、実はこの背後に工事事務所っぽいプレハブがあって、そこのトイレなようだった。
橋は両岸ともAバリが置かれて、すでに一線を退いているようだった。思えば、背後の工事事務所と新橋の存在を踏まえて、この時点で想像できていてしかるべきだったが…。
親柱をチェックすると、
おお、ちゃんとお名前があった!
やはり同名の旧橋だった。ひと文字めの変体仮名?は、なんていう字なんだろうか。
反対側の親柱では、お誕生日も判明。
「昭和三十二年十月竣功」。
だいたい見た目どおりって感じ。ちゃんと欲しい情報が揃ったのは嬉しかった。
この幅員だが、
新橋が架かる前までは、普通に車を通していたはずだ。
渡ってからの、サイドアングル。
改めて見ると、並行する新橋にもシートがかかってるな。完成20年くらいでの点検中だったんだろうか。
それから11ヶ月後の、2013年7月28日。この日も湖東方面の橋ハントをしたのだが(この日の他ネタは牛飼道橋)、
その途上で立ち寄ってみたら…
あららら、様子が・・・。
どんど橋上から上流方向を見ても、
跡片もなく撤去されてるやん!
そう、前回の状況を改めて思い起こせば、あれはもう撤去間近って感じだった。そう考えれば、間にあってよかった、とも言えるのか。
かつての、正対写真。
って、便所正対やん(爆)。
それとほぼ同アングルで撮ったが、
スッカーーンと。
四枚上の写真のように、旧橋への道跡は残っていたものの、橋については「ここまでまっさらになる?」ってほどになんの痕跡も残っていなかった。ちなみにその写真に写っている大きな石碑は、「県営ほ場整備事業竣工記念碑」。コレは確か、写ってないものの初訪問時にはすでにあったと思う。
こういう、地域密着のささやかな橋であっても、その変遷を記録できたことは意味のないことではないと思う。どんどん失われていく昭和中期以前の橋、これからもできる限り記録していきたい所存である。
以上、完結。
マジメか。